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サブプライムローン問題に関連したことで教えてください。
サブプライムローンの債権を証券化して銀行などが買ったということですが、証券を買うとどういう仕組みで利益が得られるのですか?
先程NHKの番組を見ていてその部分がよくわかりませんでした、初心者なのでわかりやす~く教えてくださる方よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

わかりやす~くですか。

^^;

サブプライムローン自体が日本ではなじみがないので別なものに置き換えてみましょう。
似たようなもので不動産証券化を例にとって見ますと、
不動産100万円を証券化して10万円で10口投資家に売ります。
買った人はその不動産の家賃から分配金を受け取ります。
年10%の分配があるとしたら、10年で元が取れることになります。
この10%の利回りは、その元本の危険性によって高低があります。

例えば、国債は国が保証して安全なため、利回りは低いものになります。
一方、不動産の証券は家賃が入らないとか地震で不動産自体がなくなるとかの危険性がありますから、利回りは高いものとなります。
これをサブプライムローンに当てはめますと、なにせ信用力の低い低所得者向けのローンを証券化していますので、利回りはかなり高いものなっています。

この低所得者の人達がまじめにローンを返済していれば、その返済金が高利回りで分配されるため、証券を買った人は大儲けです。でも、実際には焦げ付いて大きな損失となっています。
そして、このサブプライムローン証券を買ったのが米国や欧州の銀行や証券会社です。
但し、サブプライムローン証券だけを大量に買った金融機関もありますが、殆どは、そのほかの証券とまぜこぜにしたパックで買っています。
従って、どこの金融機関がどれだけの損失を抱えているかがわからなくなっており、それが金融不安につながっているわけです。

このサブプライムローン、日本のゆとり返済と同じで今後支払が増えていきます。低所得者層が更なるローン返済の増額に耐えられるでしょうか。
この問題は数年にわたってくすぶることになりそうです。

この問題が表面化するまでサブプライムローン自体を知らない人の方がはるかに多かったはずです。もちろん私も知りませんでした。
今後怖いのは、サブプライムローン以外の金融商品です。日本よりも高度に証券化が発達している米国や欧州ではさらに恐ろしい証券があるやもしれません。
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