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古い文献を訳しているのですが、自分で自身をもてないので添削をおねがいします。文は「嵐山花飛んで風雪の如く桂涯(けいがい)水清うして寒玉(かんぎょく)の如し。」とあって私の訳は「嵐山の花が散って風と雪のようだ、桂の木の際は水が清くて絵の作品にある寒玉のようだ。」とこう訳したのですが、どうしても自身がもてません。特に「寒玉」の意味が自身がもてません。この訳であっているのかおしえてください。お願いします。

A 回答 (2件)

専門家ではないので、私の感覚的な訳になってしまいますが。



嵐山は、花が舞い散って、吹雪のようだ。
桂涯は、水が清らかで、美しい玉のようだ。

「風雪」には、「風と共にふる雪。ふぶき」という意があり、
「寒玉」は、「美しい玉。清らかですぐれた容貌のたとえ。冷たく美しいもののたとえ」という意があります。

「嵐山の花が散って」と解釈されていますが、これは嵐山の情景を表わしていると思いますので、「嵐山は……」とした方がよいと思います。

また、「桂涯」というのがどういうものか、はっきり分からなかったのですが、「嵐山」と対になるものとして、“桂川のほとり”ではないかと推測します(この詩は日本のものですよね?)。
この推測が正しければ、「桂の木の際」と訳してしまうのではなく、「桂涯」のままでもよいのではないかと思います。

そうすることで、「嵐山は……」「桂涯は……」と対になることがよく分かると思います。
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この回答へのお礼

分かりやすい回答本当にありがとうございました。桂涯が桂川のことを指すとはわかりませんでした。貴重な時間を割いていただいて、本当にありがとうございました。寒玉も大変分かりやすく理解できました。詳しい回答本当にありがとうございました。本当にたすかりました。

お礼日時:2007/09/17 14:13

#1さんの解釈でほぼいいと思いますが、この文って多分もとは漢詩の一部で、それを訓読したもののようです。

原詩は多分、
嵐山花飛如風雪
桂涯水清如寒玉
これで見事に対句になっています。「桂涯」は多分桂川のことを漢文的に表現しただけだと思います。それでわたしなりに訳をつければ、
嵐山の桜は吹雪のように散り、
桂川の水は寒玉のように清らかである
ということになるかと。「寒玉」は手元の漢和辞典(新字源)によると、
(1)冷ややかに澄んだ美しい玉。
と出ています。竹や水、月などの形容によく用いられ、また、竹、水、月そのものをも表すようですね。現代語訳としては「寒玉」をそのまま使っていいと思いますが、説明的に訳せば「冷たい玉」でしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。漢詩のようにも感じていましたがやはり漢詩でしたか、桂川の事を桂涯とやはり表しているようですね。回答さらに分かりやすく分析していただいて、本当にありがとうございました。これで、ようやく文が分かりやすく理解できました。貴重な回答本当にありがとうございました。実に助かりました。

お礼日時:2007/09/17 14:31

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