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砲術家としての稲富流なのですが

1・佐々木義国に教えを受けた、と聞きました。その義国は誰に教えをうけたのでしょうか?
2・流派があるからには他にどんな流派があったのでしょう
3・砲術においての流派の違いとはどんな部分を指すのでしょうか?
回答(推測でもかまいません。謎が多いので)よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

宇田川武久著 「鉄砲と戦国合戦」 吉川弘文館 が参考になります。


種子島銃が出来十数年後、早くも砲術指南師が各地をまわっています。
教えを受けた子弟子、孫弟子が改良を重ね多くの流派が生まれました。
No.1の答えに書かれている外、南蛮、禁伝、三島、津田、自覚、安盛、中島、遠田、天山、一火、岸和田、力川などの流派が知られています。
流派の違いは鉄砲の独自設計から始まります。  玉も独自に作ります。    火薬の調合も同様。
鉄砲鍛冶あての「鉄砲仕様書」、「玉こしらえ書き」、「玉薬調合次第」などが残っています。
撃ち方、構え方の違いは当然です。
汎用性より独自性の時代でした。
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この回答へのお礼

まだまだ沢山ありました!驚きです。
鉄砲の設計や火薬、弾丸、構え、撃ち方などの違いですか。
火薬量と弾丸に対する鉄砲鍛冶への製造注文があるわけですね。細かい注文になったのでしょうね。
南蛮流って気になります。禁伝も何か門外不出感出ています。
佐々木義国という人物についても「鉄砲と戦国合戦」にでているのでしょうか?よろしければ教えていただきたいのですが。

詳しい回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/14 20:44

No.2です。


佐々木義国は、本にも人名録にもないようです。
ただ「大日本史料」12-7 に稲富流の開祖「稲富直家」が書かれているそうで、そこに載っているかもしれません。
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この回答へのお礼

そうなんですよ。佐々木義国は謎なのです。書籍で探していましたがなかなか見つかりません。佐々木氏は名族なのですぐ見つかるとタカをくくっていました。
稲富直家で再度調べてみます。ヒントとなりそうな回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/15 21:28

2・流派があるからには他にどんな流派があったのでしょう



稲富流・井上流・荻野流・種子島流・田付流・関流・武衛流・森重流・陽流・高島流が確認されています。

3・砲術においての流派の違いとはどんな部分を指すのでしょうか?

 答えから申しますと関流は江戸時代からの宗家が存在しており、口伝の部分も全て伝承されているため正しく伝わっています。それ以外は明治時代に廃絶しており、現存する文書で再現されたものですので何処までが正しいのか不明ですし、口伝(奥伝にあたる部分)がわかっていないので流派の違いは具体的に説明することは不可能です。再生した鉄砲術は関流が絡んでいると思われます。
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この回答へのお礼

2については思っていたより多くの流派があることが分かり驚いています。
種子島流というのもやはりあったのですね。

3については奥儀なので仕方ないのですね。こんなに沢山の流派があったに関わらず、関流以外は明治時代に廃絶、記録が無いというのは残念です。鉄砲自体の構造が変わったからでしょうか。比較対照が存在しないのでは流派の違いが分からないのは道理です。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/09/13 20:48

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