火傷と治癒と跡　ラベンダー精油、馬油、オリーブオイル　

まず火傷に関しての正しい知識に関しては日本皮膚医学会のＴＯＰページに皮膚科Ｑ＆Ａの第８回やけどがありますので熟読してください。

http://www.dermatol.or.jp/

既に治療を受けられているのですから「第８回やけど」の回答と懸け離れていない限りは素人療法に走らないで下さい。
納得できないようならばお住まいの地域で火傷治療に実績のある医療機関を探して治療を受けてください。

1）に関しては火傷は火傷です。細胞組織がどれだけ損傷したかが問題です。

2）個人的にはラベンダーなどの香料はダメージを受けた皮膚組織への刺激の観点からは疑問符が・・・
敏感肌の人は化粧品でも無香料に拘ります。敏感肌以上にやけどのダメージは深刻です。

　馬油に関しては浸透性の高い油で軽い火傷や怪我の時に使っています。

参考
http://www.hanasuusuu.net/ka_bayu.shtml

まぁ原理的には湿潤療法と取れるのですが重度の火傷なら専門機関で治療します。
幸い名古屋では中京病院がありますから。

3）炎症が収まって皮膚再生が始まったらスキンケアがものを言うと思います。
まずは患部に紫外線を当てないように気をつけましょう。

次に心掛けるのが保湿です。
水分が潤沢な皮膚でこそ再生が活発に行われます。
油分は蒸発を抑える為のカバーと心得てください。

食事は細胞の材料となるたんぱく質アミノ酸を沢山取りましょう。
ついでにビタミンＣも。
その場合には薬局で売っているビタミンＣ原末がお薦めです。

１部についてですが、書かせていただきます。

（２）の精油についてですが、
日本アロマ環境協会の検定本やアロマテラピーの本には
必ずといっていいほど、

・原油を直接肌に塗らない

と明記されています。（基礎中の基礎として）
（精油は成分が高濃度で濃縮されているので）

下に、日本アロマ環境協会のＵＲＬを貼っておきます。

ただし、日本アロマ環境協会の検定テキストで
アロマの歴史として
ある科学者が火傷を負ったとき、近くにあったラベンダーの
精油をとっさに皮膚にかけたら、みるみる治り
それから精油の研究をしはじめたとはっきりと書かれています。

その人はフランスの人ですが、
フランスでは薬理的なアロマテラピーが研究されていき、

イギリスでは
リラックス目的や美容のためにアロマテラピーが研究されました。
（日本では、こちらのイギリスで進められたアロマテラピーが
基本になっているのではないか、という印象を受けます）


そして、話は変わりますが、
アロマテラピーは「自己責任原則」というものがあります。
字のとおりのことです。

そして、私は個人的に
「日本アロマ環境協会」が薦めていませんが、
自己責任で
アダルトニキビを直すのに
精油の原液を手にとり、吹き出物の部分につけ
そのまま１晩寝たことがあります。
（手はその後、石鹸で洗いました）

翌朝、起きてみると
吹き出物は小さくなっていました。
幸いなことに、肌トラブルはありませんでした。

また、家族にきちんと説明し、同意を得て
家族の手が荒れて切れている部分に
同じくラベンダーのオイルを塗り
手袋をして一晩寝たことがあります。
翌日朝、
「劇的にはよくなっていないが、少し落ち着いてきた。
マシになっている」といわれました。


医者ではありませんので、診断等はできません。
また、必ずしもdanzaさんに
精油が身体にとって合うかどうかわかりません。

しかし、薬理的に用いられている国や、歴史的背景もありますので
ご自分でよく考えて
自己責任原則の上で
ご使用になるなら、なればいいと思います。
もし、決められたら
はじめは、ごく少しの範囲のみにとどめておき、
トラブルが出たら、即皮膚科に
行かれることをオススメします。

また、塗るのであれば、ごく少量にした方が肌にはいいと思います。（成分が濃縮されているので）

また、精油を店で購入する際は、
火傷を治すために・・・と言わない方が賢明です。
原液で塗ってはいけないといわれるでしょう。

参考URL：http://www.aromakankyo.or.jp/about/safety.html