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自分はワーキングプアに該当する二十代の男です。明日も派遣で日払いの仕事してきます。
自分は政治に疎くていまいち分からないのですが、時々、小泉政権や構造改革によって、貧困層やワーキングプアが増加したという話しを聞きます。
小泉政権や構造改革とはどういうものだったのでしょうか?教えて下さい。宜しくお願いします。

A 回答 (16件中1~10件)

再度NO1です。



経済学には、1.<供給側>を重視する経済学と2.<需要側>を重視する経済学と、二つあります。小野教授は、動学という立場から、インフレ時とデフレ時では異なる経済政策に立つべきであると主張しています。

1.<供給側>
財政支出切りつめによる政府のスリム化と民間の「リストラ」という構造改革により、経済の市場メカニズムを信じてそれを活用しようとするものである。これは、企業の効率化(要は、派遣社員の増大や、アウトソーシングにより正社員のリストラ化を図ることです)や非効率な政府部門の縮小によって、経済全体の生産力という供給の側面を改善することにより、景気を回復させようとする考え方のことです。マネタリズムやニューケインジアンはこちらのグループです。ケインズという名前がついているから、ニューケインジアンが、需要側を重視するかと言えば、それは本質を見ていません。ラベルにこだわると本質が見えなくなると言う好例です。

<供給側>の政策を取るとこうなります。まず失業者の存在は、失業者にやる気がないことになります。何故なら、供給に見合う需要が必ず創出されると言う仮説に全面的に基づいているからです。従って、そういう失業者を切り捨てるために、例えば、社会保険を見直し、生活保護制度も、生活保護を受けるような人間にやる気がないので、出来るだけそうういう社会福祉制度をなくす方向に向かいます。これは良い悪いの話ではなく、論理的な帰結です。また、職業訓練をしてスキルを身につけさせれば失業は解消されると言う結果になります。

労働市場の不完全性が原因で起る失業は、例えば、労働組合のストライキによって賃金を高水準に保っているため、企業は需要に応じて、賃金をきめ細かく決めることができないため、需要量や価格に関する情報がうまく伝わらずに、需要と供給のアンマッチが生じ、失業者が増大するという考え方になります。この考えをとっているのが、ニューケインジアンです。ここで、重要なのは、ケインズは、経済全体の需要が不足するため、雇用機会(働けるチャンス)が失われる、非自発的失業が増大すると考えましたが、ニューケインジアンは、そのようには考えないで、あくまで供給側の要因によって失業者が増大すると考えていることです。詳細は述べませんが、ニューケインジアンは、ケインズ主義とは全く異なるグループに属しています。

小泉元首相は、2001年に、2兆7千億円の補正予算を組み、数十万人の失業者の受け皿として、新・緊急地域雇用特別交付金や職業kんれん期間中の失業手当の拡充を図りました、それによって、公立学校の臨時教員や駐車違反取締りの支援要因、森林作業員などを増やしましたが、雇用期間は、原則六ヶ月未満であり、最高でも一年と言うものでした(日本経済新聞2001年10月15日付け)。失業者に仕事を与えるべきだと言う風にここで、小泉首相は学んだと言うことです。これは単純な構造改革よりはまだましであり、その点で評価は出来ますが、一方では、長期的事業の凍結により財政資質を切り詰めると言う、全くアンバランスな政策を取っており、政策課題の優先性を全く理解していないと言う、自分のやっている政策の意味を本質的には理解していないことを露呈させました。例えば、毎年ゴミ処理施設や産廃処理施設の立替や新規事業に1兆円ずつ10年や15年計画で進めると言えば、上のような不安定な雇用ではなく、安定した雇用が生まれ、廃棄物処理技術への技術開発も進み、将来の戦略産業になるかもしれません(誤解だらけの構造改革P218~)。

字数の関係で述べませんが、マネタリズムなど<供給側>の経済学は、感覚的、刹那的な庶民感覚の正義感に訴えるため、小泉元首相は人気がありましたが、自殺者の増大、格差拡大、失業者の増大、また派遣社員の増大、正社員の縮小、という減少を生み出しました。これは、小泉元首相には、長期的ビジョンが全く欠けていた、お雇い学者の竹中氏にしてやれてたということです。竹中氏のような人間をまともな学者と見なすような発想がそもそもおかしいのです。安易な正義感やラベル貼りに終始すると、物事の本質が見えないと言う好例です。

長くなりましたが、経済は全体のメカニズムとデフレとインフレの時期により、政府はなすべき経済政策が異なるという経済動学を、もし、良かったら、私がアマゾンのURLを貼った本は、全て図書館で借りられますから、読んでみて下さい。
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この回答へのお礼

再度丁寧な回答をして頂き参考になりました。政治は難しく感じますが、なんとなく分かった気がします。ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/27 00:32

 産業再生法(産業活力再生特別措置法)、労働法改正の合わせ技で非正規雇用を増大させ、労働環境を悪化させたという認識ですね。



 今や日本の相対的貧困率は今やOECD諸国の中で高い部分に属すると国際機関であるOECD(経済協力開発機構)が指摘しています。そういう状況に今あるのです。

 これは、回答とは関係ありませんが、若いうちはいいかも知れませんが日雇いではキャリアも積めませんし、正社員になるように模索した方がいいと思います。

 又、最近の話題として、政府与党が提出した改正雇用保険法が施行されます。結構厳しい内容なので労働者は、一度目を通しておいた方が良いと思います。

以下は、参考資料です。

■規制緩和の影響触れず 労働経済白書 政策の功罪検証必要
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/ …

■視点・論点 「派遣業 急成長の影」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/4402.html

■失業対策切り捨て
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2007-01-11/200 …

■雇用保険法等改正
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/koyouhoken05/p …

■OECD対日経済報告書 2006年度
http://www.oecdtokyo2.org/pdf/theme_pdf/macroeco …
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この回答へのお礼

参考になりました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/27 18:36

何度もごめんなさい。



まだ若いワーキング・プアさん!!
少し長いスパンで生きてきて、
政治がおかしくなった、
内閣人事から(おもに渡辺美智雄諸大臣時期で)官僚人事が歪に歪められ、
その基礎出のクーデター改悪が
表立った大平氏以降の諸首相が自分さえともかく罪にならなければ、
許される、、というので、
利権に走った閣僚人事がされた・・
もちろん!一部で、その悪事を進めるにあたり、
国民の注目を集めさせる人事をして、
ほんの僅かの彼らにマスコミは注目スポットライトを与えたのですが・・・

本当に!重要なのは・・・

ワーキング・プアという立場を作り出した根本原因は・・・
大平氏が暗殺されて以降の
内閣で民営化で私利私欲利権にかぶりつこうとする諸大臣を、
渡辺氏が政治行政の根本をつかさどる官僚人事を好き勝手にさせてしまっている・・・

それが、、

日銀の人事であり、
バブルを煽る方針できたこと、、
その結果、
中曽根氏のプラザ合意で
ベトナム戦で国際通貨を維持するには、
金保留量が激減しすぎて、
アメリカ財務証券という$紙幣より一層!紙きれの有価証券を
米国の財政を助けるために増やし、
日本国内では、
ともかく!無駄遣い、浪費をすることで
赤字国債を増やし、
しかも!高利息の時期だから、
それはアッという間に、巨額な借金になってしまっている・・
というよりも・・・・

米台湾ユダヤ政商資本により、
日本経済を直撃できる経済法制に変えさせるために、
日本国を財政破綻させるべく、
暴力的な経済・行政政策が実施されてきた。。?!?

それら政治上の国民への裏切り政策、行政の結果が、
日本の財政破たんであるということ。。。

小泉氏の末期政権下で強硬通過させた政策は、

竹中氏による、
米FRCバーナンキ議長の日本経済戦略をそのまま受け入れたもので、
企業が目下、毎日のように「けったいな!」不祥事を起こしてるのも、
この時、強行された企業は、社長と従業員の物ではなく、
大株主の物であるという
企業方針・・

こりゃあ・・・

ユダヤ政商の巨大資本に屈服する以外になくなってしまう・・・

キリスト教大だかの矢代氏の弁は、
この点を無視して、
財政破綻からの視点で始め!!!、、
安倍氏の財政改革をますます!急いで進めるという・・

ますます、競争主義、効率主義を進めると、
淘汰がますます急激に進められ、
格差が開くばかりで、
絶対化して固定化され、

世代通じて、

固定される・・・という当たり前の理屈を決して学者のくせに知らん顔して言わない、姑息ダヌキ?!?

あんまり、腹が立ったので、、こういう視点もあるよということで、、
若者に伝えておきます・・

あなた方は、、

大平首相までの
日本の社会の自主性、民主主義への熱い思いで
新聞も政治家も財界人もそれぞれの立場で、
お腹の中の本音を言って、
また庶民がそれを話の種に
どこでも熱くなってお互いの社会に関心を寄せていた時代を知らずに育っている・・・

ので・・!??  


今、NHK日曜討論で、
与党に対して野党が参加するのではなく、
この司会者の時に有りがちな、
安部渡辺公明党系ユダヤ政商属国主義の論客をメインにしてるな・・・

カン・サンジュンは表向き表現が控えめで穏やかですし・・・
実は含みが深くてきついのですが・・!?

ま。国民は、時事を知ろうとすると、
政権への批判意見は、
昔のように、あから様に!丁寧な説明をされるのではなく、
こういう辛うじて、テレビに出演させてもらえる!?
カンサンジュンさんのような含み深い言葉を解析して、
調べないと分らない・・・

エライ世論抑制の時代になってしまった・・・!!
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この回答へのお礼

自分は理解が浅く難しい話しですがなんとなくわかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/27 18:35

当初、小泉政権には、


YKK(山崎拓、加藤)&田中真紀子さんと、
自己利害とはなれた国民利害の視点での政治観を持ってる人が選ばれたと、
大きな期待を受けてスタートした。

が・・・真紀子さんは外相として、
底知れないしかも隅々まで浸透してしまってる裏金問題に手をつけ、
野党は、裏金に関与した者は、
徹底的に更迭排除しろと叫ぶ・・

が。。。
渡辺美智雄氏が諸大臣就任するたびに
強烈な人脈と石油利害と山口組との関係強化して育てた
安部渡辺公明党の息のかかった官僚たちが、
真紀子さんとアホの坂田のような北海道出身議員の使い込にだけ焦点を合わせ、
肝心の次官は
真紀子外相を見下し、
しらばっくれるばかり・・
真紀子氏は調べると、
本当に共産・民社?社民?の言うとおり片っぱしからやめさせると、
新入官僚しか残らず、
外務省が機能しなくなることを確信し、
一転して、
擁護に回る・・
(恐らく!?福島女史、志位氏は自覚の有無にかかわらず、
発言を見てると、
安部渡辺公明党ら台湾米ユダヤ政商政権を肝心の危機に立った時は、
必ず!サポート側に回っている・・・
窮地に追い込まないように、
追及側を抑制する発言をしている・・・?!?

土井さんは、正論を追及するが、
現実を見ることもする・・
それが安部渡辺公明党には邪魔だから、
福島氏を担ぎ出して、
共産党志位氏だけでなく野党でのいざという時の緩衝材に据えた・・

油断はできない、
彼らはいつ裏切るか分らないから・・?!?

小泉政権が、強行採決で国民への攻撃的な政策(ユダヤ政商へ迎合する政策)を通過させた時、
彼がブッシュらに会うとき、
非常にエルビスの真似をしたりヒョウキンなスタンド・プレーを
演出していたが、
彼の顔は引きつっていた・・
で・・・・
最後に、、米国のターゲット国だか敵対国だかを訪問した時の彼の表情が、
とても自分をとり戻し、
人間としての良識、見識をもった人の顔に変っていたのに、
暫く、、、訳がわからなかった。。
でも、、、国会をできるだけ、
ラジオにせよ、できればテレビで、
中継をそのまま見るようにすると、、

彼の答弁がヤケウソとしか思えない発言、
時には、、、渡辺氏のほうを向いて?
「これも、私がやるの?」って、尋ね、
挙句に始めたのが、
「総理大臣だって、細かいことまでは分らないのです」っていうのや
「精神論」「哲学論」で、
しゃべってる自分でもアホくさいというのがまざまざと
感じられる・・

彼は、傀儡政治家だ・・・
彼を駒にして誰かが、彼にそうさせている・・・

では、、誰が?っていうのが当時見えにくかった・・
広島の中川氏かな?と思っていたが、
それは、安部渡辺公明党政権で正解が公表され、
近代政治史の真相解明が楽になった・・

でも、小泉氏はそれほど、度胸のない人物にも思えないので、
おそらく、、ご自身が脅迫されてるから、
駒になってるのではなく、
何か、国民への危害を加えるぞという脅迫の下で、
滅茶苦茶で、本音丸見えの国会を演じてる・・

その脅迫は、どんなのかな?・・ってのが当時の気になることの一つでした。。

がそれは、ドイツでのサミットで、
それ以前から、
中東派兵で、
仏シラク大統領と協力発言した英ブレア氏に、
米ユダヤ政商らは、シティをTOBする、
英国銀行をTOBするという発表があり、
サミットで、マイクとカメラが入ってるのに気付かずに、
昼食で、かぶりついてるブッシュのそばにそっと、ブレア氏が寄っていて、
中東情勢増派は何とか考え直せないか、、というようなことを
そっと、話しかけている・・・
その姿を見たとき、
英国の歴史で
培われてきた人間としての細やかな感性、優しさ、いつくしみ、謙虚さs、、日本にかつては根付いていた(ここ十数年間、公明党が台頭してから、殺伐としたなかで消え去っていっている)共生,共感と同じだなぁ、、と胸が熱くなった・・
が・・それまでは英国紳士然とした身だしなみが、、
まるで、寝る時間もないのだろうし、
大変なストレス、問題に苦悩してるのが、
寝起き?orかきむしった髪・・?乱れたままの彼をテレビで見ることになる。。
シティと英国銀行のTOB・・・
国家の財政経済の主権を巨大資本によりTOBされることの意味・・

経済音痴の私にはわかりませんが、
ブレア氏の表情でその意味の大変なことは想像できました。。

ところがです・・

安部渡辺公明党政権になると・・・
サラリと!東京株式市場のTOBのニュースがされ、
郵貯の数百兆の資金が、

ゴールドマン・サックスのロバート・ゼーリックに
一任してしまった?!?

彼は、社会保険制度が完備されてないアメリカ国民が、

もともとは電力会社のようなエネルギー会社でありながら、
金融商品を取り扱えるよう、
また、国民が利用しやすいように、
ATM化にも政治でバックアップして、
国民は半官半民のイメージで
お金を投資させ、
滅茶苦茶な会計処理で破たんし、
社会問題になるというので、
911テロを仕組んだということを指摘する評論家もいる
(チョムスキー博士)

そのエンロンに深くかかわってる、、ぜーリック氏に託して、
国民は騙し取られないだろうか?

安部渡辺公明党政権は、
自分たちが厳しい政策を打ち耐えたのではないと、
小泉氏の煽りを食ってるだけだと・・
いうのも

ユダヤ政商がらみの政治家の常とう手段に思います。。

世界開戦時の内閣も、本当の黒幕の
大久保利通、西園寺らが、
自分の部下や敵対する民主主義を主張する政権を建てたときに、
(角栄さん、大平さんの時も)
頭だけ国民視点の人物でも、
次官ら財界人、検察、裁判官、日銀、大使、、
ジャーナリスト、、
が固められ、
戦前では内務局という特高警察が
二宮金次郎を利用して、
後々には大政翼賛会として、
国民一人ひとりの全体主義化、ファシズム化システムを作っておき、
開戦を止めることができないようにして、

戦争は開戦されている。。。


敵を見誤ると、

真の敵を活性化することになる・・?!?

大体!
これまでスキャンダルを起こして無理、世論ということで
やめさせてる大臣は
皆、国民視点で民主主義視線で
安部渡辺公明党政権にとって目の上のタンコブだった人物だし、
ブッシュをいら立たす政治家でもある・・

安倍氏が自分で考えると強調して、
外遊してるので、
おそらく、現地でブッシュCFRからの指示と計画のすり合わせがあったのではないでしょうか?

日本では、
実際は、渡辺氏、経団連宮内義彦氏ら台湾資本らの相談人事ではないのでしょうか?!?

武部氏を発言を見て、
小渕氏しのときかどさくさ人事の中
野中氏が自分の眼先利益確保するために、
国会の人事を利用した¥・・・
本当は決死の覚悟で当たらねばならない状態でしたのに、
現状維持をし、
国民をごまかすことに腐心したから、
国民にとって最悪の条件での民営化する羽目になってしまっている・・?!?

武部氏は掃除の野中氏と同じような匂いがする・・・?!?
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この回答へのお礼

参考になりました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/27 18:30

ちなみに、この本もお勧めです。


構造改革論の誤解
http://www.amazon.co.jp/%E6%A7%8B%E9%80%A0%E6%94 …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/27 00:34

 No.7です、禁止されている議論を誘発するような発言をしてしまいました、申し訳ありません。

確かに読みもしないで政治的選好をどうこういうのは良くないですね(ちなみに確たる社会的地位=ドグマに陥らない、という保証はないです)。

 これ以上は議論すべきではないと思いますがいくつか事実を述べさせていただきます。

・アメリカはマネタリズム一辺倒ではありません、数多くの優れたニューケインジアンを輩出していますし(そもそも需要創出政策を積極的に採用したニューディールもアメリカです)、政治の面でもブッシュの様なサプライサイダー(格差の拡大に冷淡)ばかりでもないです。
・マネタリストは失業を失業者自身の努力不足のみを原因としてはいません、それこそ就職情報が完全でない事などは個人の努力ではどうにもなりません。 
・全てのサービスを民営化するのが最も効率的などと考えているマネタリストは殆どいません、それはリバタリアニストと呼ばれるべき超少数派です。

異なる見解を人間が持つのは当然の事ですが、明らかに事実に反する事を鼓吹するのはこのコミュニティのさらなる低レベル化に繋がりますので列挙させて頂きます。
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最大の功績はケインズ政策から離別して市場主義主義経済・マネタリズム政策に転換したことです。

赤字国債の額を30億円以下にすると宣言して、世論、自民党抵抗勢力、ケインズ経済学者の大反対にあって、譲歩せざるを得なくなったことが、彼の評価を下げる要素になったのは残念至極です。

社会の貧困層(質問者さんのいうワーキングプア)が拡大する原因は、国内経済に於ける需要不足が原因であるというのがケインズ経済学者、財務省国土交通省をはじめとする高級官僚、大手中小ゼネコンなどの抵抗勢力の意見です。

小泉首相、竹中金融担当相はそうは考えません。国の財政赤字が800兆円、金融機関の不良債権が?兆円という常識を無視した国民経済のアンバランスが生じ結果としてワーキングプアが生じた真の原因は市場主義主義経済・マネタリズム政策を採用しなかった過去の政府自民党政権の誤った政策運営にあると主張しました。その典型例の政策が道路公団民営化・郵政民営化であったわけです。

どういうことかというと、市場主義主義経済者・マネタリズム政策主義者の主張は、市場主義主義経済・マネタリズム政策を取っている限り「需要不足は起こりえず、必ず需要と供給は一致する」というものなのです。よって極論すれば市場主義主義経済を阻害する要因を取り除けば、必ず需要と供給は一致し、ワーキングプアー問題は解決するとなるわけです。

>時々、小泉政権や構造改革によって、貧困層やワーキングプアが増加したという話しを聞きます。

私はもし小泉政権が誕生しなければ、貧困層やワーキングプアの増加は、現状どころでなく、惨憺たる有様と思います。「小泉政権や構造改革によって、貧困層やワーキングプアが増加した」というのは、時代遅れのケインズ経済学者、財務省国土交通省をはじめとする高級官僚、大手中小ゼネコンなどの抵抗勢力の、くやし紛れの「たわごと」です。

ただし、私は経済学論争でワーキングプア問題は解決しないと思っています。つまり小泉政権の意義とか評価だけでワーキングプア問題を論じることはできないと思っています。

ワーキングプア問題の本質は「社会的・経済的弱者に対するセイフティネットをどう構築するか」の問題です。阿部首相は「再チャレンジが可能な社会の構築」ですが、私は同感です。

例えば、ワーキングプア・ブルーハウスの住民に対する就業支援(ハローワークでの特別窓口設置による特別就業支援、生活就業コンサルティングサービスなど)「再チャレンジが可能な社会の構築」が一番重要でしょうが、マスコミや世論の反応は、今一のようです。私は、これについてもっとたくさん意見がありますが、質問の趣旨に外れるので省略します。
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この回答へのお礼

再チャレンジが可能な社会が構築される事を望みます。参考になりました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/27 00:24

NO1です。



ネットの悪しき面が出ています。本を読みもしないで、「政治的選考」というレベル張りをするのは、2ちゃんねらーがその最も得意とするところです。又聞きの情報を鵜呑みにし、自分の感情が全面的に正しいと、何の検証もなく言うのがおかしいのです。

アメリカの経済学はマネタリズム一辺倒です。その結果、超格差拡大社会が現出しています。しかし、アメリカは実際需要が不足するため、軍需に金を注いで、需要の不足を補っているのです。従って、アメリカにとって「戦争」は美味しい商売と言うわけです。これは戦前のドイツ、日本でも、同様のことがおきました。

マネタリズムと言うのは、要は、「需要不足」という概念は存在しない、効率的に供給すればそれに見合う需要が自然と発生する(これは「セイの法則」と呼ばれる悪しき法則として有名です)ため、失業者はそもそも発生しないはずと考えます。もし失業者がいるとすれば、それは自発的失業者であり、要はやる気がない人間だという考えです。なぜ失業者が現われるかと言えば、
(1)失業者は自ら望んで失業している
(2)何らかの理由で賃金が高すぎたり、就職情報が完全でないなど、労働市場の働きが不完全であるため、、労働の需給調整がうまくいかない
というあまりに現実とかけ離れた理由が考えられています。幾ら難しい話のように思われるかもしれませんが、要は失業者の努力不足で失業者が発生すると言う考えなのです。何故なら、マネタリズムにとって市場は完全なメカニズムだからです。従って、小さな政府を目指し、全てのサービスは全て民間と言う名の市場に任せるのが最も有効であり、国鉄がJRへ、電電公社がNTTへと民間化しそれによって、赤字経営が解消したのと同じように、郵便局もより民営化されれば、必ず質の良いサービスが競争により出来るため、需要が生じるはずだと言う、あまりに単純で素朴な考え方なのです。小泉首相は、思考するのが下手な人間でありました。出てくるのは、短いキャッチフレーズで、国民を騙し続けたのでした。

ちなみに、小野善康氏は、大阪大学社会経済研究所所長であり、立派な学者であり、「政治的選考」などというドグマに陥るような人間ではありません。ドグマに陥った人間が学者として本を書き、論文を書き、学会で認知されるはずがないからです。
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この回答へのお礼

参考になりました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/27 00:21

個人的見解ですが、、、。


高度経済成長期の池田内閣の平成版って感じですかね。

池田内閣は、高度経済成長を達成するために「所得倍増計画」などと謳って大企業保護と農村部への補助打ち切りをセットで行いました。
その結果、日本は高度経済成長を達成したけれども、その負の遺産として公害問題や農村問題が起こりましたが経済成長を達成するまでは無視し続けました。
で、経済成長した事や、石油化学工業の台頭で、原動力であった製造方式が無用となり初めて「水俣病」などの公害問題に取り組みはじめました。

バブル崩壊後の失われた10年後に、小泉内閣によってセーフティーネットよりも景気回復を優先させた小泉内閣の負の遺産が、安部内閣になって噴出(さらに運が悪いことに年金問題も重なる)ってのが現状でしょうか。

つまり、「池田内閣の正の部分としての高度経済成長達成、負の遺産としての公害問題」にたいして、「小泉内閣の正の部分としての景気立て直し(個人的には回復とは思ってないので)、負の遺産としての格差拡大」といえるかと思います。
歴史は繰り返す、、、なら、バブルが待ってるはずなんですがね~。そう上手くいきそうにないかな、、、。
以上、参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

参考になりました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/27 00:19

歴史に類を見ない悪の独裁政治を行った罪悪人です。


1.公約を破る事が大した事では無いと国会で答弁した
2.自分の言うことにそぐわない者は排除した(党の公認を外し追い討ちをかけた)
3.弱者を追い込む政策をゴリ押しし、追い込んだ
4.行った行政改革は天下りのための改革だった。(民営化はしたが不透明にして行政法人などの数は増やした)
5.建て前は財政建て直しをうたっていたが、国債額を大幅に増やした
6.アメリカ追従で日本の利益を考えなかった
7.バカ(ジョージ・ブッシュ)と阿呆(小泉純一郎)の連携で世界に多大な迷惑をかけた
・このような者がまだ国会議員で居るなど考えられない
日本はつくづく温和な国だと思います。
・先の参議院選挙はこの政策からの結果だと思います。小沢さんに期待したものだとは思いません。ちょっぴり安倍さんが可哀想に思われましたが
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この回答へのお礼

参考になりました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/08/27 00:17

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