プロが教えるわが家の防犯対策術!

詭弁術にはどんなものがあるのか知りたいです。
あまり有名ではない方がより良いです。自分で考えた詭弁術大歓迎です★
ヨロシクお願いします@

A 回答 (5件)

 


これは、伝統的論理学で、「虚偽論」「誤謬論」と呼ばれているものが、大体対応します。論理学の教科書で、調べると一覧が出てきます。普通、考え付く詭弁論法は、この虚偽論で、ほぼカバーされます。

たとえば、系統的でなく例をあげますと:

A)「語義曖昧による虚偽」:ある言葉を使って議論するとき、いつのまにか、その言葉の定義が変化している場合。また、場合場合で、意味する内容が違う場合。

例)「正義」とは「人を殺したりしないこと」です。ところが、裁判官Aは、「正義の実現」のためと称して、B氏に死刑判決をくだし、後にBは死刑執行されました。国家による殺人です。国家は、「正義を守らない」のです。

これは「正義」の定義が、途中で入れ替わっているのです。あるいは、間違った概念の定義付けの虚偽も入っています。

B)「文意曖昧による虚偽」

例)
質問者)「では、大臣、貴方は、その5百万円を受け取ったのですね?」
大臣)「いえ、わたしは受け取っていません」

後に、大臣が確かにその場で、賄賂を受け取ったことが秘書の証言で明らかになった時の大臣の言葉:「わたしは、確かに受け取らなかった。側にいた秘書のA君がね、受け取ったのだよ。その金はどうなったか、それはA君に聞いてくれ。わたしは知らん」

「受け取る」というのが、金銭授受の「受け取り」か、札束を手などで受け取る動作かの混同。

C)「偶然の虚偽」:特定のことについて妥当することを、類一般に適用する虚偽。

例)男で、耳にピアスを開けているやつは、ホモでどろぼうである。このあいだつかまった窃盗犯のAは、ホモだった。

例)A氏は、北海道出身の弁護士ですが、すばらしく誠実な人です。有能で、申し分ありません。弁護士は、やはり誠実で有能な人は、北海道出身者ということです。B氏も北海道出身です。間違いなく有能で誠実な人です。

D)「論点相違の虚偽」:これは色々なパターンがあります。問題にしていることと、論理的に関係ないことに話をずらしたり、論理的に成立しない「説得性」などで、主張が正しいなどとする詭弁です。

例)「論点変更」:Aが犯罪を犯したかどうか、そもそも犯罪者は、その被害者を正面から見ることができないものです。あそこに被害者のB嬢がいます。向こうからはこちらが見えません。ではA君。(Aが立ちあがって冷静に、Bを何の動揺もなく見る)。このように、A君は、犯罪者などではないのです。

これは「論点変更」ではなく別の虚偽も入っていますが、「犯罪者であるかどうかの問題」が、「被害者を正面から見ることができるかどうか」にすり替えられているのです。

例)「権威による論証の虚偽」:A博士は、T大学の物理学教授であり、この問題では、専門家であるA博士の回答が正しいのです。

回答の正しさは、内容によるもので、回答者が博士であるか、どこかの大学の教授か、専門家であるかは関係しないのです。

E)「論点先取の虚偽」:証明するべき内容が、最初の仮定にすでに入っている虚偽。

例)A氏の「不当逮捕に抗議する集会」の皆さん。A氏は、これこれの経緯で、違法な警察の判断で逮捕されました。その違法性は、皆さんが、「不当逮捕に抗議する集会」に集まってくださったことからも明らかです。不当逮捕されたからこそ、このような抗議集会も成立したのです。

例)殺人犯Aの残虐さは、まさに想像を絶します。なぜAがこのような残虐なことをしたのか、それはAがまさに、殺人を犯す人間だからでしょう。また、Aは犯人でないという人もいますが、そのようなことはないのです。Aは殺人犯であるからこそ、あのような残虐なことをしたのです。

また、有名な、意味包含関係の詭弁というか、誤謬論法があります。これは、間違った形式の三段論法です。

例)聖母マリアは処女でした。わたしは処女です。ですから、わたしは聖母マリアなのです。

例)「教えてBAKA」には、素晴らしい回答者が多数います。私も回答者です。だから、私は素晴らしい回答者なのです。

この論法は、気づかれなにくい形で、結構あるのです。

以上は、わたしが例を作ってみたのですが、あまりできのいい例が作れません(聖母マリアの例は、これは有名なものです)。以下の参考URLを参照してください。特に、「詭弁論理学」というサイトは役に立ちます。

>誤謬論
http://www.sal.tohoku.ac.jp/~shimizu/medieval/lo …

>詭弁論理学
http://www.d2.dion.ne.jp/~majinbuu/kiben.htm
 

参考URL:http://www.d2.dion.ne.jp/~majinbuu/kiben.htm
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この回答へのお礼

asterさん@
とても解りやすかったです
ありがとうございました☆

お礼日時:2002/07/07 10:35

 これもよく使われ、きわめて反論が難しい。

無視するか、「私が間違っていた。スマン。許してくれ」と言うしかない詭弁です。
<逆手取りの詭弁>
「真に受けの詭弁」とも言います。議論の中で、相手が何か間違ったことを言ったとします。すると、それがどんなに軽く言ったことであろうとも、その一点に対し故意に重大なこととして「真に受け」ます。
 そしてそれがいかに誤りであるか、大量の文献を引くなどして徹底的に反論します。相手も意地があるので、簡単には「私の間違い」とは認めません。するとますます深みにはまりますので、これでもかこれでもかと反論を続けます。
 また、「あなたのおっしゃる通りだとすると、当然○○は△△だということになりますね。それがあなたの主張なのですね!」と話を拡大します。
「わかった。君の言う通りだよ」と言っても、「何をいまさら…ここまで話を引っ張って…本当に納得してもらえたのですか? まだお疑いならいくらでも証拠や商人はありますよ」と不満顔を見せます。
 話を引っ張ったのは本当は自分なのですが、「相手が××にこだわり、延々と主張し続けた。最後に納得したというのも疑わしい」という「形」を作るわけですね。
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この回答へのお礼

助かりました(>。<)
ありがとうございました★

お礼日時:2002/07/07 10:31

 一般的な詭弁術に関しては、参考URLをご覧下さい。



 これもよく使われ、反論が難しい詭弁です。
<当たり前の詭弁>
 論理的に物事を組み立てて語る人には効果的です。
 論理的に語るには、まず当たり前にことを前提にして、「これはこうですよね」,「これは納得されますよね」を積み重ねて徐々に結論に持っていくのが常道です。その、「当たり前の前提」の一つ一つに対して、「そんなことは当たり前だ!」「何を当たり前のことを言っているんだ!」と大声で恫喝する方法です。
 当たり前のことを言うとどうしていけないのか? いけない理由は別にないのですが、そう言われると何となくひるんでしまいます。その隙に自分の言いたいことを言う。相手の論理の糸を寸断し、繋がせない、という詭弁です。

参考URL:http://homepage3.nifty.com/hirorin/bookkiben.htm
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この回答へのお礼

nayannyanさん☆
参考URLも拝見させていただきました
ありがとうございました

お礼日時:2002/07/07 10:37

 こんなのは応用範囲が広いですよ。


<両極の詭弁>
 人間というものは、複数の価値観の中間で揺れ動いて生きているものです。例えば(仕事)と(家庭)。普通の人にとってはどちらも大切です。ただその割合が5:5か,4:6か,7:3か,というだけです。どんな仕事の鬼でも、10:0という人はいません。9:1がせいぜいでしょう。そこで …。
「君は仕事が第一だ、仕事に命をかけている、と何かといえば口にするが、先日有休をとって家族旅行に出かけたじゃないか。その間、会社では君の分の仕事を残業して片付けた者がいるんだぞ! ということは君にとって仕事より家族が大切だということだな。
 そんなに奥さんと子供が大切なら、会社やめるか? ん? そうすれば一日中家庭サービスができるぞ」
 年に一,二回家族旅行したくらいでこんなことを言われたらたまりません。つまり、二つの価値AとBについて、9:1の価値観を持っている人に対し、10:0ではないから君は0:10だ! と決めつける詭弁です。
 まだまだあります。まだ締め切らないで下さい。
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えーと、mochicoさんのお知りになりたいのは詭弁「術」ですよね。

詭弁ではなくて。
それなら、いくつかの術をあげておきます。
1.飛躍論理学・・論理的には結びつかないものを無理矢理に結びつける方法です。
2.過大評価法・・自分の主張したいことを実際以上に見せかけるという方法です。
3.過小評価法・・相手の主張を軽視または無視して取るに足りないことと評価する方法です。
4.恫喝法・・急に大声を上げるなどして、相手を威かして黙らせる方法です。
5.虚言根拠法・・自分の論点の根拠としてありもしないことをでっちあげる方法です。
6.すり替え法・・ずらし法とも言い、争点をずらしてしまう方法です。
7.かわらひら法・・意味の通じない訳のわからないことを言って煙に巻く方法です。
まあ、とりあえず思いつくのはこんな方法ですね。

この回答への補足

申し訳ありません…。教えていただいて申し訳ありませんが
詭弁術ではなく詭弁でした。。。すみません▼
またよろしくお願いします。

補足日時:2002/07/06 21:49
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