村上春樹の著作ですきなのは？

彼の本は大抵読んでます（読んでいない物の方が少ない）

私なりの意見としては、
「風の歌を訊け」から「羊をめぐる冒険」の３部作は、
当時新鮮で映像がくっきりと浮かぶ描写、シンプルだけど非常によく出来たストーリー、直ぐに虜になりました。
その場の空気が行間から自分を包み込む様な雰囲気がありましたね。
時代的にも（私が読んだ時の）年齢的にもジャストだったんでしょう。
でも「ダンス・ダンス・ダンス」でケチがついた感じです。
９０年代に８０年代のあの空気はもうありませんでした。

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」で頂点を迎え、
未だそれを超えられない気がします。

もう彼の作品を読んでもわくわくしないし、
すべてが３部作とまるで変化がなく、読むたびにガッカリさせられます。

主人公の「僕」が彼の作品では全部同じ人物に思える。
唯一違うのは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」

よって村上春樹は３部作と「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」、
あと数本の短編のみで十分で、それ以上読んでも時間の無駄です。

ボクも「ダンスダンスダンス」で疲れて読むのやめちゃったんですけど、久々の「神の子たちはみな踊る」は村上春樹が「語らなく」なっててとてもかっこよかったです。

歌の歌詞のような文章だなと思いました。心情を情景で語るみたいな。何も語ってないような。一言でいうと「ハードボイルド」って事ですか。前から（「ダンスより後は知らない）そうなんですか？（って逆に聞いたりして）。

＃２で回答したhatu-hatuです。

　すみません、どの部分がよかったか、が抜けたまま回答してしまいました。

「ダンス・ダンス・ダンス」は、ユキとハワイに出かける場面が好きです。
日本にいて萎縮していたユキが、ハワイで解放されたようになる・・というのが、自分自身の経験とオーバーラップするからかもしれません。
　あとは、主人公の「僕」が深い喪失感から、立ち直っていく（？）という話も好きなのです。

「羊男のクリスマス」は、うーん、もともと絵本っぽい感じの本で、ページ数も少ないので、あの世界が好き、としか言いようがありません（＾＾；）

　ではでは、失礼いたしました。

小説の中では、「夢で逢いましょう」に入っている「アスパラガス」が一番好きです。

どこがいいのかというと、おもしろいんです・・・って答えになってませんね。あえていうならユーモラス？うーん。ちょっと違う気がします。うまく表現できませんが、比較的シリアスな状況の中での微かなばかばかしさが気に入りました。
エッセイの中では（エッセイに入るのか疑問ですが）「そうだ、村上さんに聞いてみよう」が一番好きです。
読者とのやり取りの中で村上さんの魅力がうまくでていると思います。
それに、読者の質問に村上さんが答えるという型式なので、村上さんをなにか身近に感じてしまいます。

こんにちわ。

長編もいいけれど短編もいいですね。私が一番好きなのは「ファミリーアフェア」
という兄妹の話です。大体読まれたという事は既読かもしれませんね。
妹と仲良しだったのに彼氏が出来てなんとなく自分が阻害されている感を持って
いる兄、自分には兄はいないけれどこんな風に妹の事を考えてくれる兄がいたら
いいなぁと思いましたね。

後は定番ですが、ノルウェイの森。何回読んだか判りません。この本の中の主人公
がグレートギャッツビーを何回読み直してもいつも新鮮だ、というくだりがありま
すが、私にとってノルウェイの森はそういう本です。

小説だったら「ダンス・ダンス・ダンス」です！

　なんだか身につまされる部分がとてもあるので・・。

　村上春樹さんの小説は私も全部読みましたよ（＾＾）
　エッセイもいい感じで好きですが、私は羊男ファン（？）なので、「羊男のクリスマス」も大好きです。
　小説の羊男とはまた違った感じで、かわいいですよ～。
ぜひ、読んでみてください！

はっきり言って、どれも好きです

ほとんど全部です。
一番好きなのは｛ノルウェイの森｝ですね

この話の主人公は、グレートギャツビーが好きで、適当にページを開いてそこから読むと言っていますが、自分にとっては｛ノルウェイの森｝がそれに当てはまります。どの断片をとっても、その世界に入り込んでいけます。
特に直子が死んでしまってからは、何回読んでも、切なくなります。