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胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃ガン、胃の悪性リンパ腫などに関与しているといわれるピロリ菌。
発見した人はノーベル賞まで取ったはずですが、安保徹という人はこう否定しています。

胃潰瘍の除菌治療は食道や大腸に菌が移動するだけで、あまり意味がありません。かつては、強すぎる胃酸が、最近ではピロリ菌が原因とされる胃潰瘍ですが、これは交感神経の緊張が免疫抑制を引き起こし、組織破壊の炎症が続いた結果。つまり交感神経の緊張が真の原因なのですから、真の治療法は酸の抑制でも除菌でもなく、ストレスから逃れるか、身体を温め、ストレスをはね返せるくらい血流を良くすることなのです。
(2007年5月9日付け「日刊ゲンダイ」の「免疫力アップ生活12のコツ」その9)

1.ピロリ菌は除菌しても「移動するだけ」なのでしょうか。
2.除菌に対する胃病の効果のエビデンスは実際にどうなっているのでしょうか。

A 回答 (4件)

 chipangさん こんばんは



 薬局を経営している薬剤師です。

 私自身も「胃潰瘍=ピロリ菌が悪さしている」と決め付けるのはどうかと思います。しかし現在はピロリ菌が過剰な結果の胃潰瘍かどうかは判断が出来ますから、きちんと検査した結果「ピロリ菌過剰」ならピロリ菌の除菌をすべきだと私は思います。

 胃内はchipangさんもご存知の通り胃酸を分泌する所です。そして胃はタンパクで出来ている関係で本来なら分泌される胃酸に負けてしまって放って置いたら融けて無くなってしまいます。しかしそうならない為に胃壁は粘膜と言う幕で胃酸の刺激から守る様に出来ています。元気な胃は、胃酸の溶かす力<粘膜が胃壁を守る力 となっていて胃潰瘍を起さない様になっています。それが何らかの理由で逆転した場合に胃潰瘍を起すわけです。
 この逆転する理由には色々あり、1つはピロリ菌の悪さであり他にはストレス等での神経の狂い等です。虚弱体質の方で身体を動かすエネルギーが欠乏傾向の方ですと、粘膜の生成が元々弱く胃潰瘍になり易いタイプの方も存在します。以上が胃潰瘍を起す理由です。

 以上よりお解りになったと思いますが、安保徹氏が言われる事もあながち間違っていません。しかし色々検査した結果としてピロリ菌の悪さが疑われる場合は、除菌をされる事が改善に向う最善の方法の1つですから私はすべきだと思います。除菌をした結果として効果が見られなかった場合や他の原因が考えられる場合は、各種方法で血流を良くして粘膜の生成を良くする(粘膜を厚くする)のと同時に胃酸の分泌を弱める治療が必要かと思います。
 安保徹氏の様にピロリ菌除菌の全否定的考えもどうかと思います。ピロリ菌を除菌する事で治癒している方もいるのですから・・・。実際の状況に合わせて、ピロリ菌除菌をするかその他の方法を考えるかを考えた上での治療をすべきだと私は思います。

 安保徹氏が言われる「交感神経の緊張が真の原因」と言うのは結果であって、本当の原因は「交感神経の緊張」だけが原因では無いのです。安保徹氏的な考え方は、私は「病気だけ診て人を診ず」だと思います。潰瘍を起す方の中には、辛い味の物を好む方やお酒を多飲する方もいます。そう言う食生活の改善も必要な訳です。そう言う食生活を改善するだけで潰瘍が治癒する方もいます。つまり人それぞれに適した潰瘍の治療方法があるわけです。ある患者さんの潰瘍の治療方法で「ピロリ菌除菌」が最適方法ならすべきなのではないでしょうか???

 私なりの意見を書かせてもらいました。何かの参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
安保さんは免疫学者として若くして国立大教授になった方ですし、主張についても極論ではあってもあながち間違っているとも思えない印象があり、どう評価すべきか迷っていました。
それが、「病気だけ診て人を診ず」という的を射たお答えですっきりしました。

安保さんは現代医療のあり方を批判していますが、実はその批判のもっとも本質的な弱点を安保さん自身が抱えていたということですね。

お礼日時:2007/05/11 09:11

今の医学会が効果を認めてやっていることです.国も認めて治療をやっています.


一人の人が云っていることを信じるのですか・・・. 
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この回答へのお礼

今の医療でもエビデンスのないことはやっていますし、
今正しいことでも、将来、より高い次元で否定されるのが医学(科学)というものですよ。
それに、「一人の人が云っている」から信用できないというのも非科学的な気がします。
ノーベル賞をとる学者でも間違うことはあるし、便所の落書きが正しいこともあります。
独断的な否定もせず、ナイーブに信奉もせず、ありのままに真偽を確かめることが大切だと思います。

お礼日時:2007/05/22 20:32

人によりけりです。


ピロリ菌除菌薬で、ピロリ菌が減り胃痛が全く無くなる人もいれば、
私潰瘍経験者でピロリ菌数値が凄かったので、薬を飲みました。
でも私は、全然減りませんでした。
職場でしたのですが(医院勤務でしたので)院長が驚いて調べたら、
体質によっては、消えない人もいるそうです。私はその特異なタイプのようです。
父も会社の検診で引っ掛かり、胃の検査をしました。
ピロリ菌がいたことが凄くショックだったらしく(昔はいなかったそうなので)除菌をしたいと薬を懇願したのですが、担当医はある年齢になったらいるのもだし、いても悪さをしていないなら、薬は飲まないに越した事は無いとおっしゃってました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/22 20:33

安保徹という人は、胡散臭い人のようです。


http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rls=GGLD,GG …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
安保さんの人間評価ではなく、安保説の真偽を質問しました。

お礼日時:2007/05/22 20:34

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