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 パワーアンプの出力インピーダンスの表示について、以前から不審に思っているのですが、パワーアンプの出力インピーダンスは、小数点3桁以下(トランジスターアンプの場合)を確保しているのが当たり前と解釈しています。
 ところが、ステレオアンプや、業務用アンプの4~16Ωの負荷を想定している機種で、出力インピーダンスが4Ωとか8Ωと記述されているのを見かけます。
 定格負荷インピーダンスとか、最適負荷インピーダンスとなぜ書かれないのでしょうか?

A 回答 (3件)

「パワーアンプの出力インピーダンスは、小数点3桁以下(トランジスターアンプの場合)を確保しているのが当たり前と解釈しています。

」 という意味が良くわからないのですが?

普通アンプの出力インピーダンスは電源電圧と電流から出力段のパワートランジスタで発生する熱量を計算して熱破壊しない温度に収まるように設計されています。
アンプに書いてある負荷より小さいインピーダンスのスピーカを接続すると設計値以上の電流が流れますが、スピーカに掛かる電圧が低く逆に出力段のトランジスタに掛かる電圧は高くなりますから発生する熱量は急激に増えて破壊されることになります。
ですから、アンプに書いてあるインピーダンスは最適インピーダンスではなくて許容最低負荷インピーダンスです。

アンプの内部抵抗はダンピングファクターとして表示してあります。

この回答への補足

アンプの内部抵抗がダンピングファクター? ええっ!
アンプの内部抵抗で負荷抵抗を除した値がダンピングファクターです。
あまり良く理解されていないようですが?

補足日時:2007/05/10 21:49
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おっしゃる通りパワーアンプの出力インピーダンスと言う表現は習慣的に使われているようですが、別の表示を使っているメーカもあり正しくないと言えます。



マイクの出力インピーダンスは実際に1KHzあたりで測定したインピーダンスの値となっていますが実際には周波数によってかなりの上下がありますので、この程度のインピーダンスでマッチングできますよと言う意味程度で知識のある人は理解して使っています。
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この回答へのお礼

更なる回答ありがとうございます。
そういう事なんですよねぇ。
身近に的確な回答を得る環境がないもので、日頃、これはおかしいと云う事柄のうちのひとつが解消されました。
自信を持って、後輩に説明出来そうです。
でも600Ωという昔ながら音響伝送系の歴史と普及度は結構奥が深そうです。

お礼日時:2007/05/11 22:49

失礼しました。


パワーアンプを設計していましたが書き方が正確でなかったために誤解を与えてしまいました。
アンプの内部抵抗に相当する値としてダンピングファクターがあると記載すべきでした。

この回答への補足

御回答ありがとうございます。
小生はtetsumyi氏の様なメーカーの方達が提供されている機器を、システムとして、ユーザーに販売もしくは提案する立場にあります。
出力インピーダンスというちまたの理解がかなり変では無いかという意味で、識者の意見を聞きたかったのです。
熱的な回路からくるスペックの設定には、当然納得がいきました。
回答を頂いた内容では、出力のスペックには、やはり最適負荷インピーダンスとかの表示でないと駄目ですよねぇ。
パワーアンプの出力インピーダンスは、トランジスターアンプの場合は0.01Ωより低いのが当たり前と云う意味で書いたのですが。

ちょっと脱線しますが、マイクロホンの仕様書に書かれている出力インピーダンスって本当に出力インピーダンスなのでしょうか?(250Ω~600Ω)

補足日時:2007/05/10 22:54
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