「馬王配問題」とは？

いま、台湾の選挙の中で「馬王配」「王馬配」という二つの言い方がある。

「馬王配」は馬英九が総統の立候補者、王金平が副総統の立候補者になるという構成だ。「王馬配」はその逆だ。だから、「配」は構成という意味だと思う。外に「配」は中国語でわき役という意味もある。副次的な職務という意味だ。だから、この「配」がこの意味であるのは可能性がある。しかし、構成のほうは可能性がより大きい。僕は中国人です。

直接の言語の回答とはちょっとズレますが、たぶんそれはメディアなどでよく取り上げられる「国民党は馬英九と王金平で選挙を戦う（この組み合わせで出馬する、もしくは、そういう戦略をとる）」という意味だと思います。

私は現在の独立志向の緑陣営、すなわち民進党や李登輝が好きなので、質問のような呼び方が民進党にもあるはずだと思い調べてみましたが、やはりありました。
下記リンクにありますが（この記事は昨年のものですが）、謝長廷と蘇貞昌がこちら緑陣営の出馬組み合わせでした。
こちらは「蘇謝配」というようです。

実際先週台湾にいたとき、この２人の名前を聞きました。この組み合わせでいく可能性が高いです。
とくに、謝長廷は、李登輝と同じ京都大学で学んでおり、考え方も李登輝に似ている部分があるようで、親日路線派を押したい私としては、この２人で戦ってほしいと思っています。

http://marco-germany.iza.ne.jp/blog/entry/85480

王金平は台湾人、馬英九は外省人（大陸から移住した人）です。

「王馬配」は台湾人総統、外省人副総裁です。国民は望ましいと思っているが、国民党の従来の党員（高齢者多い）は不満です。
外省人が総統でないと自分たちのやってきたことが覆る気分になるからです。

「馬王配」だと彼ら実権ある老人勢力は満足するが、王金平は受け入れるわけありません（＾＾）