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質問者:noname#70507 現代日本の教育と社会問題
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現代の日本には多くの問題が山積しています。ただ不思議なことに現代の日本の社会の構成員は、ほとんど全員が高校まで9年、約半数が大学まで16年もの長きにわたって教育を受けているということです。どうしてこんなに多くの人が10年以上教育を受けているのに社会はよくならないのでしょうか。
僕にはどうも日本の教育の目的というのが、そもそも結局は個人の才能や個性を伸ばすということではなく、その根底には子供を国家の管理する社会の要求する部品にする、という考えがあるからではないかと思います。
たとえば戦前は、戦争に勝つための兵士にするために独善的な国家感を子供に教え、国家のために日本人が死ぬのが正しいと教えました。
戦後の教育はその戦争が経済にかわりました。今はつまらない暗記ばかりの授業を学校で8時間も教えます。僕にはあれは社会の大多数の平均的な能力の子供を経済の発展に利用するために、社会で会社組織の一員として没個性的で退屈な作業を文句を言わずにこなせるのが目的の訓練だとしか思えません。「子供を自分の意見を持たず、大多数の意見に従い、与えられた課題をこなすことようにしむけること」が戦前も戦後も変わらない教育の目的ではないかと思います。私はこれを変えない限り日本の社会問題は解決しないと思いますが、ほかにどのような解決策があるでしょうか。
質問投稿日時:07/04/29 02:23
質問番号:2958681
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回答

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回答者:noname#49694 「現代の日本には多くの問題が山積しています。ただ不思議なことに現代の日本の社会の構成員は、ほとんど全員が高校まで9年、約半数が大学まで16年もの長きにわたって教育を受けているということです。どうしてこんなに多くの人が10年以上教育を受けているのに社会はよくならないのでしょうか。」

 これは不毛な主張です。教育は確かに社会を良くするためであるとはいえますが、人間が人間である限り、争いなどは避けれません。それに加え、マクロレベルになると必ず「非合理性」がつきまといます。
 分かりやすい例証をいえば、NHKの公共料金はみな払うべきだが、かなりの人数が支払っていません。しかしその未払いの人の多くはNHKを見ています。これは非合理性です。
 どのような事項にも必ず計算可能ではない何かがつきまといます。これは社会の構造上のもので避けられません。教育をどんなにしても、根本的には解決できません。


「僕にはどうも日本の教育の目的というのが、そもそも結局は個人の才能や個性を伸ばすということではなく、その根底には子供を国家の管理する社会の要求する部品にする、という考えがあるからではないかと思います」

 これはこのままではちょっとあれですが、ある意味では鋭い見方です。これは軍事国家だけでなく、国民国家一般にとって、義務教育とか普遍的な教育というのは絶対的条件です。1つはナショナリズムの醸成です。別に愛国心とかいわなくても、国民が同じ教育を受けているだけで、ナショナリズムは作られます。
 これはベネディクト・アンダーソンが明らかにしたものです。教育ではたとえば日本の歴史、日本の文化、日本の童話など、徹底的に日本が教えられていきます。これが「国民」を生み出します。アンダーソンは「想像の共同体」と呼びました。
 国民国家は近代以降、教育がかなり重要であることを見いだしました。ですから、教育というのは本来は社会的で誰もができるものですし、その権利を担っているのですが、その教育権は国家がすべて吸い上げました。日本だけでなく、世界のほとんどどこでもそうですね。

 あなた様が「僕は日本人」というだけで、実はすでにナショナリズムの醸成に成功しているわけです。日本人という観念は作られたものです。ご存じのように、日本にはアイヌなど少数民族を含む場所です。ところが、明治維新以降に一挙に排除したわけです。

 網野善彦という日本で最も有名な歴史家がいます。『日本の歴史をよみなおす』という本がありますがぜひ読んでみてください。これは日本人は昔からみんな「農業を営み、地域社会のなかで生まれ死んでいった」という教科書的な歴史観を完全に嘘であることと暴いています。

 考えてみれば日本全国一律して農業など変な話です。今の日本の歴史学においては、とくに沿岸部は魚などの交易がきわめて活発であったことが証明されています。そして、当然ながら昔の人たちが「私は日本人」だなんて思っていたわけではありません。

 福祉国家というケインズ主義的な国家観は完全にこうした国民の管理の形式です。国民国家は程度の差はあれ、管理国家です。

「戦後の教育はその戦争が経済にかわりました。今はつまらない暗記ばかりの授業を学校で8時間も教えます。僕にはあれは社会の大多数の平均的な能力の子供を経済の発展に利用するために、社会で会社組織の一員として没個性的で退屈な作業を文句を言わずにこなせるのが目的の訓練だとしか思えません。」

 これは少々一面的で行き過ぎた見方です。国民国家の時代にあって教育がなくなれば、たちまち世界は崩壊します。今の世界秩序は良くも悪くも「経済社会」です。矛盾は解決していく必要がありますが、教育を受け、企業で働き、日本人として生きるということに問題があるわけではありません。問題はナショナリズムのあり方です。ナショナリズムが悪いのではありません。


「子供を自分の意見を持たず、大多数の意見に従い、与えられた課題をこなすことようにしむけることが戦前も戦後も変わらない教育の目的ではないかと思います。私はこれを変えない限り日本の社会問題は解決しないと思いますが、ほかにどのような解決策があるでしょうか。」

 これもミスリーディングです。完全に勉強不足ですよ。

 自分の意見を持たず・・って持つことですが、逆でこれほど尊重されている時代もないくらい自己実現だとか個性が強調されています。それに大学教育とは意見を述べる場です。これほど言論が自由に活発にかわされている場所もありません。

 たしかに愛国心問題など日本の教育にはいくらか恣意性が入り込む可能性があります。しかし社会問題の要因は、制度的要因もあれば、心理的要因もありますし、経済的要因、社会的要因もあります。実は都市開発なども関わると言われています。

 社会問題は多面的に見なければなりません。
種類:回答
どんな人:一般人
自信:参考意見
回答日時:07/04/29 19:00
回答番号:No.6
この回答へのお礼回答ありがとうございます。自分は社会学などはまったく触れたことがないのでいろいろ参考になりました。

回答

良回答10pt

回答者:adaypajimy 教育の問題について語ればいいんですよね。

回答になっているか分かりませんが…

これまで日本経済の構造は製造業が中心でした。だから、チャイムを鳴らして労働に従事させるブルーカラー養成のための教育をして、受動的で黙々と作業をするような学歴を持っている人間が重宝されてきました。ほんと、つまらない教育がなされてきました。今日まで、ずーっと、教育問題がささやかれ続けているのはその為ですよネ。さらに極端な保守的な思想を言えば、日教組の教師などが、ユートピア思想を子供達に適合してきたせいで、歪んだ人格形成が為されたと評価している人も多いですね。

その解決策は、私、個人の言い方ですが、「哲学をさせること」です。言い換えれば、「考えさせる教育にすること」アタリマエのことです。例えば、大学では「産学連携」という言葉が使われますが…私はこの言葉は好きではありません。企業が学生に産業的な技術を学ばせる取り組みは一時的に経済的な相乗効果(メリット)を産むかもしれませんが、「なぜその事業を行うのか?」という目的感が無ければ、長期的な力になりません。技術を維持し、使いこなすには、精神的な面を如何に(教育で)強化するかが問題でしょう。

資本主義経済における社会性とは、過去の成功を追う知識を開拓することではなく、冷静な長期的かつ健全なファイナンシャルリテラシーを持つことだと思います。そこには、かならず"哲学"があると、私は思います。漠然で、すみません。
種類:アドバイス
どんな人:一般人
自信:参考意見
回答日時:07/04/29 02:51
回答番号:No.2
この回答へのお礼回答ありがとうございます。そうした哲学を僕もみつけたいと思います。
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