簿記3級の試算表の中の問題

いわゆる、為替手形ですね。

これは、買掛金があったりする取引相手から買掛金をチャラにするから、その代わりに、あるお店にお金払ってくれない？と頼むものです。

ですから、この場合ですと、当店は愛知商店に買掛金がある状態で、それをチャラにするから、和歌山商店に支払う手形を引き受けてくれという状態です。ちなみに、名宛人というのがありまして、手形振り出し人（愛知商店）から指定された代金支払人（当店）を名宛人といいます。受取人（和歌山商店）と振出人（愛知商店）はわかりますよね？

ですから、
買掛金３１，０００/支払手形３１，０００
となります。

わかりましたかね？

１級所持者です。

問題文を口語訳してしまうと、
「おれ、愛知商店だけど、ウチについているツケ
　チャラでいいから、かわりにそれを和歌山商店に払ってよ」
という意味です。

#03さんへの補足欄に
「どうして当店には愛知商店への買掛金があるというのがわかるのですか？」
とありましたが、これは
「互いに貸し借りが無ければ、為替取引は成立しない」
ことを理解しているかどうかを試すための問題です。
ですから、愛知商店が和歌山商店に対して買掛がある旨の
ことわりを入れてしまったら、出題の意味をなさなくなってしまいます。
簿記の試験には、このような問題文に敢えて明示していないことを当てさせる問題が上級になればなるほど出てきます。
仕訳を単にパターン化して覚えるのではなく、
仕訳の意味・勘定科目の意味一つ一つをきちんと理解して問題を解いていってください。

＞愛知商店から、同店振出、和歌山商店受取

で、愛知商店が和歌山商店に負債(買掛金)がある

のが判ります。

＞当店宛の為替手形

で、手形を持っているのが、和歌山商店で、
宛てられている（支払う）のが当店と読み取ります。

約束手形でしたら、当店振出で、愛知商店が受取となるところ、
為替手形は振出人・受取人・支払人別の三つ巴となり、
愛知商店から見ると、負債と資産を相殺する形ですね。

あと１週間ですか。

がんばってください。

＞買掛金があるというのがわかるのですか？
問題文に書いてあるはずです。よく読んでください。

簿記３級を受けるにあたってですが、試算表、貸借対照表、損益計算書、精算表などは部分点ばかりです。最後の合計値は合致しなくても２点くらい落とすだけです。ですので、問題文をしっかり読んで、１つ１つ解けるものからといてください。あせるというより、確実に１個１個点を取るという感じです。ひつこいようですが、最終値は合わなくても点数をそんなにひかれることは、ありません。

では、がんばってください。健闘をお祈りしています。

当店は愛知商店に支払の義務があるわけですね。

通常でしたら、

仕入　　／　　買掛金

となるわけです。

一方、愛知商店は和歌山商店に支払義務があります。

それで、為替手形を振出して、和歌山商店への支払義務を当店に移したと言うことです。

で、当店は愛知商店への買掛金が無くなった代わりに、
和歌山商店への支払手形を引き受けたことになりますので、

買掛金　　／　　支払手形

期日が来て、

支払手形　　／　　当座預金

となり支払が完了します。

最初の１文訂正です。

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と頼むものです。
　　　↓
と頼まれるものです。

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では、がんばってください。