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書店で永田農法についての本を立ち読みしたのですが、基本的には原産地の環境に合わせるのが理論の根本ぽいのですが、どうも水を控えるというのがそれに優先していると思うのです。湿地にもともと自生していたサトイモなどは、原産地の環境に従えばかなり湿気の多い土で育てることになると思うのですが...
原産地農法としてはトマトなどでは確かに適切ですが、熱帯湿潤気候原産のものでは理論と実際が矛盾していると思います。この理論の指導をされている方は、この矛盾はどうとらえられているのでしょうか。

A 回答 (2件)

だいぶ前の質問で、もーどーでも良いかもしれませんが・・・・


「水を控える」のは糖度を優先する果樹やトマトといった“嗜好品”です。
原産地農法は“嗜好品”には極めて有効です。とゆーのは「なぜ、『ミカンはあんなに甘くて美味しくなったのか?』、『トマトもあんなに赤くて甘くなったのは?』」と考えてください。
植物の進化上重要なのは“花”と“果実”を作ったことです。
“花”は有性生殖を効率よくするのに昆虫をはじめとする他の動物の力を借りるために編み出した手法でした(風媒花のような風まかせでは多量の花粉(エネルギー)を必要とする上、その生殖は文字通り風まかせで、とても“効率”を名のれるようなものではありませんでした)。“花”は有性生殖(=遺伝的な多様性)を効率良く行うための植物の大発明でした。
“果実”は地理分布の多様性を生み出す植物の大発明です。地理的に偏った地域に分布している植物は地域の条件変動(洪水等の天変地異)に弱く、全滅の可能性が高くなります。そこで、「子孫を遠くに分散しよう」と思うのですが、タンポポのように風まかせよりは、サルや鳥などに遠くに運んでもらう方が効率がよいのです。そのサルや鳥に運んでもらうためには、できるだけ美味しくなければ食べてもらえません。で、美味しくなったのです。その地域の気候に合わせて。乾期・雨期のはっきりしているインド原産のミカンやアンデス原産のトマトは“乾期”をはっきりさせた方が美味しくなります。“低温”で糖度が高くなる日本原産のカキは雨が降っても大丈夫。といった考えで他の植物も考えてみては?
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永田農法については、輪郭ぐらいしか知りませんので直接の論評は避けます。


植物を栽培する上で原産地の気候や環境土壌を知る事は大変重要だと思います。
知らない事を極端に書けば、ライオンにごはんと野菜しか与えないような事になります。

植物の各生育段階でのその地域の気候はどうであるかを知らなくてはなりません。
具体的には温度はどうであるか、雨量は、日照はなどになると思います。
それと同時に土地は乾いた所か湿地なのか、肥沃なのかやせているのか、また特別な成分が多いのかなどを
知る事が大切です。

その中でコントロールしにくいのが、プラス側の状態すなわち過剰がやっかいです。
特に温度と雨量が問題で、人にたとえると寒ければ厚着をすれば相当耐えれますが、服を脱ぐのは限界が
あり冷房の効いた部屋に逃げるしかありません。
日本では原産地に比べて高温での多雨を避けるためにハウス栽培や雨除け栽培が盛んに行われています。

それと品種自身も原種や在来種からは相当変化した交配種になっています。

人間の要求やわがままに合わせた形で多くの作物や植物は栽培されていますのが、それが植物にとってベストで
ストレスがないかといえば違うと思います。
「道端の雑草は強いなー」とよく言いますが、他の植物からしたら劣悪な環境の道端でしか生き残る事が
できないのが別の面から見た事実です。
たとえば、つくば科学万博でのトマトは水耕栽培で大きな藤棚のようになり最終的には1株で13,000個も
収穫できたそうです。
私はこれの方が素直な栽培のような感じがします。ただ味の方は物足りないのかもしれません。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。水耕栽培も永田農法も、化石燃料の力を間接的にせよ露地栽培より多く使うだろうから、「自然食品」にこだわればNGですね。

お礼日時:2002/04/11 20:39

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