プロが教えるわが家の防犯対策術!

私の父親が脊椎分離すべり症で困っています。
今までは通院して数回ブロック注射をうってましたが、
症状は緩和せず様子をみているところでした。
が、先日あまりの激痛に見舞われ救急車を呼び、現在入院しています。
ブロック注射・ステロイド麻酔剤を神経根に注入したり、
硬膜外持続注入を脊髄4番の横あたりにも注入しました。
お尻の痛みは取れたのですが足の方は痛くて立っているこ
とが出来ません。このまま行くと、手術の可能性も出てきました。
なかなか、手術のことについて詳しく書いてある本などがないので、
どなたか詳しい方や経験者の方がいらっしゃったら手術をするメリ
ットやデメリットなどについて教えてください。小さなことでも良
いです。お願いします。

A 回答 (1件)

手術のメリットはより根本治療に近いことと勝負が早いことです。

特に麻痺(足が動かない、尿が出にくいなど)がある場合には早急に状態を改善しなければならないので手術療法の適応になります。
デメリットは合併症と、結果が思わしくなかったときの対処法です。合併症については患者さん御本人の持病などとの兼ね合いもありますので一概にはいえません。手術の結果ですが、ずれている脊椎を戻して固定する=元の脊椎に戻る、というわけではないのがポイントです。手術の跡が治っていくときに必ず癒着ということがおきます。周囲の組織と神経が癒着すると脊椎のずれは戻っても痛みが残る、あるいは逆にひどくなるということがあり得ます。手術のミスというわけではなく、手術をする以上必ずついてまわるデメリットとお考えください。そうなってしまうと、神経ブロックはしにくくなりますし(手術をしているので針が刺しにくく中で薬が広がらない)、麻薬を含めた痛み止めのお薬も効きにくいことが多いです。
まとめて言えば、手術療法は切れ味が鋭いかわりに、後戻りができない治療法といえます。ですから、手術を受けることに納得できることが大切です。成功すればいいですが、痛みが残った場合はやっかいです。不幸にして痛みが悪化した場合でも、他に方法がなかったと納得できれば前に進んでいけますが、その時点で後悔しても元の脊椎には戻りません。。その点ブロック療法は時間はかかるかもしれませんが、仮にうまくいかなくても後から手術はできます。もし麻痺がないのであれば、手術を考える前にブロック療法や脊髄刺激療法など保存的治療をつくすのがいいかもしれません。そのためには手術と違って月単位の時間がかかると思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり、大変失礼いたしました。
詳しい説明ありがとうございます。
ずーっと不安に思っていたことなので、助かりました。
現在痛みは緩和してきたので、しばらく様子をみることとなりました。
時間がかかることですが、焦らず様子をみていくことにします。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/29 22:41

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