教員採用試験

はじめまして。

公立高校で英語を教えています。

地方自治体によって違うとは思いますが、私の勤務する県だと教科の力は重視されていないと思います。

同僚の常勤講師の先生は英検１級、TOEIC955ですが、２年連続落ちています。どちらかと言えば学者タイプでまじめですが、生徒指導があまり得意でなく、スポーツ嫌いなので部活動の指導もさほどできないようです。教科の力は間違いなくあるのですが、生徒からも同僚からもそれほど高い評価はないようです。

彼の前にいた同じ英語の常勤講師の先生はそれほど英語はできるという感じではなかったですが、少林寺拳法２段でしたので、生徒指導が得意、英語よりも運動大好きという体育会系の人でしたが、採用試験２回目で採用になりました。

質問者様のTOEIC900は立派だと思いますが、そのような英語力が必要とされる高校はほんのひとにぎりの学校です。都市部の公立高校だとないかもしれません。ほとんどの学校では教師の主な仕事は教科指導よりも生徒指導というのが実態です。

早く合格して現場で働きたいのなら、生徒指導の大変な学校や塾で講師をするとかして、英語力だけでなく生徒指導力を身につける訓練をする方がいいと思います。

中学校は高校よりも大変です。１週間の授業の持ち時間が高校だと16時間ぐらいですが、中学は22時間ぐらいです。つまり毎日４時間以上の授業です。さらにどんなに悪い生徒でも停学も退学もありません。体罰は禁止ですから「話して諭せ」と管理職や教育委員会からは指導されますが、話してわかるような生徒や親ばかりとはかぎりません。実際、中学校の教師をしていた人が中学を辞めて高校の教師になることはよくありますが、私の知る限りではその逆はいません。

最近は、生徒だけでなく常識はずれの保護者もいますので、そのような保護者も指導（？）しないといけないことが増えています。まじめに教師をしていれば、英語の勉強どころではないということは覚悟しておく方がいいと思います。

大変なことばかり書きましたが、その代わりやりがいのあることも多いのも事実です。中学、高校の教師は学者ではなく教育者ですので、現場で活躍できる教師を目指して頑張ってください。

１、教育委員会に履歴書を提出しておき、非常勤講師・産休代用教員の話がくるのを待つ。

→非常勤講師などとして働き、その学校で引き止められれば、そのまま正教員として残れるという可能性もあります。

２、通信制大学を利用し、他教科の免許も取得する。

すでに何らかの中学免許や高校免許を取得済みの場合
→(1)教科に関する科目　２０単位以上
(2)教科教育法　中学１種８単位以上・中学２種３単位以上・高校４単位以上
※１校の通信制大学で、教科教育法の単位が満たせない場合、２校以上を掛け持ちして、単位を満たさなければなりません。
・・・を修得すると、他教科の免許を取得出来ます。（教育職員免許法第６条別表４「他教科免許の取得」による取得方法）

１人で１科目しか教えられない教員よりも、１人で２～３教科教えられる教員の方が、重宝されると思いませんか？

　今年教員採用試験を受験し、某県の一次試験を無事突破した者です。

　この時期に結果が出たと言う事は、残念ながら一次試験で不合格になられたということでしょうか？私が受験した自治体は、全て１０月まで結果が分からないもので・・けれども専門免除の事をお尋ねされているので、２次試験で失敗されたのでしょうか？

　少しそのあたりの事情が分かりかねますが、免除の有無は東京アカデミーホームページ(http://www.tokyo-ac.co.jp/kyousai/index.html)の「都道府県市別ガイド」にある自治体を順々にご覧になってください。例えば北海道・札幌市だと「1]中・高・特（英）志願者で英検1級・準1級合格者、国連英検特Ａ級・Ａ級合格者、TOEFL550点（CBT213点）以上取得者、TOEIC730点以上取得者（ただし、TOEFL・TOEICについては平成15年7月4日以降に受検した者）　[2]高・特（工）志願者で情報処理技術者試験基本情報技術者試験合格者　[3]高・特（商）志願者で日商簿記検定1級合格者、全経簿記検定上級合格者、税理士試験財務諸表論又は簿記論科目合格者、公認会計士・税理士資格取得者、情報処理技術者試験基本情報技術者試験合格者は申請により専門検査を免除。」とあります。ということは、北海道で質問者さんは専門試験(１次試験において実施)免除ということになりますね。

　専門が免除になったときの倍率は分かりませんが・・TOEIC900もあるのなら、逆に専門で戦ったほうがいい気もします。北海道のように一次試験が一般教養・教職教養・専門教養で構成され、一般教養・教職教養で自信がないのなら特に。２次試験で専門が出てくる自治体ならばいいでしょうが。

　ちなみに、私立の採用もなかなか活発です。私立は専門を重視し(逆に教職教養や一般教養を課す学校はほとんど全くない)、それに「使える」人材を欲しがっているのでかなり有利ではないでしょうか。募集状況については大学の就職部・他は新聞紙上などでも採用の広告が出ています。考えてみてください。

　お互い近いうちに教師になれるよう、がんばりましょう♪

以前に比べてですが、・・教員の高齢化にともない若い人材を採用する動きが全国的に目立つようになりましたね。

しかしながら総合選抜試験ですから、持ってる資格にTOEIC900はきっとすごいんだろうけどそれを含めて剣道初段等は全国に腐るほどいると思いますし、大きなウエイトは占めないと思います。それよりも資質向上の問題が重視される傾向にあると思います。資質は教師や指導者としてのもの。・・専門免除になる場合は自治体によって違いがあると思いますが、専門分野においてある程度の実績が必要。その評価基準は自治体によって様々です。ですから合格率や基準に明らかなものはないと思います。早く採用されて正教員として働きたいと考えて、何年も非常勤講師で頑張ってる人はたくさんいますし、みな同じ思いだと思います。ということで、頑張ってください。

早く現場に立ちたい。

教師として一歩を踏み出したいというのであれば、私立も検討してみてはいかがでしょうか。公募をしているところもあれば、地縁血縁をたよって探しているところもありますよ。良い私学は公立よりいろいろな意味で条件がいいです。お上を気にせず自分の可能性を探れます。ただ、へんな私学に行くと、管理職からも同僚からも親たちからもつぶされます。来年度から働くことができるかのう性もありますよ。がんばって！