理想の体重

　従来の標準体重の求め方は、 標準体重＝（身長－百）×○・九 という方法 （ブローカの変法）が一般的ですが、この方法は、身長が一五五センチ以下の低い人には厳しく、身長一八○センチ以上の高い人には甘いという問題点があります。

　そこで最近普及してきたのが、体格指数（ＢＭＩ：ボディー・マス・インデックス）という指標です。ＢＭＩは体格を的確に表すとされ、国際的にも広く普及し、身体の中に占める脂肪量との相関が高いとされています。ＢＭＩ値は、体重（ｋｇ）÷身長（ｍ）÷身長（ｍ）という方法で算出される数字です。ＢＭＩ値の標準値は男女とも二十二で、二十○～二十四は適正範囲、二十六・四以上が肥満と判定されます（九九年の日本肥満学会の新基準では、二十五以上が肥満）。したがって標準体重は、身長（ｍ）×身長（ｍ）×二十二です。
　さて問題は、体重は標準でも身体に占める脂肪量が多い「隠れ肥満」の場合です。体の脂肪量を直接測定することはできないため、間接的に測定する方法がいろいろ工夫されてきました。この中で、家庭用体脂肪計が採択した測定法がインピーダンス法です。身体の中の脂肪はほとんど電気を通さないのに対して、筋肉に多く含まれる水分は電気を通すという性質を利用して、身体に微弱な電流を流し電気抵抗を測ることで体脂肪を測定します。
　体脂肪率（体重に占める脂肪の割合）が、男性で二十五％以上、女性で三十○ないし三十五％以上は肥満と判断されます。そこでＢＭＩでは適正範囲でも体脂肪率からみて「肥満」であれば、やはり生活習慣の改善が必要です。具体的には、食べる量を減らして運動により筋肉を増やす方法です。
　体脂肪測定は従来の肥満測定手段に比べて合理的に感じられます。しかし、健康面で心配なのは主に内臓脂肪のたまり過ぎです。体脂肪計といえども、皮下脂肪と内臓脂肪を見分けられるわけではないことを念頭に置く必要があるのです。内臓脂肪だけを測定する体脂肪計はありませんが、お腹のＣＴ検査をすれば、内臓脂肪の蓄積状態を判断することは可能です。
　一般に肥満の存在は、健康な老後をおくるために弊害が強いとされています。すなわち肥満によって、糖尿病、高脂血症、動脈硬化、高血圧、高尿酸血症、悪性腫瘍などの頻度が高くなることが知られているからです。しかし適度の肥満なら、生存率には影響しないという報告もあるのです。
　久山町というところで十三年間にわたり施行された前向き調査の結果によれば、男女ともにＢＭＩ二十三～二十五の群が最も死亡率が低かったという成績が出ています。やせた人には肺炎が多かったようです。この検討結果で注目すべきことは、男性ではＢＭＩが二十五～二十七のやや太り気味でも生命予後が良かったことです。
　また、仙台市医療センターの調査結果で、標準体重プラス三十％以内であれば、生存率が低下する傾向は認められなかったという報告もありました。しかし九九年に、米国の百万人を超える成人を対象とした大規模な前向き調査の結果が発表され、ＢＭＩが男性は二十三・五～二十四・九、女性は二十二・○～二十三・四のときに死亡率は最も低いという結論でした。

BMIというのは確かに非常に優れた値ですが、体脂肪率がわかっているならそちらの方がより信頼できると思います。

（BMIが正常でも稀に肥満の方がいらっしゃいます。）
ちなみに、女性の体脂肪率は約20～25％が正常で、30％を超えると肥満と言われています。それから判断するとやせていると思われます。
ただ、正常から少々ずれていても、体質的にもとから痩せている場合はそれほど気にしなくてもいいと思います。腕の血管が浮き出るのは、人によって出やすい方もいらっしゃいます。
やせているために、元気があまりでないとか、立ちくらみがしやすい、貧血気味などの症状があるのなら、気をつけたほうがいいと思います。食事などを気にした方がいいかもしれません。

suzzanaさんが男性か女性か分かりませんが、

男性ならＢＭＩが23～26.9
女性ならＢＭＩが19～24.9
の時に一番死亡率が低いそうです。
また、病気になる確率が最も低いのは22だそうです。
スタイルはともかく健康の面ではもうちょっと太っても良いかなと思います。

参考URL：http://metab.kuhp.kyoto-u.ac.jp/pipermail/diabet …

肥満指数ＢＭＩ（BodyMuscleIndex）というのがあります。

計算式は　体重（Ｋｇ）÷身長（ｍ）÷身長(ｍ)

ＢＭＩ≧２５が肥満ということなので、あなたの場合、ＢＭＩ＝17.3ですので
肥満ではありませんし、ちょっと痩せてると医者に言われた私（ＢＭＩ＝20.1）と比べるならば、少し痩せていると思われます。