乗鞍高原温泉ユースホステル

今年のゴールデンウィークに泊まってきました。

ゴールデンウィークといってもど真ん中ではなかったので混雑とは無縁でした。ユースホステルの宿泊者が5人と、併設のロッジ宿泊のグループや家族連れが3団体ほどで、いたってのんびり過ごせました。

質問者さんがおっしゃる「今のユースホステルは?」は、いつの時期との比較かで答えが変わってくると思いますが、とりあえず以下のようなことが申しあげられそうです。(私自身は20年弱の利用歴です)
・宿泊者の年齢層が上がっています。平均すると30台半ばでしょうか。高校生や中学生は滅多に見ませんし、大学生も少なくなっています。逆にシニアの一人旅の人をよく見るようになりました。
・お酒が飲めるYHが多数派となりました。乗鞍高原温泉YHでも生ビール(500円)を提供しており、温泉上がりには有り難い限りです。
・宿泊料金が上がっています。素泊まりで2500～3300円くらい、2食付だと5千円に届くことも珍しくなくなりました。
・歌を歌ったりゲームをしたりといった昔ながらのミーティングはほとんど姿を消しました。希望者を対象に近くの観光案内をしたり、コーヒーを飲みながら雑談したりといったスタイルが主流です。
・ミーティング自体がない場合も多いです。乗鞍高原温泉YHでもミーティングの類は特にありませんでした。
・皿洗いや掃除をすることも滅多になくなりました。テーブルごとにお皿を重ねて台所まで持って行くくらいのことはやりますが。

乗鞍高原温泉YHは、部屋もきれいですし寝具も清潔で気持ちよく泊まれると思います。お風呂はもちろん温泉で、温泉成分が白く沈着した木の湯船は風情たっぷり、「温泉の香り」も十二分に楽しめます。
食事についてですが、ロッジ宿泊者と内容に差があるのは止むを得ないにしても、品数も味も満足のいくものでした。特に野沢菜の漬物は絶品でした。
私見ではありますが、総じてお勧めできるYHだと思います。

乗鞍高原→白骨温泉のハイキングについては残念ながら情報を持ち合わせませんが、白骨温泉のユースホステル「大石館」は昨年解約していますことを申し上げておきます。

高原の夏と久々のユースホステルを、どうぞ存分に楽しんでいらしてください。