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江戸時代後期、文化文政の頃の江戸の商家の女性たちの髪形について教えてください。
娘時代と結婚してからの髪型の違い(名称)が知りたいのです。商家のスケールのよっての違いがあれば、
それもお願いします。

A 回答 (1件)

名称だけでいいのでしょうか?


商家であれば結婚前は「島田」、既婚だと「丸髷」です。
チナミに京阪だと既婚は「両輪」です。
文化文政ごろだと、「島田」は「つぶし島田」が流行りだったと思います。
で、このころは「まげ」が大きく、「たぼ」が小さく、「まげ」が大きく後ろに張りだしたようなカタチが流行っていました。
天保以降だとこれは「ださい」です。
あと、文化文政のころは全体に風俗がケバいです。お嬢様たちも髪にたくさん「飾りかんざし」を付けています。
天保以降はこれはありません。
文化以前との比較で言うと、それまでは「鬢(びん、横にふくらんだ部分ですね)」に「鬢差し」を入れてカタチを整えるのが主流でしたが、文化以降からこれがなくなります。

経済規模と髪型との関係ですが、「髪型」については関係ないと思っていいと思います。
娘さんはみんな「島田」です。
ただ、大きなお店の娘さんはものがたく、武家へのお女中奉公→お嫁入り を視野に入れていたりもするため、
流行の「つぶし島田」ではなく、お堅い印象の「高島田」に結っていた可能性が高いです。

髪型は変わりませんが、むしろ髪飾りで家の豊かさを表したりします。
ふつうは町民は使ってはいけない(ゼイタクだから禁止だった)「ちりめん」を髪飾りにしたり、です。
ただし、江戸ですと縮緬の「髷かけ」は後ろで結ぶのが普通で、前でリボンのように結ぶのは京阪の風俗のようです。

チナミに武家でも大名旗本クラスでなく、それらの家来、となると一段格が下がり、大家の商人のお嬢さんと変わらない髪型、服装です。

具体的なカタチについての説明が必要であればまたおっしゃってください
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