プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 とてもくだらない事なのですが、夫と意見が合わずに早15年。ぜひ第3者のご意見を聞かせてください。
 狩人さんの名曲「あずさ2号」に登場する「わたし」は悪い女なのでしょうか?
 夫いわく男を捨て、勝手に違う男と旅に出たトンでもない女だというのですが、私にはそう思えない。2番の歌詞を読み解くと、つまり長すぎた春、もしくは煮え切らない男、自分の夢を追いかけ、なかなか戻ってこない男。もう待ちくたびれて、または年齢的な問題で別の男との結婚を選ぶしかなく、旅に出て行くような気がするのです。
 そんなに女だけが悪者になる内容でしょうか?
 作詞家の方に手紙を出そうかと思ったほど、毎回我が家では議論白熱になってしまいます。(平和だなぁ)
 家に歌本がある方、ぜひご一考ください。長岐に渡る夫婦の議論に終止符の回答をお寄せくださいませ。

A 回答 (6件)

疑いの余地なく奥様に1票です。


失礼ながらご主人は歌詞の読みが浅いと思います。
私がこの歌詞から想像するのは、「あなた」との関係は社会通念上許されないものだったので、あなたのことを思い出す寂しさが「きっと私を変えてくれると思いたい」ということです。
それにしても、#5様の「八時ちょうど」の解釈は素晴らしいです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。あなたの回答を見て、夫が「なるほど最初から許されない関係だったとしたら、たしかに悪い女とも言い切れない」と言っております。

お礼日時:2006/07/10 18:23

そうです!わたしも、#1番の方同様、「逃避行」と同じ関係性だなあと感じていました。

(よろしければ、歌詞は「うたまっぷ」で検索してみてください)

でも、この女性はまだ、この男性に未練があるのです。
出発は「あした」だし、「八時ちょうど」と、時間まで教えている。
この手紙を読んで、彼はひきとめに来てくれるでしょうか。
来ないだろうな~。煮え切らない男だもんなー。甘い言葉で繋がれたまま何年も利用されて、でもまだ結婚してくれないのだから、
「他の男と婚前旅行!」ぐらいの思い切ったアクションをしないと思い切れないんだろうな、と思います。

これは彼女の最後の賭けなんです。
賭けに負けたら、おとなしく、他の男のものになるんですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。そうなんですよね、まだ迎えに来るのを試しているようなふしはあるんですよね。でも、やっぱりこないんだろうなぁ。とにもかくにもありがとうございました。

お礼日時:2006/07/10 18:25

私は、この曲は、「22才の別れ」のアンサーソングという位置づけで解釈しています。

もっとさかのぼれば、「金色夜叉」の世界かもしれません。

やっている行動はどれも同じです。

ですが、時代が流れるにつれ、その女性の行動に対する評価が変わってきていることを、この3つのストーリーは如実に物語っているではありませんか。

「あずさ2号」の歌詞の内容は、「書き置き手紙」ですね。直接彼に語った言葉ではない。

「22才の別れ」では、主人公は相手の男性に大変気を遣っています。「私は目の前の現実を選んでしまった、あなたにとってはひどい女です。でも、あなたはあなたのままでいてください。」と、気を使っている割には、けっこう自分本位でわがままな女性像を、私は想像してしまいます。

いっぽう「あずさ2号」では、「許してください」と言いながらも、「私にとってのあなたは、今でも輝いている人」「旅立ちます」と、一応(!!)きっぱりと自分の主張をし、自分の道を歩もうとしている、前向きな「あがき」を感じます。

旅立ってしまったあとの後ろめたい私=「22才の別れ」
未練だらけだけど、現実を見つめ、旅立とうとしている力強さを持つ私=「あずさ2号」

と、私は解釈しています。

メロディーとアレンジがすばらしい曲ですよね。演歌というジャンルには入らないのでしょうが、演歌のよかりし時代の、珠玉の魂を感じます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。青春の別れなのか、はたまた青春を逃してしまったあがきなのか・・・詳細な解説が大いに役に立っています。夫もこの回答を見ながら、うなずいております。

お礼日時:2006/07/10 18:27

回答ではありませんが、この後に続く回答者様や質問者様のために、いろいろ探しましたので



あずさ2号 - Wikipedia
(狩人と唄、鉄道のことなどが書かれています)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%9A% …

あずさ2号
(歌詞をスクロールしながらメロディを再生してくれます)
http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/i_azusa_n …

狩人--OfficialHomePage
(やっぱりかっこ良いですね、狩人は・・)
http://www.karyudo.jp/
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この回答へのお礼

なかなか深いページがあるものですね。さっそく見てみました。今後の参考にしたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/08 07:05

こんばんわ。


質問を読んで、某歌詞サイトで歌詞を見ました。
私は奥様に1票です!
悪女とはまた違うと思います。
長すぎた春に終止符を自分で打つしかなかった・・・という状況ではないでしょうか。
長年の問題がぜひ解決するといいですね。
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この回答へのお礼

さっそくこのくだらない質問に返事を頂けるなんて感激です。ありがとうございました。私なら「女には待てない事情ってもんがあんのよ!」と啖呵をきりたいくらいの男だったように感じているんだけれども。とりあえず私に賛同ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/08 07:04

「逃避行」(麻生よう子)や「津軽海峡冬景色」ともどこか共通するこの「時代」の別れの心象風景が歌詞に濃厚に投影されていると感じます。



「女が捨てられて」別れる、別れたけれども未練がある、といったそれまでの時代の歌謡曲とは一線を画して、女のほうから別れ話をもちだして、男のほうは勝手に出て行ってくれというパターンがこの時代に共通する「イケてた」別れ方だったのではないでしょうか。

同時代のヒット曲「失恋レストラン」「木綿のハンカチーフ」「東京ららばい」もいずれも主人公は「恋に破れ」ますが、その自分をどこかで第三者的に眺めるところがあります。

その意味ではこの「あずさ2号」は、あなたのことを思い出すそのさびしさが自分を変えてくれると「思いたい」とか、さよならはいつまでたってもとても言えそうにはないとか、あなたは今もまぶしい青春とか、きっぱりと別れも言い出せないままで旅に出てしまおうという点が、それより前の時代の「女」を引きずっているように思います。

新しい男と付き合ってみたけれど、結局物足りなくて「ボウヤ、いったい何を教わってきたの」と、前の男の元に帰っていったり、
身軽な動作でパックのままの牛乳かかえて運んでくれる年が違って利き腕が違う「今年の男」と付き合っても「去年の人」とまた比べてしまう「私」が
いっぽうでは堂々と出現してしまっているのに、明日の朝に乗る「予定」であって、まだ旅にも出ていない段階のこの曲の主人公は、別の男と一緒でないと旅立つこともできない、自立できない女性だということです。
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この回答へのお礼

とってもとっても詳細に解説して頂いてありがとうございました。たしかに夫も「なんだかんだと未練たらたらなら、別の男と旅立つ必要はないではないか!」と言っておりましたので、んー、自立できない女というは本質をついているのかもしれない。この時代の曲をさらに読み解いて、また深く考えたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/08 07:00

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