D-4エンジンって・・・

だいたい、トヨタが積極的にPRしない新機構に、ろくなものはありません。

この、D-４が良い例です。

結局、三菱に世界初量産車への採用（ベンツのものが世界初ですが、量産車への採用ではなかった）をされたのに面子を立てるために出したようなものですからね。

まぁ、トヨタには珍しく、限りなく量産モデルに近い試作品に等しいもので市場テストをやっていたんですね。（三菱に先行を許しても、数ヶ月なら、まだ面子は立つが、1年以上遅れたら、面子丸つぶれですから）
あわてて熟成しないまま出したのがバレバレでした。

しかし、そのころから地道にトラブルをつぶしていくのを続けていたため、現在のD-4につながっているんですけどね。
三菱は資金難で諦めましたが、トヨタは資金が豊富ですからね、F１に500億円以上突っ込めるくらいですし・・・。

ということで、希薄燃焼D-4は、試作品に毛が生えた程度の出来が悪いものなので、絶対に手を出してはだめです。修理代がすべてユーザーもちになったら、大変な目にあうこと確実です。

まず、新車か中古車かをはっきり分けて頂きたいのですが。

Ｄ－４の最初のものは、先代「コロナ　プレミオ」から搭載されていますので。その「コロナ」時代と現状のＤ－４は全く違います。

元来Ｄ－４とは、三菱のＧＤＩに対抗してトヨタが発表した希薄燃焼（リーンバーン）直接噴射技術の通称で、やはり三菱同様に希薄モード燃焼させることで最適燃費を実現する、との触れ込みで発売されました。しかし、空気に対してガソリンが少な過ぎる状態で燃焼する為に大量の窒素酸化物が発生（＝本来ガソリンの炭化水素と反応する酸素が、空気中の窒素と反応してしまう）して、排ガス浄化に問題がある事、またパティキュレート（微細煤状物）の発生等により、三菱同様のトラブル（燃焼不良や排気触媒破損等）が後を絶たなかった為、現在は製造されていません。

今のＤ－４は、希薄燃焼から理論空燃費（ストイキオメトリーバーン）直接噴射に改め、排ガス対策にも対応する新しいものです。
プレミオのエンジンでは実用性能重視型のため、あまり目立ったものではありません。が、クラウンやレクサス系に積まれるＤ－４は３．５リッターで３００馬力超を発生する高性能型になっています。燃料の噴射量を緻密に制御できるため、パワー型、実用型の作り分けが容易で、１つのエンジンに両方の性格を持たせる事もできます。

新車の現行プレミオでしたら、実用上何の心配も無く使えますが、中古、それも旧型コロナ　プレミオＤ－４となると、表面上の装備は良いのですが、後の事を考えればお勧めできません。

　私はビスタアルデオの２ＬのＤ－４に乗っております。

２０００年式です。

　今までにトラブル数知れず・・・。

　新車の頃に右折待ちで、エンジントラブルランプが点灯して、全くアクセル反応せずあわや事故になりそうになりつつも何とか回避して、再始動後異常なし。
　ディーラーに点検依頼してもはっきりした原因わからず、うやむやにされてしまいました。

　今までにコンピュータや、スロットルボディ、トランスミッション、インジェクター、高圧ポンプやエンジンヘッドも含め、同じ箇所も何度も交換を重ね、現在に至っています。５０００キロから８０００キロごとにドック入りです。
　でも燃費は部品交換のたびに最悪になるし、フィーリングも極悪。Ｄ－４の売りの部分の良さは今では何一つ感じられません。
　今までは保証修理が効きましたが、去年で、一応５年保証は終わり。保証がつくしはつけたものの、あと１年ちょっとで切れてしまいます。
　今後のことがすごく心配な大はずれの一台です。
　二度とＤ－４エンジン搭載車は買わないつもりです。

　でも＃１さんがおっしゃっているように、今のＤ－４は改善されているのかもしれませんね。（私にはすべてが克服で来ているとはとても思えないのですが・・・。）

　Ｄ－４単体ではあまり検索にかからないかもしれませんが、搭載車の名前で検索すると、それぞれのオーナーズクラブのような個人のＨＰが多々有り、そこで、トラブルの報告や良い点など参考になる情報が得られると思います。

　一度のぞいてみてください。
　車は長く付き合うものです。慎重な検討をされた方が良いと思います。

いわゆる「直噴エンジン」というやつですね。

エンジンの燃焼室というところに直接燃料を噴くことによって燃焼効率を上げ、省エネ＆排気が従来よりもクリーンというのがウリです。

現行のプレミオなら問題ないと思いますよ。初代D-4は何かとトラブルもあったのですがかなり熟成されてきて今ではいろいろな車種に載せていますよね。

すべてのクルマに採用するには早いということでしょうね。

でもクラウンやマークXなどはすでにD-4エンジンのみですからね、こういったユーザー層で故障率が高いエンジンのみという冒険はさすがにトヨタでもやらないでしょう。D-4エンジン搭載車はひとつの「ステータス」として扱っています。（だから安いクルマには載せてません）

前モデルのプレミオのターゲット層はカローラでは満足できない、マーク２やクラウンには手が出ない、でもそこそこいい車に乗りたい！というユーザーをターゲットに試行錯誤してきたものですから現行モデルを買うのであればいいと思いますよ。

中古の古いD-4は避けるべきです。