シニア・ディレクターって何？

助っ人外国人やドラフトに関してアドバイスをしているくらいですね。

こんなに早く優勝するとは球団側の幹部も予想していなかったでしょうから（ファンもそうですけど）、
１８年ぶりに優勝に導いた監督が、すぐに他球団で指揮をするのは非常にまずい。
優勝に関するシーンなんか使いづらいことこの上ない。
だから、他球団にいかないように契約で縛ったのが、このシニアディレクターという役職でしょう。

巨人の監督になるのか？という噂が立ったときも、
シニアディレクターというものが一つの鎖となったのも否定できません。
もし、無役で、週刊誌がフライングしなければ、巨人の監督になっていたかもしれません。
大のファンであり、ドラフトにとってもらえず、現役時には燃えに燃えて戦った相手が、頭を下げて助けを求めてくる・・・
星野の自尊心がくすぐられても不思議ではありませんし。

逆に言うと、他球団にいかなければ、
マスターズのゲストになろうが、日テレに出ようが、TBSに出ようが、
NHKに出ようが、さんまと遊んでいようが、メジャーを巡ろうが、
大目に見ているという状態なのでしょう。

また、岡田という生え抜きの監督がいる以上、過剰に口出しをすることを避けているとも思えますし、
優勝という結果を出した以上、文句を言えるものでもないですしね。

契約が切れればたぶん、更新はされないと思います。
親会社のドタバタというよりも、だんだん阪神色を払拭しているように思えるからです。
もともと外様でもあり、強い阪神のブランドを作り、名を上げましたから、目的は達成されました。
このあたりは星野は抜かりないでしょうし、球団側もいつまでもこだわる必要も認めないでしょう。
これが長嶋と巨人との違いです。