障害者の交通事故

損害保険代理業を経営しているファイナンシャルプランナーです。

ANo.2について補足申し上げます。

著名な整形外科医が脳脊髄液減少症の概念全面否定しており、それに倣う医師が少なくありません。
ちなみに、鳥取地裁の法廷(H17.1.11判決)でこの著名な整形外科医は脳脊髄液減少症の概念を全面否定したものの負けましたが、今なお全面否定の姿勢を止めていません。
そのため、質問者様の医師に脳脊髄液減少症を言っても聞き流される可能性が少なくありません。
また、脳脊髄液減少症専門医は多くないため、質問者様の医師のブレーンに脳脊髄液減少症専門医がいなければ、紹介状すらもらえません。
もしも、このような対応を質問者様の医師がする場合は、脳脊髄液減少症専門医のいる病院へ転院することもご検討下さい。

もしも、脳脊髄液減少症の診断となった場合は、損保が質問者様に対し、臨戦態勢を取る可能性が少なくありません。
脳脊髄液減少症は、損保業界では認めたがらない傾向があります。
被害者である脳脊髄液減少症患者が損保に重度と説明しても相手にされず、損保は軽い首の痛み程度と一方的に決めつけ、半年で治療費の支払いを打ち切ったうえ、加害者には更なる治療費支払義務のないことを確認する訴訟を起こした実例もあります。
脳脊髄液減少症と交通事故との因果関係の立証は難しいため、これからも損保は賠償に消極姿勢を続けると思われます。
しかし、広島地裁(昭和62.6.25日判決、事件番号昭和58年(ワ)第469号)の刑事訴訟で脳脊髄液減少症と交通事故との因果関係を認める判決が出て以降、神戸地裁(平成15年)・福岡地裁行橋支部(平成17年)・地方公務員災害補償基金(平成17年)・さいたま区検(平成17年)・津地裁伊勢支部(平成17年)・取手区検(平成17年)・鳥取地裁(平成18年)が交通事故と脊髄液減少症の因果関係を認めた判断も出ています。
故に、もしも脳脊髄液減少症だった場合は、損保に対し診断書と共にこれら７件の前例を示すことをお勧めします。

神戸地裁
http://www2.ttcn.ne.jp/~miyamoto/koutuujiko-hanr …

福岡地裁
http://www.jiko-sos.jp/2005/09/post_51.html

さいたま区検
http://www2.ttcn.ne.jp/~miyamoto/koutuujiko-hanr …

津
http://www2.ttcn.ne.jp/~miyamoto/koutuujiko-hanr …

取手区検(土浦検察審査会)
http://www2.ttcn.ne.jp/~miyamoto/koutuujiko-hanr …

鳥取地裁
http://shimanami.way-nifty.com/report/2006/02/po …

自治体の対応
http://www.pref.kyoto.jp/gikai/html/joho/ik_0409 …
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/iken/2005/e05i41 …
http://www.pref.osaka.jp/gikai/hokoku/iken050905 …
http://www.hyogokengikai.jp/teirei/281/frame05.h …
http://www.pref.nagano.jp/gikai/tyousa/gian1706. …

政府の対応
http://www.npo-aswp.org/gyosei.htm
http://www.npo-aswp.org/kokkai.htm
http://www2.ttcn.ne.jp/~miyamoto/koutuujiko-hanr …

参考URL：http://blog.aegisz.com/200601/article_46.html

Ｎｏ．３です。

交通事故の人身では、損害保険基準と、裁判基準とでは、２倍近く金額に差があるようです。下記サイト参照。

損害保険会社の示談担当者に押し切られない方がよいのでは？

参考URL：http://www.trkm.co.jp/koutu/05072701.htm

お母様は大変でしたね。

早く、回復されることを祈ります。

さて、交通事故があった場合、損害保険会社がどのように対応するかを記載したサイトがあるので、ご参考までに紹介します。

http://www2f.biglobe.ne.jp/~k-m/workroom/index.h …

また、検索エンジンに「交通事故　弁護士」と入力すると、多くのサイトがヒットします。弁護士が、交通事故の案件に対し、どのように対応するかが分かります。

私は専門家でないので、自信はありませんが、ご家族が保険会社と損害賠償額について交渉するよりも、弁護士が交渉する方が、損害賠償額が多く認められるようです。

ご参考までに。

昨日の補足ですが…

「まだ起きる事も出来ず、ちょっと動かすだけで目が回り気持ち悪くなるみたいです」との症状ですが、もし思うように快方に向われない場合は「脳脊髄液減少症」を医師に尋ねられることをお勧めします。事故後「めまい」がなかなか治らない場合、単なるむち打ちの治療ではだめでして、近年開発されたブラッドバッチの治療（簡単な手術）でとてもよくなる方が多いのです。

お母さんのお怪我がもっとひどくて、骨折入院などであればそれほど問題にならないケースかと思います。

しかし、今回は頭部打撲（コブが出来た）という比較的軽く受け取られるケガのためにお母さんの既往症やあなたが身重であることが通常以上に負担になると言う、損害賠償の話の中では「特別損害」あるいは「間接損害」ともいえる問題です。
これらについては保険会社はまず「だめです」と断って来ます。それに対していくら言っても対立するだけでおそらく並行線かと思います。
その場合にこちらの事情も加味して示談の斡旋と納得のいく解決をしてくれる公の機関があります。簡易裁判所の「調停」か（財）交通事故紛争処理センターの示談斡旋です。費用はほとんどかかりません。紛争処理センターが近ければ一番お勧めです。
実際に必要ならヘルパーさんを取り合えずは自己負担で支払われ、後日損害として上記の機関に申し出ることです。
なお、お母さんの状態やあなたの身体の状態について主治医に「診断書」で「ヘルパーの介助が必要である」ことを必要な期間も含めて書いてもらえばベストです。