ブランド苗とノーブランド（？）苗。育ち方や花の咲き方の差はありますか？

　違いますね。

　花の付き方（数）や色等安定しています。　つまりはっきり言えば品種として確立されているということです。
　ペチュニアは花の属名ですが、サフィニアやブリエッタなどとなると企業で品種改良されたブランドです。　サフィニアは分枝が繁茂な為
花数が多くなります。　花の大きさも一般のペチュニアより小さいですね。　
　またブリエッタは分枝に特化した品種です。一株での占有面積が大きいため広い面を覆うのに適した品種ですし、冬季の最低気温が平均マイナス３度程度の地域ではある程度の防寒対策を施せばこぼれダネで毎年
咲きますね。　一般のペチュニアでは寒冷地での越冬は露地では無理です。

自宅で過ごす時間が少し長くなった十年前から春～秋はペチュニアを、

秋～春はパンジーを主体に大型鉢植えで育てています。
蘭栽培の知識しかなかったので、草花はカタログを取り寄せ、
結果としてブランド苗と呼ばれる苗を購入し続けることとなりました。
2年ほど前にうっかり注文を忘れてしまい、欲しい品種苗が入手出来ず
近所のガーデンセンター(23区内では一、二を争う規模の店です)で
似た花苗を見つけ買い求めましたところ、わざわざ探したり、
取り寄せたりしたブランド苗と変わらぬ勢いでよく育ってくれました。
以来、ノーブランドも抵抗無く、気に入った花色柄で、がっしりした
苗であれば購入しています。
それにしても、お値段、確かに随分違いますよね。

私個人の結論としては、ブランド、ノーブランドに拘らず、
善し悪しはその苗の勢い、購入する迄の栽培環境によると感じています。
また、ペチュニアを花数多く咲かせるにはピンチを必要とするものが
多いですね。放っておいても分枝しやすいブランド苗もありますが
私の経験では最初の苗さえ良いものを選べば、土の量や質、肥料の利かせ方、
日照時間などの栽培管理と適切なピンチで、どれがブランドか、そうで無かったか、
解らない程度にどれもよく咲いてくれました。

がっしりした、病害虫跡の無い、この時期なら夜露にあたらないような
場所で売られている苗は後の生育が良いものが多いです。
また、種苗会社から直接送られて来る通販は1注文で届く苗の数が
多いのですが、やや虚弱(徒長)気味なもの、矮化剤の効き過ぎて
いるものなど、比べてしまうと様々です。
一度だけ、12株取り寄せた内の1～2株が弱っており、後の成長が
極端に良くなかったので原因(病名)が知りたくて種苗会社の相談センターに
問い合わせたところ、2週間後に新しい苗を送り直してくれた所もあります。

通販の申込み期限に間に合わなかったなどの理由で、欲しいブランド苗を
都内中探して買い求めたこともありますが、最初にノーブランドを
購入するきっかけとなったのが『欲しかった花にこよなく似ていた』からです。
推測ですが、近所のガーデンセンターでノーブランドとして売られている
ペチュニア苗は、本年/昨年のブランド苗を自分の店で挿し木して
育苗したものがあるように思います・・・。
特許のあるものについては違法行為なので、あくまでもそのように
感じる、と云うことで・・・。

ブランド苗は、花色や柄の美しいものが多いので、その点が魅力で購入しています。

違い、大きいですよ～。

ビオラなどはそれほど感じませんが、ペチュニア系は全く違いますね。
私は、色々種まきして育てるのが好きですが、ペチュニア系
だけはブランド苗を買います。

ブランドによって、「売り」にしている物が違うのですが、
花付きの良さ・花持ちの良さ・病気への耐性・株全体の茂り方
（ノーブランドはだんだん中央が寂しくなってしまいますが、
ブランド苗はこんもり茂りやすい）とか、管理のしやすさ
（一般種は花殻をこまめに摘まないと、傷んだ花のカスが汚くなって
病気の元になったり、種ができて花付きが悪くなったり、
剪定にコツが必要だったりしますが、ブランド苗は、それぞれ
花殻摘みをサボっても種ができないように改良されていたり、
病気になりにくかったり、簡単な剪定で形良く仕立てられたりします）

耐寒性も強くて、関東程度だったら室内無加温程度で
簡単に越冬できますので、以外と割安ですよ。
これらのブランド苗は「栄養系」と言われる挿し木で増やして
販売されているタイプなのですが、それだけに、挿し木で
増やす（更新する）のも簡単です。
（無許可での増殖は制限されていますので、ご確認の上良識の範囲内で・・・・。）