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古語辞典によると、
「きりぎりす」は現在の「こおろぎ」で、
今の「きりぎりす」は「はたをり」と言ったそうです。
また「まつむし」は今の「すずむし」だとか。

どうしてそうなってしまったのでしょうか?
地名などは千年も続くといわれています。
なのに虫の名前はどうして変化してしまうのか?
虫そのものは変化していないのに。

「あきつ」が「とんぼ」と呼ばれるようになるのは理解できますが、別の虫の名前に変化するのは理解できません。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

おそらく・・・ですけれど。



昔は、写真も録音機もなく、人から人への伝聞がメインだったと思います。
その中で、間違った情報が伝わり、広まり、本来の名前と
入れ替わってしまったのではないでしょうか?

虫は、身近であるけれど似たモノが多く、混乱しやすかったのではないかと思います。


余談ですが、「トウキョウトガリネズミ」という動物がいますが、
これは北海道に分布しており、東京にはいません。
なぜその名前になったか?というと、発見者が「エゾ」
のアルファベット表記を「エド」と間違えたからだと言われています。
(エゾとがりねずみ、と伝えたつもりが、エドとがりねずみ、となってしまったんですね)


素人の考えなので、間違っていたらすみません。
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芭蕉の「奥の細道」に「むざんやな 甲(かぶと)のしたの きりぎりす」があり(横溝正史の「獄門島」?にも出てきた)、七月二十七日の句ですから、現在の8月末。

「こおろぎ」を指しているようです。江戸時代半ばでもこうでした。皆さんがおっしゃるとおり、虫の分類などされてはおらず、識字率も低かったので、取り違えが起こるのも無理からぬ話です。「こおろぎ」「きりぎりす」の語感が、「コロコロリー」「ギーッチョン」に対応して、今の形になったのでは(スイーッチョンはウマオイです)。語感が意味の変化を促す例として、「憮然(ぶぜん)」が「がっかりする」→「驚きあきれる」→「ブスーっとする」、「檄を飛ばす」が「意見を広める」→「激励する」に誤解されているように。ところで平家滅亡以前は「ヘイケガニ」はなんと呼ばれてたのでしょうね 
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平家物語に「千草にすだく蟋蟀(しつしゅつ)のきりぎりす…」という表現がありますが、蟋蟀というのはコオロギやきりぎりすの総称でした。


現代では"蟋蟀"はこおろぎを意味し、"こおろぎ"を漢字変換すると「蟋蟀」となります。平家物語時代の"きりぎりす"というのは今のこおろぎを指していました。昔の人が虫の分類をやっていたわけではないので、こおろぎ類を"蟋蟀"に統一していたのが、次第に鳴き声によってよびわけられるようになり、現在のコロコロ…とスイッチョンでコオロギとキリギリスに分かれたのだと思います。
他の虫も同様かな?
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#1の方とほぼ同じですが、どれも鳴く虫であって、昔の人は鳴き声と虫の姿を勘違いしていた→後に正しく入れ替わったのではないでしょうか。



有名な例だと鳥の「ブッポウソウ」がありますね。
「ブッポウソウ(仏法僧)」と鳴く、と言われその名前がついた鳥は実際にはギャーギャー鳴くだけで、本当に「ブッポウソウ」と鳴くのはコノハズクだったという。

あくまでも推測です。
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