薬品「ロペラン」について

ロペランの成分は塩酸ロペラミドといって、

もともとは旧大日本製薬(現在の大日本住友製薬)の
製品「ロペミン」のジェネリック品(成分・効果が
同じで価格が安い後発品、いわゆるゾロ)です。

同一成分の医療用医薬品には以下のものがあります。
http://www.okusuri110.com/cgi-bin/dwm_yaka_list_ …

(市販薬の「マルピー下痢止めS」等にも
同じ成分塩酸ロペラミドが含まれていますが、
他の成分も混合してふくまれており
一応別の薬ということでここでは省略します)

この薬(ロペラン、ロペミン等)は
医療用医薬品(医療機関で使うための医薬品)ですが
処方箋医薬品に指定されていないので
実は医師の処方でなくても購入することができます。

ネット通販では以下のURLの「薬局」にて
ロペミンカプセル100カプセル
(1シート10カプセル×10)
が販売されていて、
会員登録すれば購入できます。

まあ、本来はこのような入手方法は決してお勧めしません。
対症療法にすぎませんから、
あまりに頻繁に服用するとよくない薬ですし、
ウィルス性感染症や細菌性感染症のときなど、
薬で止めてはいけない下痢の場合もあります。
症状の変化や副作用が出ていないかなどを
診察で診てもらいながら
医療機関にて処方してもらうのがベストです。
もしそれが無理だとしても、成分の似た市販薬を
薬局・薬店で購入するのがベターです。

ネット通販希望ということで、
このような回答をさせていただきましたが、
症状の変化や副作用への対応、薬自体の保管の問題、
診察を受けないことで何か下痢の原因になっている
病気が見逃される可能性がある…などの
リスクがあることは知っておいてください。

参考URL：https://www.mimaki-family.com/

　nori0618さん　こんばんは

　＃２です。

　多くの病人は、周りになんと言われようとも早く病院に行って病気を少しでも楽になりたいと考えると思います。nori0618さんの場合は、色々あるのかも知れませんが、周りの目を気にしている病人で、病人としては少し変わった例なのかも知れませんね。それからも解る通り、nori0618さんは少し神経質な傾向があるのかも知れません。

　前のレスで記載した通り、過敏性大腸症候群は、気質的な原因（例えば胃潰瘍で胃に穴が空いてしまった等）と精神的な原因（例えばストレスとかnori0618さんのように色々なものを気にし過ぎる方等での神経の狂い等）が有ります。もし「コロネル」を使ってもあまり改善しないとしたら、精神的な原因が強い様に思います。それともともとの神経質なところも悪さしているのかも知れませんね。

　例えば同じ様に精神的な（神経的な）原因が加味する事で症状が悪化する可能性のある症状に高血圧があります。一般的な血圧血圧降下剤を使っても症状の改善が余りみられない場合、血圧の治療とは直接関係ない精神神経科領域のお薬を使う場合があります。
　これと同様で、過敏性大腸症候群の場合も専門のお薬を使って効果が余りみられない場合過剰に働いている神経の働きを和らげる為に神経のお薬を使う場合があります。

　今の西洋医学の場合、単純に内科とか外科と言う分類だけではなくて、内科でも細かく分類されている時代です。より専門の方に診てもらった方が良いでしょう。神経的な働きの狂いが結果的に内科的疾患を起している状態の専門が心療内科（神経内科）ですから、心療内科に行かれたら良いと思います。

　一般品のお薬に付いてですが、今の所「ロペラン」を服用して何も問題が出てないのであれば、同じ塩酸ロペラミドを配合されたお薬（一般品）を服用しても多分問題が出る事はないでしょう。
　「コロネル」を服用して効果が出なかったと言うことを考えた時に、塩酸ロペラミド配合のお薬以外で薬局で何とかして欲しいと言う事になると漢方薬を使うしかないかも知れませんね。もし漢方薬をと言う事になると、詳しいお身体の状況が解らないので何ともお答えしかねます。それは西洋医学的な発想で、下痢をしたから「ロペラン」と言う安易な感覚でお薬の選薬が出来ないからです。

IBS経験者ではありませんが，同僚がこれで悩んでいたのでよく分かります．

一般用の薬ですので，安全性はそう気にする事ないと思います．安心して服用できます．どこのでも同じです．

ただ，長期に飲むことは本当は好ましい事ではありません．

この症状は神経性なものがかなり影響します．故，他の胃腸内科とか神経内科に掛かられたらと思います．

　nori0618さん　こんばんは

　薬局を開局している薬剤師です。

　＃１さんが記載されたお薬が「塩酸ロペラミド」を主成分としたお薬で、一般品ですから処方箋が無く購入する事が出来ます。病院に行くのがどうしても嫌なら薬局で買われたら良いと思います。

　ところで何で追い詰められているのでしょうか？？？もし「ロペラン」を服用することで、一時誤魔化しかも知れませんが下痢状態が楽に成るのであれば、何も追い詰められる必要は無いと思います。もし回りの目が気になって病院に行くのが嫌なのかも知れませんが、そう言う病気なんだから致し方ないと思います。もしこのお薬を飲まないで実際におもらししてしまうとかのほうがよっぽど恥ずかしいと思いますよ。
　それと追い詰められていると考える事自体が、過敏性大腸症候群の症状を悪化させている可能性も有ります。過敏性大腸症候群は色々な理由で起こるのですが、多くは精神的な状態で起すと言われています。ストレスが腸や括約筋の働きを狂わせて、本来なら便意を感じても少しはガマン出来てもその我慢が出来ないと言う場合が多くの理由です。従って追い詰められていると感じる事自体がストレスになって、症状を悪化させている可能性も考えられますから、まずはストレスの元と成っている「追い詰められている」と感じる事自体を何とかしないといけないですね。

　私の中高生の頃、過敏性大腸症候群でした。当時は、普段は大丈夫なのですが試験が近づくと便意を感じたら即排便しない限りおもらしをすると言う状態でした。子供の頃からのお世話になっている小児科医に相談しました所、「肛門括約筋の機能検査しようか？？」と言われました。実際はしませんでしたが・・・。高校入試・大学入試と入試が近づくと症状悪化を起し、入試が終わり合格が決ると症状が治まると言う状態でした。この話を先ほどの小児科医にお話したところ、「多分精神的なストレスが原因だろう」との事でした。何も考えないでボーっとしていると治るのは早いとのアドバイスを頂き、難しかったですが色々な事で悩まないようにしていたらいつしか治ってしまいました。ですから、nori0618の場合もストレスが症状を悪くさせているかもしれませんね。「追い詰められる」と感じること自体が良くないでしょう。と言っても人それぞれにストレスは多かれ少なかれ感じていますから、中々ストレスを無くすということは難しいのです。

　それとこんな事を言ったら処方医に怒られるかも知れませんが、「ロペラン」は過敏性大腸症候群を治療するお薬ではありません。では「ロペラン」の働きですが、強めの下痢止めと言う事です。根本的な原因を何ら治してないと言う事になります。解り易く言うと骨折をして痛みがある時に、骨折した部分の骨をつないで骨の状態を治し起こった炎症を鎮める治療をしないで、起こった痛みを痛み止めで誤魔化しているのと同じです。最近は例えば「コロネル」等の効き目の良い過敏性大腸症候群用の治療薬が開発されていますから、そう言うお薬を服用しながら起こる下痢症状を「ロペラン」等の下痢止めで一時的に何とかすると言うのが一般的な考えです。もちろん、nori0618さんの症状を直接私が診察したわけでは有りませんから、過敏性大腸症候群の治療薬が使えない状態なのかどうかは解りませんが・・・・。１度、「ロペラン」以外で根本的な部分で過敏性大腸症候群を改善するお薬は無いのか確認されても良いと思います。

　先ほど過敏性大腸症候群を起す原因の１つがストレスと言いましたが、それ以外にも冷えが原因で腸の機能を低下させて起す場合があります。ですから、お臍～足の付け根までは絶対に冷さない事。これが根本的な治療になるとは思えませんが、症状が軽くなる可能性は高いですから、冷さない様にしたらと思います。

塩酸ロペラミドという成分の薬です．

薬局で売っているものでは，
イノック下痢止め（湧永），シグナル下痢止め（SS），
ピタリット（大正），マルピー下痢止め（大日本），
ロペラマックサット（佐藤），中外下痢止め(大日本）等があります．
でも薬局で買うものは高いですから，病院で貰った方が安いですよ．恥ずかしくも何ともないですよ．