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 建築士と建築家の違いを教えてください。
建築家は特別な才能をもった人しかなれないというイメージです。
建築士は事務所に就職して、どのような仕事をやるのでしょうか。やはり建築家じゃないと自分の好きな家は建てれないのでしょうか。
 建築家は家を建てて建築士は雑用というイメージがあるのですが、合っているでしょうか。
教えてください。

A 回答 (9件)

「建築士」は


日本においては国家資格を取得した人のことを指します。

「建築家」は
日本においては定義が曖昧です。そのため、自分で名乗った瞬間から「建築家」になることができるのが現状で、制度として保証されたものではありません。建築士でなくても建築家になることができます(これは問題ですが、現状として、資格を持たない建築家はいます)。建築家と名乗る者の傾向としては、自分の設計した建物を、「作品」と考えていることがあげられます。
最近では建築家の職能が社会的に確立されていないのは問題であるとの意見から、登録制度にしようというという動きもありますが、そのメリットがないため、建築家登録制度が普及しているとはいえません。
よって、建築家になるかどうかは、自分で名乗るかどうかの問題になります。しかし一般的には、ある程度の実績(雑誌等で紹介/受賞経験)のある人、または建築家として登録されている人を建築家と呼ぶことが多いようです。


日本においては
建築士  技術者
建築家  芸術/技術/社会などの諸問題をあつかう職能
とのイメージをうける傾向がありますが、制度である建築士に対し、あいまいな建築家というのが混乱の原因になってるのでしょう。

欧米諸国では「建築家」が資格制度として成立しています。よって建築家(意匠)は構造、設備などの様々な技術者を統括する立場として認識さているようです。
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とある建築家が講演会でこのように言ってました。



建築屋・・物を扱う商売    例:八百屋、政治屋
建築士・・技術を扱う商売   例:技術士、ペテン師
建築家・・心を扱う商売    例:音楽家、作家
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簡単な私の中での区別



建築士…資格を持った方
建築家…建築による社会的哲学を持った方

まー世の中には似非も多いですけど。
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先の回答にあるように建築士は国家資格の名称ですので、勝手にこの名称を用いることは禁止されています。



建築家というのは主に意匠設計(デザイン)を行う建築設計士または設計事務所の経営者などを言いますが、医師を先生と呼ぶような一般名称です。

日本は地震国家であるため、建築設計には耐震技術が不可欠であり、そのため建築士は技術者の資格としての性格が強いです。
NO.5さんの回答にあるように海外では、アーキテクト(建築家)とエンジニア(建築技術者)は大学での教育から分かれていますが、日本では建築基準法や建築士法により建築士の資格を有していないと、一定規模の建物は設計できないことになっていますので、建築を設計しようとすると建築士の資格が必要となります。
だから、建築の設計をしようとすると、法律上は建築士でなければできません(なお、偽造問題で建築士制度の見直しはあるようですが、技術的条件がより求められるのではないでしょうか)。

ただし、業務として設計を行うのは建築士の資格だけでは不十分で、建築設計事務所としての登録を受ける必要があります。

自称建築家というのもいますが、一般に建築家といわれる人の多くはこの事務所の経営者や代表者であることが多いです。というのは、事務所には管理建築士が必要ですが、事務所の開設者が建築士であることは条件ではありませんから。
管理建築士を雇えば、事務所の代表として、建築家を名乗り、法律にのっとた確認申請などの書類上は建築士の設計としてすることが可能だからです。

なお、建築士が一般名詞の建築家を名乗るのは全く問題ありませんし、建築士を有していない人が建築家を名乗ること自体も問題はないと思いますが、「一級建築家」などと名乗ると、一級建築士など国家資格と紛らわしい名称の使用は禁止されていますので、罰せされる可能性があります。

ちなみに、建築士は30万人ほど有資格者がいて、そのうち設計を行っているのは3万人程度と言うことです。他の建築士は主に施工会社などにいて、施工管理(現場監督など)を行っているか、ペーパーだけの人のようです。
設計事務所の総合で全部自分のところで行うところもあれば、意匠だけ、構造だけ、設備だけと言うところもあります。

なお、家を建てる(施工)に関しては建築士の資格は有していることは条件ではありません。
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建築物を設計する人、ということについては建築士も建築家も同じです。

クライアントと打ち合わせをして事務所で設計をする。そして建設業者が建設をする、という流れの中では建築士と建築家は同じ位置付けにおいて仕事をします。だから両者は職能的に同じなのです。

ただ建築士は国家資格なので、上記の一連の流れの中において設計をする人がそのまま建築士にはならないのはもうご承知のことと思います。建築物は一個人等の所有の範囲を超えて、国造りという観点では国家財産となりますので、個人と国家の共有財産として最重要の建築物を設計する者は法令に基づいた国家資格の建築士でなければいけないということになります。建築士資格は専ら技術と法令の資格です。

建築家は技術と法令の資格である建築士に「芸術性」「社会性」を加算したような資格です。こういうふうに書くと何か建築士は芸術性と社会性が無いようなことに思えますがそれは少し違います。あくまで建築士の試験では芸術性や社会性は問われることはありませんがそれは試験の話しです。

建築士となるものは学生時代から建築学を学問として学びます。建築学では技術はもちろんですが、芸術性や社会性を存在を認識し学びます。ただこれは個人の問題でありその度量を測ることはできません。これでは困るので、建築家資格というもので芸術性と社会性を判定するのです。

簡単にまとめますと次のようになります。
建築士→技術と法令(試験で能力判定)
建築士→芸術性と社会性(建築学としての学問)
建築家→技術、法令、芸術性、社会性(試験で能力判定)

尚、一般人にはあまり知られてはいませんが、国際社会で建築家が自称、他称なのは日本くらいのものです。建築家資格はヨーロッパやアメリカ等の先進国では国家資格です。その社会的地位は非常に高く、弁護士、医師等の比ではありません。残念ながら日本ではまだ建築家資格ありません。しかし近い将来日本でも建築家資格が国家資格になります。社団法人日本建築家協会の関東支部では国内でも先駆けとして建築家資格制度化の実現に向けてリード役になっています。

先にもご説明させて頂いたように、建築家=建築士+芸術性+社会性であります。という事は日本の建築家試験は一級建築士であることが受験資格になる可能性が高いです。しかも一級建築士時代の一定の実績が要件となるでしょう。他には論文や学会賞やコンペ入賞等も関係することになるかもしれません。国家資格なので試験難易度や条件を一定に保持しなければいけないのですが、建築家の職能を考えると通常の国家資格のように画一的な形式にはならないかもしれません。司法試験や医師免許のように簡単にはいかないでしょう。
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先の回答者の方と同じです。


建築士は国家試験を受けて合格し建築士として登録した人のことで、建築家はいうなれば誰でも名乗ることのできる肩書きです。(ご質問者様だって建築に興味があれば自分は自称建築家だと名乗っても構わないと思います。気持ちの上では憚られるでしょうが。。)

建築士には意匠設計、構造設計のほかに設備設計や都市計画などを専門にする人もいます。設計がなされた後の工事監理(管理ではありません)を生業とする人もいます。家を建てるだけが建築士の仕事ではありません。

また、建築家だけだと日本では家は建てられません。建築士資格をもっていて初めて家の建築をすることが出来ます。建築士資格の無い建築家が家を建てる(設計する)と違法行為となります。(資格の無い方は設計補助は出来ます)

それと、No.3の方に反論ですが、構造計算を専門にする建築士だって、ストラクチャーデザインとして芸術心をもっている方は大勢います。芸術心を用いないで済む建築士と構造屋を差別されては心外です。
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こんにちは。


建築士という資格はありますが、建築家という資格はありません。
ですから単なる言葉のイメージの上でのお話しですね。

という前提で言いますと、
設計する建物に芸術心を用いる建築士を、周りの他人がそう認めた場合に建築家と呼ばれるのだと思います。
自分で建築家だと名乗る建築士はいないでしょう、おこがましいですからね。

しかし芸術心を用いないで済む建築士とは構造計算を専門にする建築士くらいしか考え付きません。

なおその分け方から言いますと、
建築士という資格名のもとに実は主として二種類の傾向に分かれます。(資格はあくまでも「建築士」一つだけですが)

構造計算を得意とする傾向を持つ建築士
意匠つまりデザインを得意とする傾向をもつ建築士

マンションやドームなど大型建築物以外の、たとえば一般住宅などを設計する場合の構造計算は難しくないので
建築士ならば構造計算ソフトなどの力を借りずとも誰でも出来ますからその時はこの分け方に意味がありません。

いずれにしても「建築士は建築事務所の雑用係り」というイメージを持つと正しくありませんし可哀想です。
資格を取ったばかりの建築士は見習いとして使い走りもするでしょうが、彼らを使う設計事務所長さんも実は二級建築士、ということもあり得る事です。
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「建築士」というのは、1級、2級、木造などに分類される


国家資格の名前です。

それらの資格を持っていて、実際に家屋や構造物の意匠設計や
構造設計を職業とされている方を総称して「建築家」というのでは?
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建築士は、免許が必要ですが建築家には免許を要りません。


なぜかというと、「自称」だからです。
建築に携わっていれば、(いや、携わっていなくても)誰でも「建築家」と、名乗る事はできます。
○○家。と、いえば、芸術家。っぽい響きがありますから、デザイン力が自慢です。の様な方は「建築家」と、名乗られる事が多いです。
また、資格を持っていないけど名刺になにか肩書きが欲しい。って、事で「建築家」と、書いてある様な方も見かけます。要注意です。
 建築家は家を建てて建築士は雑用というイメージ・・・
は、間違っています。
建築士を持っていて、建築家を名乗られている方は、「自分の作品は芸術品だ。」と言う自信が人一倍ある人だと思っていいでしょう。

どちらかというと、建築家の方が自分のこだわり。が強いと思いますので、自分の好きな家は建てられないと、思いますが。あなたの家を造る。より、自分の作品を造る意識の方が高いでしょう。・・・これ、私のイメージです。
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