プロが教えるわが家の防犯対策術!

昔からバスをやっていると、ここ10年くらいの日本製のルアーの品質の良さ、独創的な創造性には驚かされます。
しかし、そうは言ってもご存知かと思いますが私が知る限り現在、日本で売られている日本製のルアーの全ての基礎となる技術は外国で生まれたルアーを元としています。
例えば、ラパラなんて老舗で有名ですよね、その他、バーグリーとか・・・
ワームなんかも昔(20年前)は99%くらいアメリカ製だった気がしますし。
そこで疑問なのですが現在の日本のメーカーが製作しているワームを含め美しいルアー、優れたルアーは基本的な技術の特許料とかをアメリカなどの老舗企業に今も払っているのでしょうか?
通常の特許は数年?10年?20?くらいで消えるような話をどこかでで聞いたような気がしますがいかかがなのでしょうか?
ルアーの歴史は長いですからもう特許切れなのですかね?

事情通の方の情報をお待ちしています。

でも今のメガバスやラッキークラフト、エバーグリーンなどどれもぶっちゃけ工夫はしていても所詮アメリカ製品のパクリですよね。
日本製は日本のスレたバスに合わせてアメリカ製品にない創意工夫、精密さがあって、今更ワーム以外はあまり外国製は使う気になれませんが…

A 回答 (7件)

どうも、楽しみにしてもらえて光栄です。



メガバスのブランクスですが、あれは台湾製です。理由の第1位はなんと言っても安いということ、台湾は日本ほどパテントにがんじがらめでないうえパテントにルーズだということも理由にあるようです。特に近年注目されている新素材・アラミドチタンはアメリカの4大ブランクメーカー(ルーミス、ダイヤモンドパック、フェンウィック、レディントン)のパテント争奪合戦が本国でありまして、同時に日本でも多くのパテントを取得したようです。ルーミスとフェンウィックは日本のバスフィッシングではお馴染みな名前ですが、実はこの4社フライフィッシングのロッドで壮絶な開発合戦を繰り広げています(アメリカのフライフィッシングは「パワーフィッシング」と言って飛距離を出すために日本のバスフィッシング以上に強靭なロッドが求められています)。そんな背景もあってメガバスはパテントの影響を受けない台湾製のブランクスを使用しているようです。

今回は田辺さんを中心に話しますと…シマノのBSRとスコーピオンXTは基ちゃんが開発アドバイザーに携わってできたものですが、田辺さんはあのデザインが好きになれなかったようで使用はしなかったのです。ところがシャウラはとてつもないほどの「乾いた感度」でトーナメントで使えば「反則だよ、これは」と思わず田辺さんも唸ったそうです。しかし如何せん基ちゃんが開発に携わっているだけに反発力まで「反則だよ」だったのでシャウラをベースに田辺さんやバーニー・シュルツを中心にしたトーナメンターの意見を取り入れてマイルドにしたものがレサトなのです。そんな背景があるから田辺さんはレサトやアクラブ(シマノのグラスロッドで田辺さんも意見している)を使って当たり前なんですね。
なお基ちゃんの意見を中心に開発したロッドには「スコーピオン」の名がつきますが、レサトとアクラブは「スコーピオン」からさらに田辺さんなどの意見が入っているので「スコーピオン」の冠は付きません。

田辺さんはとにかく「粘る竿」が大好きなようで(レサトも狂ったようにどこまでも粘る)ロードランナーも吉祥寺の丸勝さんに頼んでアメリカのルーミス製ブランクスをベースに作成しました。丸勝さんはこれをきっかけに製造部を独立させてTIFAという別会社を立ち上げたわけです。
そんな精力的な田辺さんのファンは後を絶たず、関西に「ノリピーのコピー」のような熱狂的なファンが勢い余って当時田辺さんが在籍していたJBに参戦しました。それが今江克隆さんで、今でも大好きなようですね。元々イマカツがアブを使うようになったのも田辺さんに憧れてで、長年付き合ったダイコーと縁を切ってまでルーミスのブランクスを選んだのも「田辺さんのブランクスがルーミスだから」だったり髪を染めたのも「田辺さんが茶髪だから」だったり、イマカツのお家芸「電撃フック」をはじめとした強気のフィッシングスタイルも「田辺さんのストロングスタイル」の影響だったり…よほど好きなんですね。イマカツもじきにアブを捨ててシマノのベイトリールを持つことでしょう(スピニングはすでにステラですし)。何しろ絶対田辺さん!な人ですから…カルカッタ・コンクェストですね?

田辺さんは人付き合いがよく面倒見がいい人のようで、よく夏になると仙台の国分町(東北最大の歓楽街)で「ノリピーが基ちゃんに引っ張られてへべれけに酔っ払っていたよ」とよく目撃されています。飲みに誘われても断れない性格のようですね。またWBSの荻野さんも「田辺さんに足を向けて寝れない」というほどですから後輩には厳しく優しいんでしょうね。

そんな田辺さんが釣りを始めたきっかけが、サーファーだった田辺さんが岸で投げ釣りしている人を見て「面白そうだな」と思ったのがきっかけだというのですから人生何がきっかけか分からんものです。
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この回答へのお礼

何度もお詳しいお話ありがとうございます。
バス歴20年のマニアには惹かれる話です^^

TIFAが丸勝からできたなんてかなり驚きです。
吉祥寺まで丸勝に昔行きました。
すごく商品が高かったイメージがあります。

確かにノリピーは粘る竿が好きですね。フェニックス、ロドランなどはそれが特徴ですよね。
どちらともルーミスブランクですし。
弟子(?)が何度かノリピーと偶然にレイクで出合っているのですが気軽にバスの話をしてくれてすごく親しみやすいと言っていましたね。
TV見ていても人柄の良さがにじみ出てますよね。
バスプロはイマカツを初め癖のある人が多いですけど…
(ノリピーは慶應卒の銀行員からバサーに転身でしたね)
あの人の提唱したパターンフィッシングには今でも惹かれますね。
初めて日本に今では当たり前のその理論を持ち込んだプロですよね。

そう言えば、昔(15年くらい前かな?)イマカツが最強の実績をJB(JTB)で残しシマノやダイワとスポンサー契約を結ぼうと高く売りこんだんですけど成立しませんでしたよね。
イマカツやノリピーは大手のメインプロに座ってもいいと思いますが…
日本ではバスプロの契約金や地位は低いですからね。
大森君には拍手と賛辞の言葉を送りたいです。
河口湖でキャンプをして頑張っていた少年がここまでなるとは…

お礼日時:2005/11/24 21:49

どうも、度々しくこくてすいません。



ダイワとシマノのパテント管理と高弾性ロッドの話を触れておられていたのでその辺のお話を…

シマノの持っている多くのパテントの中で最も他社が欲しがっているものは、実はカーボンをX状に編み込む X-Bias という製法で、軽さと感度と強度を兼ね備えた現在最も理想的なグラファイト製法です。俗に「高弾性カーボンは折れる」というジンクスを見事に打ち破ったばかりでなくロッドティップをつまんでねじってもびくともしません(他社のロッドでは絶対にやらないでください、確実に折れます)。私が今バスのメインロッドにしているShaulaはこの製法でバット部分には60tカーボンをコンポジットしているようです。これに加えて コールド・フォージド という製法でグリップを作成しており、恐らく市販されているバスロッドの中では最も高感度なロッドと思われます。実際田辺さんも(シマノがスポンサーということもあるでしょうが)最近よくレサトやアクラブを使っていますが、1回使ったら癖になるのがシマノのロッドです。

そんなシマノの X-Bias 製法は日本・米国他各国でパテントを取っており、事実上シマノの独占状態です。が、一時期ダイワが「カーボンをX状に巻き上げた」ブランクスのバスロッドを販売したのですが、当然シマノにパテントは払っていませんでした。すぐにシマノが訴えを起こすのかと思っていたら何とシマノはしばらく全く動かないのです…ダイワがそのロッドで確実に利益を上げたところを見計らってからようやく訴え、和解したようですが当然ダイワはシマノに対して損害賠償金を払ったのです。パクったダイワもダイワですが、それをしばらく放置して損害賠償金額を釣り上げていたシマノもシマノです。ダイワのそのロッドが売れればその分シマノは損害を被る、という観点で見れば「できるだけ高額を支払ってもらったほうが得」というわけです。
「そんなの血の通った人間のすることじゃない!」と言いたいところですが、それがパテントを取得する大きな目的です。

一般に高弾性カーボンは折れると言われますが、それは単体で使った場合の話で、現在のグラファイト製法(複数の弾性の違うカーボン素材を組み合わせた製法)だと穂先はどう頑張っても20tカーボンを使用しないといい竿は作れません。昔の和竿に真竹と布袋竹を使い分けたのと同じ理屈ですね。

実はロッド1本作るのにも多くのパテントが発生しています。例えば富士工業はガイドとグリップに多くのパテントを持っており、この部分に独自のパテントを持っているのはダイワとシマノだけです。従って極端な話をすれば国産で独自の技術でロッド製造しているのはブランクスメーカーのダイコーとダイワとシマノだけ、あとはこの3社のどれかに属するのです。
それでは各社のロッドを買う夢も希望もなくなってしまいますが、ご存知の通り多くの国産ロッドメーカーはブランクのベントカーブやパワーに注文を加えて独自のロッドを販売しています。さすがにそこまでパテントで縛られていないのでご安心を。

「折れる竿」というのもそんな背景から生まれたロッドの個性なんですが、個人的には折れない竿のほうが好きです。もうひとつ個人的な意見を言えば突き詰めた釣り師は絶対に自分の理想のロッドがあるわけですが、パテントにがんじがらめになって自由に竿作りができないのが現状です。もっと自由にいろいろなロッドができると、もっと釣りが面白くなると思うのですが…

この回答への補足

私こそ、しつこく申し訳ありません。
ほぼ目的は達成されたのですが、面白いお話をたくさんお聞かせくださるのでつい締め切りができません^^;

さすがにお詳しいですね~!勉強になります。
ですが、シマノは何本か実際に使用しましたが、確かに強度は最強であると私も思っています。
特に仰るようにネジレに強いですね。
使っていて安心感があり折れる気がしません。
ただ、感度はダイコーのコブレッティーには正直、劣る気がします。
昔からシマノは感度が私的にはですがイマイチです。
ダイワも感度はイマイチですね。
私の永い20年以上のバス歴から現在のハイエンドクラスを採点すると
【感度】
ダイコー>シマノ≒ダイワ
【強度】
シマノ≧ダイコー>ダイワ
【細部のクォリティ】
シマノ≧ダイコー>ダイワ
ですかね。
それでも今はどこのメーカーでもハイエンドクラスは素人では判断が付かないくらい性能は切迫していますけどね。
(あくまでの私の主観ですが^^;)
ダイコーは、イマカツさん、菊本さん、藤木さんと言った最高のトッププロ達がノウハウを出し切って作った最高傑作のコンバットのノウハウをそのまま受け継いでいますからね。
(コンバットの初期のブランク提供、共同開発メーカーはダイコーですよね。途中で喧嘩別れして今はエバグリ系では採用していないとの噂を聞きましたけど)
ブランクメーカーとしてもダイコーは老舗の最高メーカーだと思いますし。
ただ、コンバットは強度より感度に走りすぎましたね。
それをうまく補正し改良したのがカリスマ、コブレッティーだということのようです。

しかし田辺さんはロドランがお好きですよね。
感じがフェニックスに似てるからかな?
私的には重くて感度もイマイチでとても名竿とは思えませんが…
ブランクはルーミスでしたっけ?
でもuraryoushiさんお話ですとレサトなどを使い始めましたか…

しかしロッドまでパテントのがんじがらめなのですね…

ところでメガバスのブランクはどこで生産しているのですかね?
ご存知でしょうか?
一説には海外のどこかと業界の方から聞いたのですが…
忘れてしまいました。

補足日時:2005/11/23 04:32
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どうも、再びです。


ラバージグの塗装で誰も真似できないマル秘製法…それは充分特許申請に該当しそうですね。がまかつさんやオーナーばりさんがよだれを垂らして欲しがりそうな…私の場合へら浮木を作る漆を使っています。

悪い影響は基ちゃんばかりでなくイマカツでもありましたよ。カッちゃんが雑誌で「電撃フック」を連呼したばっかりに3ポンドのスピニングタックルでダウンショットやってる連中が「電撃ー!」とばかりに大アワセぶちかましてラインブレイクを連発したとか…「俺のビッグバドはめっさ釣れんねん」と紹介したら変なところにブレードをつけた改造品が流行った挙句タックルベリーの陳列棚にしこたま並んだり…

それでもカッちゃんは悪くないんですよね。実際使うところを押さえていて実際釣っているから。結局話を聞いたり文面を読んで、受け止めた人がどう解釈するかなんですよ。冷静に読めば釣っている人はみんな同じ事を言っていますが、言い方が違うだけなんですよね。バーニー・シュルツが日本に来て「Bass Is Bass」と言ったのが真理かもしれません。
基ちゃんのキャストをどうの言っても使うところさえ押さえなければ釣れるものも釣れません。私もフリップ・キャストどころかスパイラル・キャストまで実戦で駆使して東北の野池(フィールド保護の観点から場所は伏せます)で64cmを釣り上げてしまったので個人的には基ちゃんを茶化してもけなすことはできません。

ただデカイサカナが釣れればいいのか、ただバカスカ釣れればいいのか、それさえクリアすればうまいのか…個人的にはそうは思いません。むしろ「出たライズは全部取ってしまう」「狙ったサカナは逃さない」ほうがうまいように感じられてしまいます。そうでないとデカイサカナを釣る・数を釣るという目標をクリアしてしまったら残るのは空虚感だけです。これを言ってしまうとトーナメントを真っ向から否定してしまいかねませんが、トーナメントを否定するつもりは全くありません。釣り勝負も釣りの楽しみのひとつですから。

近年バスフィッシングに対する風当たりが強いので、あなたのようなうまい人こそ全くダメなアンポンタンを「指導」する義務があるように感じられます。キャリアを積んだ者が初心者を指導するのは当たり前ですからね。ただ釣りのスタイルや価値観は人の数だけあるので指導するのはとても難しいです。指導する側の了見が広くないとできませんし、指導するには絶対押さえたいポイントがいくつもありますから。

本当にうまい人は「多くの人に釣らせることができる人」かも知れませんね。

この回答への補足

>マル秘製法
そんな大それたものではありません、ヘッドの仕上げ時にクリアのセルロースセメントを何重にも重ね塗りするだけです。
おそらく市販品はコストの関係上、塗装だけしかしてないものが多いのではないかな?
セルロースセメントの重ね塗りは手間隙がかかりますが、それをすることで簡単にはヘッドの塗装が禿ることはなくなりますね。

>64cm
すごいですね!!(><)釣ってみたい…
私は60upどころか50upでさえキャリアのわりに…
でも関東では50upはなかなか厳しいです。
48くらいまではけっこう釣れるのですけどね。
WBSの某トッププロが何年か前に「霞で50upなんて僕でも年間5本程度だよ」って言っていたくらいですしね。
でも大概のバサーは正式な測り方(口閉じ)では50~53くらいのバスは実際は50もないのですよね(笑)
特に口を開けてバスの体の上から測ると正式測定で50前後のバスでは酷いと5cm近い誤差が出ますからね^^;

>指導
そうですね^^;
私が教えた弟子(?)達には釣り方以前にキャッチ&リリースの重要性を説いていますね。
私はデカバスでない限りバスの為に30秒以内にはリリースしますね。デカバスでもサイズ測定と写真だけさっさと済ませ出来るだけ即リリースします。
(でも昔、下手な頃はストリンガーにバスを繋いで、酷いこともしてました(反省))
悲しいことに霞のなどの有名ポイントで釣れるバスの90%くらいは口に傷のあるキャッチ&リリースされたバスです。
もし、キャッチ&リリースが行われていなければ、絶滅するんじゃないかってぐらいの衰退ぶりですね。
しかも傷ついて体力のないバスが多く、昔のようなベイトリールのきつく閉めたドラグを引き出すようなパワフルなバスには巡り合いませんね…
昔の傷のないフレッシュなランカーサイズの引きはすごく魅力的だったので、今の傷つき弱りきったデカバスを釣る度に虚しくなります^^;

補足日時:2005/11/21 21:10
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この回答へのお礼

こんばんは!
何度も面白いお話、ありがとうございます。

>悪い影響
スピニングの件は知りませんでした。
そうなんですか…
ですが、あの有名なコンバットスティックの看板ロッドのガンニングシャフトでの電撃フッキングがTBか何かで紹介されて、それを真似したコンバットユーザーのバサーがロッドを折りまくっていたのはよく覚えています。
行きつけの店は修理品の山でしたね^^;
あのロッドは高弾性ブランク(ボロン)を用いた高感度ロッドの先駆け的なロッドで確かに当時としては最高クラスの感度を誇りましたが、高弾性ロッドの弱点である折れやすさがもろに出たロッドでしたね。
今でもこれは言えることですが、高弾性ロッドはたった一つの些細な傷からブランクがポッキリいきますからね。
各メーカー色々と対策や工夫を用いていますが、高感度と折れやすさは避けて通れない問題ですね。
まあ、私の経験上、傷に気をつけて無理な使い方さえしなければ今時の超高弾性カーボンでもまず折れませんが^^;
一部の釣り方を除けば、グラスロッドや低弾性カーボンのロッドなんて、たるくて使えませんね。
でもグラスの粘りなどはクランクなどでは高弾性ロッドと違った面白さや良さがあって好きですが…

お礼日時:2005/11/21 21:09

どうも、度々です。


ちょうど基ちゃん批判が出たのでパテントに関して追記を…
実は釣具業界でパテント取得という習慣を広めたのはメガバスの伊東由樹さんですが、こいつに強くパテント取得を勧めたのが村田基さんだったのです(本人から直接聞きました)。第2次バスブームでメガバスが多くのパテントを持っていたので各社慌ててパテント取得に奔走したのは記憶に新しいところです。
実は私も「バルサルアーの重心移動」を思いつき特許庁に行ったのですが、窓口のそばでダイワとシマノの人に声をかけられました…「釣具の特許なら買い取ります」と。肝心のアイデアは残念ながらすでにもっと優れた特許が取得されていたので却下されましたが(儲けそこなった)。

キャストの理論やルアーに関して言っていることは正しい事を言っているのですが、誤解を受けてしまうんですよね、基ちゃんは。話をしたらただの釣り好きのオッサンなんですが、極端な派手好きというのが致命傷のようでして…潮来釣具センターは「問屋さん」なのでドライにならないと商売が成り立たないのかなぁと感じる今日この頃です。裏切った奴といえばザウルスの則さんはどこに行ったんでしょう?

そういえば田辺さんと同郷の横浜に住む私の通いの病院の先生が田辺さんと小中学校で同級生だったそうです。田辺さんのことを「あの道楽者メ…」と苦笑いしています。
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この回答へのお礼

何度も面白いお話をありがとうございます。

>実は私も「バルサルアーの重心移動」を思いつき特許庁に行ったのですが、窓口のそばでダイワとシマノの人に声をかけられました…

すごいですね…私はせいぜいラバジを自作するくらいです。今は面倒なのでノウハウを弟子(?)に教えて彼に作ってもらい格安で売ってもらっています。
私の製作したのは評判がよく気前の良い友人に一個400円くらいで売っていました。
けど市販品ではあのヘッドの塗装の強さは手間がかかり真似できません。

>キャストの理論やルアーに関して言っていることは正しい事を言っているのですが、誤解を受けてしまうんですよね

う~ん…あまり討論はしたくないのですが、彼の釣りは実践的では何のですよね。
今のライトリグ全盛の時代にあのようなヘビーなルアーを投げる場面が関東では果たしてあるのですかね?
ないとは言いませんが、ほとんどないでしょうね。
特に土日バサーには。
確かにキャストはうまいですけどね。
ですがあの程度はトッププロなら誰でもできますし。
林プロの方がぜんぜんうまいんじゃないかな?
近所の野池で村田氏にあこがれてプラグを巻き続けている少年に出会って、私が横でライトリグやトップで20本くらい短時間に釣った時は彼の価値観が吹っ飛んだようです。
(彼は一日で良くて数本って言ってましたね)
村田プロの釣りはごく限られた特殊な条件でしか釣れない釣り方だといことを理解できない初心者も多いようです。
そりゃ~平日に彼の情報網で調べ上げた超一級情報の穴場ならあの釣り方でも釣れますけどね。
彼はたいていアメリカではガイドに案内してもらっていますしね。
トーナメントも彼の情報網がフルに活かせる霞水系で水郷プロと呼ばれる大昔に実績を出しただけでほとんど大物プロとの対戦はゼロですしね^^;


田辺プロ・・・あの田辺製薬の親族ですからね~。
慶応卒のお坊ちゃまで好きに釣りができて羨ましいです。

お礼日時:2005/11/21 00:45

どうも、度々です。



タックルボックスの独特な世界観は好きでしたね。でも恥ずかしながら実際に定期購読したのは100号台からでした。
バスフィッシング自体は「釣りキチ三平」の「湖の殺し屋 ブラックバス」を読んでから始めました。当時三平くんが持っていたミッチェル・ガルシアのスピニングセットと魚紳さんからもらったアブ+ガルシアのベイトセットが憧れでした。当時は今のように資料がなく小学生か中学生だったのでろくな釣りはできませんでしたが…なにしろバスのことを「ブラックマス」と呼んでいたほどですから。
いろいろな情報が簡単に手に入る今はいい時代になったと思いますが、大雑把なアメリカンルアーをいじって改造して楽しんだりラパラが高くて買えないからと木を削ってハンドメイドしたりしていた頃のほうが楽しかったような気がする今日この頃です。
バスフィッシングの風当たりが強い今日この頃、田辺さんやイマカツさんには頑張ってもらいたいものです。個人的にはテツ西山さん(故人)と11PM・服部さんとバスボート王・村田基さんが釣りのヒーローでした。

なお、ご存知でしょうがタックルボックスはHPで蘇って相変わらず独特な世界観で楽しませてくれています。もしご存知でなければ下記URLを添付しておきますので参考までに。

追記として、K-Tenはおっしゃるとおりシーバスのルアーで、まだ売っていますよ。

参考URL:http://www.iregui-net.co.jp/
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この回答へのお礼

何度もありがとうございます。

私も始めた頃は資料がなくスプーンやスピナーを愛用していました。
初めてヒットしたのはバスではなくハスです^^
25年前くらい前かな…

タックルボックスのHP、まだあったのですね。
昔に見た記憶があります。
懐かしい~!平松和尚や北越でしたっけ?
元気なのかな?

>村田氏
ちなみに私は村田プロは嫌いですね。
彼の釣りは子供受けが良いですがあくまで実戦ではあまり通用しないショーです。
ハイプレッシャーの土日に釣りをする多くのバサーにあまり参考になりません。
私もいくつかのソースから色々業界の噂は聞きますが村田さんはかなり評判が悪いですよ。
平気で自分の為なら仲間を裏切るらしいです。
これ以上は詳細は書きませんが…

ちなみにすごいとと思ったのはバスプロマッチプレーですね。
田辺、沢村、今江プロなどが出ていて二人で同じボートに乗って一時間ごとに操船を交代し対戦する方式です。
20年近く前にテレ東でやっていました。
ホームレイクでない池原で地元のバスプロ(浜松光だったかな?)を田辺氏がコテンパにやっつける姿に興奮しました。
夏の釣りでバカの一つ覚えでシャローのカバーしか狙わない浜松氏とDEEPにいるのを見つけだし入れ食いをする田辺氏の技術には当時小学生だった私にはあまりにも鮮烈でした。
おかげで、当時、田辺氏が愛用していたフェニックスにはまってしまいましたが…
高価でしたね^^;
それほど大した竿でも使ってみると違いましたし。
その田辺氏の連勝を止めたのが若き日の今江氏だったですね。
そういえば今江氏はあの頃はミスタードンのロッドを使っていたような…

>西山さん
ショックでした。そんなにバス釣りはうまくはなかったですけどね。

雑談すみません。
昔を知っておられる方がいると嬉しくて、つい^^

お礼日時:2005/11/20 19:36

どうも、#1です。


パテントは基本的に自動車免許同様提出主が継続するための更新手続きを踏まねばならず、更新時に手続きの料金が発生します。パテントは提出した国内のみで有効(国内法のため)なので、例えばラッキークラフトのようにアメリカ合衆国とフランスを初めとしたヨーロッパ各国でそれぞれパテントを取らないといけません。当然更新が必要で各国で定められた金額を支払わなければなりません。もちろんパテントの所有者は利益が発生すればペイしても利益が残りますが…
ちょうど初の重心移動の話が出てきたので、パテント維持の悲しい話が重心移動システムにはあります。二宮正樹氏がシーバスルアーフィッシング黎明期に「絶対によく飛ぶルアーを作るにはどうしたら良いか」と苦心惨憺の末K-Tenというミノーに初の重心移動システムを開発し、パテントを取りました。しかしパテントの維持ができずに権利を放棄した途端各社から重心移動システムを搭載したプラグが発売されました…要するに他のメーカーはまだ弱小だったK-Tenにパテント代金を払うということにプライドが許さなかったようです。

これはアメリカ事情通の人から聞いた話ですが、アメリカのパテントは100年経過すると自然消滅する、ということです。これは国内法という特性上アメリカ合衆国憲法に詳しい人に聞かないと分からない話ですが、事実だとすればヘドンなどはすでに誕生から100年以上経過しているメーカーでオーナーもプラドコ社に代わっている、などの事情から放棄したか消滅したと考えて良いのではないでしょうか。反面ジッターバグのカップには今でもしっかりUSパテントNoが刻印されているので有効なようです(アーボガスト社は1924年に設立)。

パテントは提出された書類に記述されている内容通りであればパテントが発生しますが、そこに書いてあるものと微妙に違うとパテント権が発生しないというオチがあります。例えばシケイダーなどのカップは明らかにジッターバグのパクリですが、計測してみると微妙にカップの形状は違うので法律上は「別物」と判断されます。従って例えばゲーリーのグラブにパテントがあるとしても他のメーカーは微妙にボディやテイルの形状を変えて販売します。従ってワームのように「似ているけど、違うなぁ」という形のワームが釣具屋さんに氾濫します。

それでもゲーリーさんやチャーリーさん(故人)が文句を言わないのは「ウチの形状のほうが釣れる」という絶対的な自信のようで、実際ゲーリーさんとスライダーがあれば釣りは成立してしまいます。事実真似をしていた日本のメーカーモノはごく一部を除いて自然消滅していますからね。

なおダイワやシマノなどは払うものはしっかり払っているようです。ダイワさんはピーナツのパテントを丸ごと買い上げているほどですから。ダイワさんは本職のギヤ(歯車)で、シマノさんはベアリングでものすごく多くのパテントと世界シャアを持っているので釣具くらいのパテント料は屁でもありません(実際はヒイコラ言っているかもしれませんが)。
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この回答へのお礼

何度も詳しいご回答ありがとうございます。
なるほど・・・かなりお詳しいですね~!
ダイワがピーナッツのパテトントを払っているなら当然リップがついている系統のクランク、ミノーなどを作っている日本メーカーもパテント料を払っているのですかね?
それとも少しでもリップの形状が違えば払わなくていいのかな?
エバグリもラッキークラフトもメガバスも払っているのでしょうか?
だから国産は高いのかな?

>K-Ten
ありましたね。
シーバス用のルアーではなかったでしょうか?

uraryoushiさんは相当詳しいですが、タックルボックスで言うと何号くらからのバサーでしょうか?
(お答えになられたくないのなら構わないです。スルーしてください)
私は50号くらいからですね…
あの老舗の専門誌が廃刊になった時は悲しかった^^;
20年前はバサーとタックルボックスくらいしか専門誌がありませんでしたね^^;
今江、田辺プロなどが未だに第一線で活躍しているのは嬉しいですね。

お礼日時:2005/11/19 20:50

どうも、ただの釣りバカです。


特許(パテント)については90年代のいわゆるバスバブルの頃にはこぞってパテント取得に必死になっていたようですね。しかしご存知の通り不況と特定外来種規正法のあおりでパテント継続に掛かる諸経費はおろか会社の存続さえ危うい企業が多いのが現状のようです。2年ごとに更新をしなければならなかったと記憶しています。
元々外国産のルアーを「もっとこうしたらいい」と言う各人の創意工夫の末新しい製品として作ったものが国産ルアーの原点で、エバーグリーンのミノーやシャッドはもっと飛距離の出るラパラが欲しいと言うところから製品化していますしハンクルのK-0ポッパーはレーベルのPop-Rを改造したものを製品化したに過ぎませんし、そういう意味ではメガバスのPop-XもPop-Rの改造から始まっています。
こういった創意工夫をすること自体ルアーフィッシングの楽しみだったはずですが、パテントで楽しみのひとつを奪われてしまったような気がするので個人的には「払えない」企業の現状を歓迎していると言うのが個人的な本音です。

なおご存知とは思いますが、パテントは提出した国内のみで有効なので海外でパテントを取得するには各国でパテントを取得し更新のたびにそれぞれ更新料を払います。ヘドンやラパラなどのように「パテントを取得しなくてもウチのはオリジナルって分かるだろ?」と言う自信みたいなものを日本の企業も持って欲しいところですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
つまり本来は二年に一回はパテントを持っている外国企業に契約料(?)を未だ払わなくてはいけないということですか?
ただ、経営の厳しい各国産メーカーのほとんどが払っていないと。
ダイワなんかは払っているのかな?

>飛距離の出るラパラ
ダイワのTDシャッドの方が先駆けですよね^^
重心移動を先駆けて採用したのは…どこでしたっけ?

>ハンクル
泉プロでしたっけ?
懐かしいですね・・・
すごく値段が高かったですね…
ポップRはポッパーの名作ですね

それにしてもワームのデザインはあれはどうなんでしょうね?
スライダーやグラブ、ギジットといった基本的な形はあれもパテントあるのでしょうか?
日本の各メーカーがこぞって真似していますよね…

スライダー、トーナメントワーム、ギジット、ゲリヤマグラブ、サターンワーム全て米国製でしたが本当にお世話になりました^^

お礼日時:2005/11/18 22:16

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