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今、読んでいる本に『戦後のドサクサ時のようにハイパーインフレが生じ、国債がまたたくうちに紙くずになる可能性も日増しに高まっている』と、あるのですが分かりやすく説明をお願いします。

A 回答 (1件)

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今財政赤字でも、何とか景気が持っているのは、国債が消化されているからです。別の言い方をすると、政府が発行した国債を民間の会社である銀行や生保が、その資産、つまり、一般の国民の預金や保険掛け金で、運用と称して、国債を買っているのです。
しかし、国債を売って政府が得ている資金は、いわゆる利益を生んではいません。公務員の給料に行ったり、年金に使われるわけです。銀行や生保が受け取る国債利子は、単に、国債を新たに出して、資金を得ているに過ぎません。今まで、これが可能であったのは、民間の貯金、保険掛け金が巨額にあったからです。
しかし、今後、団塊の世代の退職に伴い、預金も生保の掛け金も減っていくのです。その為、あと数年もすると、ほとんどの銀行や生保は、国債を買えなくなるでしょう。
そうしたらどうするか。
既に手は打たれているようです。日銀が紙幣を刷り、その金で国債を買うのです。日銀が刷った紙幣は、国債と言うただの紙切れと交換に政府へ行き、政府はそれで公務員の給料や年金を払うわけです。日銀法が数年前に改正され、日銀の独立性を高める為と言う理由でそれまでは国債引受額の上限を国会で議決する必要があったものが、日銀が勝手に引き受け額を決めることが出来るようになってしまいました。
労働の裏付けがない資金が出回るとどうなるか。これは、基本的に価値のない紙幣が出回るのですから、インフレになります。
年に300%のインフレなら、一年で物価は4倍です。利付国債は半年遅れで利子計算されます。つまり、つく利子は2倍までなのです。よって、国債の価値は一年でほぼ半分になります。

念のために、補足しますが、年に価値が半分になると言うことは、2年で4分の一、3年で8分の一、4年で16分の1になるということです。
100万円が4年で7万円ぐらいの価値になるわけです。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございました

お礼日時:2005/11/12 11:46

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