アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

先日放送されました太宰治物語の中で出てきたシーンについて質問です

太宰が太田静子を無視したような形になった後で,静子がが太宰へ気持ちを訴えるシーンがありました.

「あなたの気持ちはもうわかりました。」『明るくて悲しい明日』を読みました,あれに書いてありましたね」といったニュアンスを言っていましたが,「明るくて悲しい明日」という作品は,ほんとうにある作品でしょうか?教えてください。

A 回答 (1件)

こんにちは



おそらく、そのような作品は無いと思いますよ。
野原一夫氏の書いた「回想・太宰治」を読みましたが
この中の、「斜陽の女性」にも、そのような箇所は
見あたらないんです。この本は、実際に存命中だった太田静子さんから聞いて書かれたものですが、最後は太宰が太田さんの似顔絵を描き、それを渡して、野原さんと三鷹の駅に送っていって別れた、となっています。後のインタビューで「あの時太宰さんには何も相談できなかったのですか?」と聞くと「もういいんだ、と思いました」と彼女は答えています。
わたし的には、もし当該のものがあるとすれば「斜陽」の前に執筆していた「ヴィヨンの妻」がそれらしいかなぁ、と思うのですが、これも、特に何かを意図して書かれたものではないようで、夫婦の(できた奥さんとの)細かい日常生活なんですね。ただ、それを読んで、自分の存在の
希薄さを感じた、ということもあるかな、とは思いますけどね。TVではある程度、その辺をふくらませて脚色したのではないでしょうか。

参考までね
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す