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秋も深まったせいか最近鳥の群れをよく目にする気がします。しばらく見入っていると、全ての鳥が誰が合図したともなく同じ動きをして飛んでいるように見えます。
何十、何百羽という群れが、寸分のくるいも無く飛ぶことが出来るのは何故なんでしょうか。
コウモリのように超音波を出して障害物を感知したりしているわけではないと思いますが。。
ご存じの方いらっしゃいましたら宜しくお願い致します。

A 回答 (7件)

こんにちは。


鳥はどうして集団で行動し、何の合図もなしに一斉に方向転換できるのか。
質問者さんと同じ疑問を持ったひとりの学者さんが、公園に行って鳥の群の集団行動を備に観察し、そのメカニズムをコンピューター・シミュレーションで解明しました。その結果、以下のような条件が導き出されました。

1. 鳥は、仲間の方へ集まろうとする。
2. お互いに同じ速さで飛ぼうとする。
3. ぶつからないようにする。

この三つの条件を与えるだけで、コンピューターの画面の中に鳥の集団行動がそっくりそのまま再現できたそうです。このシミュレーションは、クレイグ・レイノルズというひとがプログラミングした「boid(ボイド)」というもので、複雑系科学の分野ではたいへん有名です。
これだけでは、鳥が何故そのような習性を持っているのかに就いては分りませんが、一見、たいへん複雑だと思われていた鳥の集団行動ですが、実は極めて単純な規則で実現できるのだということが確かめられたことになります。

この実験から言えることは、
このような鳥の群にはリーダーはいません。
そして、リーダーの指示や、仲間同士の意思疎通はありません。
もちろん、瞬時に意思疎通を計るような超能力もありません。
ですが、逆にリーダーなしで、仲間同士の意思疎通が全くなくとも、上記の三つの条件が整いさえすれば、整然とした集団行動が何の問題もなく実現できてしまうということです。

では、どうして鳥にそのような習性があるのかといえば、仲間同士が集まろうとするのは、どう見ても本能です。速度を合わせようとするのも同様のものだと思います。そして、ぶつからないように気を付けるのは、動物なら当たり前のことですよね。このように、1羽1羽がただ与えられた本能に従って行動しているだけで、集団になると自然に統制が取れたような性質が現れてしまうことを、「複雑系に於ける自己組織化現象」といいます。

何かに驚くのか、公園のハトが一斉に飛び立つのを良く見掛けますよね。これは、誰かが危ないと叫んだわけではありませんし、全員が一斉に同じ危険を感じ取ったというわけでもありません。ですが、どれか1羽が何らかの危険を察知して飛び立つならば、何の合図もなしに自然と集団行動が実現してしまいます。これは、群の中の1羽が何かの危険を察知したならば、群全体が即座に退避できるということです。

V字飛行というお話も出ていますが、もしリーダーがいるとすれば、これは質問の中で述べられているハトやスズメの集団行動とは別物です。上記の三つの内、何れかは当てはまるかも知れませんが、やはり、こちらは渡り鳥の習性なども調べてみなければ何とも言えないと思います。
クレイグ・レイノルズのシミュレーションは、良く映画のコンピューター・グラフィックに使われます。恋人同士が再会を果たす感動のラスト・シーンなどでは、白いハトの群が一斉に飛び立ってゆく背景は絶対に欠かせませんよね。
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#2です。



先頭はどんどん入れ替わるのでリーダーではないですね。私も鳥にリーダーがいるかどうかは知らないのですが。他の回答者の回答も参照すると。。。
○行く方向は本能的に知っている
○他の鳥との距離を本能的に知っている(あまりはなれると危ない・真後ろだと揚力をもらえない)
○恵まれた視力と筋力
これだけで、美しい編隊が可能なのではないでしょうか。
本能といってしまうとごまかしになるかもしれませんが。。。言いたいことはコミュニケーションがなくても編隊が可能ではないかということです。
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>寸分のくるいも無く飛ぶことが出来るのは何故なんでしょうか


⇒大きな団体を作り、一つの大きな動物だと思わせたり、
捕食者から個体が逃れるためですが、
鳥は目が凄く良いと聞いておりますし、上記の為、必死だからでしょう。
ただ、大きな団体では、周りは乱れていますね。ドジや病弱で付いていけないのはドコにでも要るもので、そういうのが犠牲になって(捕食対象となって)全体は助かるわけです。
個体が弱い・・非捕食動物は皆同じで、魚でも同じ動きをしています。

又、渡り鳥の編隊飛行のV字の位置は前の鳥からの空気の流れで揚力がおき、省エネ飛行が出来る場所だと聞いております。

車のスリップストリーム走行は二次元ですし、前車に負担は掛かりますが、同じ省エネ走法です。
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#3です



概ねその通りと考えていただいて宜しいかと思われます。
例えば逆V(へ)字型編隊飛行の場合、
先頭の鳥が行く方向を決め、後に続く鳥は自分の斜め前の鳥に着いて行くだけです。
それが連続的に行われ、あの様な見事な編隊飛行になります。
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鳥が飛ぶのに使う主な感覚器官は目です。


編隊飛行自体はそれほど難しいものではありません。
世界中の戦闘機パイロットが飛行技術の基本としてマスターしています。
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この回答へのお礼

ということは周囲の鳥が方向を変えたのを瞬時に目で判断し反応する。全ての鳥がそのようにすることで縦横無尽に完璧な群生飛行が可能となっている、、ということですか?

お礼日時:2005/10/10 03:07

とっても素人なのですが。


#1さんのいう特殊な器官のひとつに関して想像してみました。

V字編隊には物理的な意味があります。揚力を利用し、群れ自体で必要なエネルギーを少なく済ませられます。(例えば、下記URL参照)
とすると、揚力に対する感受性が高いだけでも編隊継続が可能かもしれません。

参考URL:http://homepage1.nifty.com/tadahiko/GIMON/QA/QA2 …

この回答への補足

アドバイスありがとうございました。
V字編隊の一番先頭が最も疲れる(力がある鳥)というのは昔聞いたことがありましたが端の鳥にもそのような物理的要因があるとは知りませんでした。

また今回私が不思議に思って見ていたのは群れをなして飛んでいる、例えるなら海の中を泳ぐ小魚の群れのような鳥達なんです。
どの鳥かがリーダー的存在で合図をしているのかと思い見ていましたがそのような気配は見当たらなかったんです。。

補足日時:2005/10/10 02:54
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>コウモリのように超音波を出して障害物を感知したりしているわけではないと思いますが



昔、ちょっと調べた程度なのですが
どうやら質問者さんの考えとほぼあっていると思います。

彼らは群れで飛んで行動する為の”人間より優れている器官”を持っているようなのです。

人間がみても分かりませんが、彼らはしっかり飛びながら意志の疎通を行っているようです。
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この回答へのお礼

早速のアドバイスありがとうございました。
ということは鳥も超音波の類で意思の疎通を図っているということなんでしょうか?

お礼日時:2005/10/10 03:03

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