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高村薫の作品をほとんど読んでいるという方にお伺いします。

長年の懸案であった高村薫の本を読んでみようと思います。とりあえず3作品くらい。
そのなかで「照柿」は読みたいと思っています。しかし、この作品は続き物なのでしょうか?多分作品としては独立しているのだと思いますが、登場人物が共通するのなら、一応前後の順番を守って読みたい気がします。
ちらっと見たところによると、「マークスの山」「レディ・ジョーカー」が「照柿」と関連するような気がするのですが。

……という条件を踏まえて、どういう順番で読めば良いかアドバイスをお願いします。
また、3作品というと上記の3つで終わってしまいますが、「いや、ぜひこれも!」という作品が他にありましたらご推薦をお願いします。4冊目の候補に入れてみるかもしれません。

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

こんばんわ。


高村薫氏の作品は一応、全部読破しています。

どの作品もなかなかとっつきにくい文章構成なので(難しいというより、緻密すぎて回りくどく思えるかと…私はそこが好きなんですが)、初めて読まれるのでしたら「照柿」はあまりオススメしません(笑)

「マークスの山」「照柿」「レディ・ジョーカー」は、おっしゃる通り登場人物が共通しているシリーズもので、合田雄一郎という刑事が主人公です。
どれも1作完結なので順序はそれほど関係ありませんが、上記の順が一般的かなと思います。

個人的には、新潮文庫の「黄金を抱いて翔べ」がイチオシです♪
または同出版社の「リヴィエラを撃て」や、講談社の「李歐」などもオススメですよ。
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この回答へのお礼

うっ(^_^;)。実は最初から腰が引けている部分はあるんですよねー。湿度が高いのも好きではないのですが、多少の潤いは欲しい方なので……。高村薫は潤いがないイメージが。
じゃあ「黄金」ともう一冊くらい読んで、読めそうだとなったら3部作に行った方がいいですね。でも「マークスの山」なんかは代表作でしょうから、読んどくべきかなあという下心があったり。
ちなみにHNが。かなりお好きなんですね(^o^)。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/25 23:25

やはり私も、合田シリーズ3作品を強くオススメしたいです。

中でも「レディ・ジョーカー」が一番好きですね。
順番は守らなくても読める内容ですが、「マークスの山」→「照柿」→「レディ・ジョーカー」の発行順に読んだ方が、シリーズとしてより一層楽しめるかと思います。

他作品では「わが手に拳銃を」が一押しです。私は「李歐」よりもこちらの方が好きでした。ラストシーンがとても美しいですよ。
あと「黄金を抱いて翔べ」と「神の火」は、切なくて泣けます。
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この回答へのお礼

うっ、また新しい一押しが……(^_^;)。
しかし、こうやってみると高村薫って作品数はそれほどないんですね。もっと沢山書いているものだと思っていました。「全部読みたい!」と思えるくらい気に入るといいなあー。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/30 22:12

私も3作品というなら「マークスの山」「照柿」「レディジョーカー」をお勧めします。


合田シリーズは他に確か「地を這う虫」という短編集の中に1つ入っていたと思うので、もし合田ファンになったら読んでみるのもいいかも!?(私は合田ファンです!!)

他にお勧めは「李歐」。「わが手に拳銃を」とはかなり違っていますがこちらのほうが私は好きです。
桜の情景がとっても素敵でした。春ですね。
他には読み始めた頃「神の火」を読んで「高村薫ってすごい!」と思いました。

文章はよく「英文を和訳したようだ」と言われるのですが、その硬さもよいかな?

それと、単行本を文庫化したときに大幅改定されているものが多いので(例えばわが手に拳銃を文庫化するのに改定して李歐になったらしいです)文庫のほうが読みやすいかもしれません。
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この回答へのお礼

また意外なご意見……。ストーリーで読ませる作家で、(ファンがいるほど)キャラクターがたっているようなイメージはなかったのだが……。がちがちかっちり系だと思っているんですけどねー。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/28 00:53

高村薫さんの作品はよく読みますが、「リヴィエラを撃て」が一番好きです。


ハラハラして、ドキドキして、そしてせつなくて。
ピアニストの演奏する曲がまた素敵です。

是非読んでみて欲しいです。
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この回答へのお礼

切ない\(◎o◎)/!そうなんですか?高村薫のイメージに「切ない」ってなかったんですがっ。ピアニストが出て来るのも意外だなあ。うーん、期待感が膨らむ今日この頃。(でもあんまり期待しすぎると、がっかりするものなんですよね……)
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/26 20:55

 3冊とも合田さんの登場するシリーズですね。


 一応、発行順に『マークスの山』『照柿』『レディ・ジョーカー』ですが、特に順番通りでなくても大丈夫だと思います。
 個人的オススメは『李歐』(講談社文庫)。『わが手に拳銃を』を文庫化の際にリライトされたものですが、かなり変更箇所があって、両者を読み比べるとおもしろいです(笑)。
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この回答へのお礼

え??「李歐」≒「わが手に拳銃を」なんですか?いやー、それは初耳でした。文庫化のときに相当手を入れる作家だとは聞いていたんですが、……タイトルを変えるのは反則だろっ!でもたしかにタイトルとしては数段良くなっていますね。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/26 20:50

私も昨年まで高村作品未読者の一人でしたが、3作品は一気に読めました。

というより、読みふけりました。

順番は「マークス」⇒「レディ」⇒「照柿」ですかね。どれか1冊ならば、レディが個人的にはおすすめです。合田は登場するのですが、連続性は希薄であるため、お手にとったものを読まれれば宜しいかと思います。

季節を考えるとレディは冬に読みたい気もしますが。
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この回答へのお礼

読みふけったんですねー……。(その幸運がわたしに訪れてくれるかどうか、期待と不安が交錯します)
順番が二種類出て来るということは、ほんとに時系列にはあまり意味がないようですね。「照柿」を読みたいと思うのは、このサイトで以前薦めてくださった方がいるからです。一冊目で「これは合わん!」ということにならないといいなあ。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/26 20:45

私は3冊より読んでませんが、参加させてください。



マークスの山=氷の彫刻。
照柿=溶鉱炉。
レディ・ジョーカー=乾季の地下水脈。
といったイメージ。
どれか一冊と言われたら、レディ・ジョーカー。

下は、「このミステリーがすごい!」(左)「週刊文春」(右)
のミステリーベストテンに選ばれた高村作品です。
個人差があり、順位はあまり参考にならないのですが、蛇足として記してみました。

神の火 1991年( 8位/*)
黄金を抱いて翔べ 1991年( 9位/*)
リヴィエラを撃て 1992年 (5位 /6位)
わが手に拳銃を 1992年 (10位 /*)
マークスの山 1993年 (1位/1位)ー{週刊文春20世紀ベスト30で3位}
照柿 1994年 (3位/2位)
レディ・ジョーカー 1998年 (1位/2位)ー{週刊文春20世紀ベスト30で5位}
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この回答へのお礼

湿度が高いのも苦手だが、溶鉱炉どろどろもイヤだなあ……。地下水脈くらいがいいような気もしますが、独立とはいえ、3作目だけを読んじゃうのもなにがなし収まらない気も。
「黄金を抱いて翔べ」がたしかデビュー作だと思ったんですが、デビュー作には作家の全てがあるというから、とりあえずこっちを読んでみようかなー。でも3部作は順位が高いんですね。うーむ、下心が……。やっぱり4,5冊読む破目になるのだろうか。(というより、5冊読む気になるくらい面白く読めたら嬉しいんですけどね)
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/25 23:33

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