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あるテキストで「学校臨床心理学は、……学校教育のテーマとしてまなざしていこうとする実践的学問領域である」という表現がありました。この場合の「まなざす」という動詞は「見つめる」とか「注目する」などの意味で用いられているようですが、広辞苑などの国語辞典には掲載されていないようです。おそらく「まなざし」という名詞からの転用だと思われるのですが、このような使い方をする人は多いのでしょうか。これからも広まる言葉なのでしょうか。

A 回答 (6件)

まなざしていこう、という言い方はどう見ても変です。


めざす、の誤変換ないし脳内誤変換じゃないかと思います。めざすは、変換すると目指す、目差すあたりが出ますが、眼差(まなざし)とよくにていますので。
ちなみにうちのPCでまなざす、を変換すると真名座主(笑
もちろん辞書にもありません。
まあ言葉というものはよく使われれば一般化するものですから、言葉自身が正しい、正しくないというのは相対的かつ歴史的なものでしかないでしょう。
しかし、伝統的でしかも一般的に使われているとはまだ言い難い言葉なので、「教養の無い人だなあ」と思われるのは覚悟すべきでしょうね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/07 23:08

『差し』は、「まなざし」に使われる場合、表情とか様子とかいった意味になります。



・ま‐な‐ざし【▽眼差(し)・▽目指(し)】
 目つき。目の表情。視線。「熱い―を向ける」「疑わしい―」
 http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=1739880 …
だそうです。
同じような言葉として、古語も含めて

・おも‐ざし【面差(し)】
 顔つき。顔だち。面だち。「母親に似た―」
 http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=0258530 …

・いき‐ざし【息差(し)】
 1 息づかい。
 「奥二階の方に当たって、どうやら人の―が聞える」〈木下尚江・良人の自白〉
 2 ようす。気配。
 「さまざまに嘆く人々の―をきくも、あはれにもあり」〈かげろふ・下〉
 http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=0077200 …

・いろ‐ざし【色差(し)】
《「いろさし」とも》
 1 色をつけること。彩色。着色。
 2 顔などの色つや。色のぐあい。
「御―まことにめでたく御心地よげに見えさせ給ひけるが」〈沙石集・一〉
 http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=0124870 …

で、あるなら「学校教育のテーマとしてまなざしていこうとする実践的学問領域」は、
「学校教育のテーマとして目の表情を作っていこうとする実践的学問領域」という意味ですか?
意味がさっぱりわかりませ~ん。

だいたいどうやって活用するのでしょう?サ行五段活用でいいんですかね?
眼差さ/眼差そ・眼差し・眼差す、眼差す、眼差せ、眼差せ ?
教養が疑われますね。

いくら言葉は変わっていくとは言え、私はマッピラゴメンです。


あ、書いていて気がつきました。
これって、ほんとうは「学校教育のテーマとして目指していこうとする実践的学問領域」と書こうとして「学校教育のテーマとして眼差していこうとする実践的学問領域」
と変換に失敗しただけなんじゃないですか?
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この回答へのお礼

ていねいなご回答をありがとうございました。

お礼日時:2005/08/07 23:07

直接的な回答ではないのですが、



「まなざし」は、「目の指し(差し)」ということですよね。(ま⇒目、な⇒の)

であれば、「まなざす」⇒「目の指す」

他に似たような構成の言葉・・・。

「私の走り」「猫の動き」「花の香り」
⇒「私の走る」「猫の動く」「花の香る」


こういうふうに見ていくと、
「まなざし」⇒「まなざす」という動詞化は妙なのですが

意味がなんとなくわかるので、いいのかな^^
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この回答へのお礼

ありがとうございました。よい勉強になりました。

お礼日時:2005/08/07 23:06

初耳でした。

そうなるのかもしれませんね。
最近出現した「視野にする」という言葉も
ちょうど似たような意味の言葉だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/07 23:05

「gooウェブ検索」では、134件のヒットがありますね。



「予想以上に使われているんだなぁ」というのが実感です。
辞書を引いてもでてきませんしねぇ。

#1さんのおっしゃるとおり、
言語学で言う、「類推」「アナロジー」によって派生した言葉なのではないでしょうか。

私個人としては、「見つめる」「こころざす」をつかえばすむと思っているので、当分の間、「まなざす」を使うことはないと思いますが、
吉見俊哉さんの著書『博覧会の政治学 まなざしの近代』(中公新書)などにも、多く用いられているようで、
今後広まっていく可能性はかなり高いように思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。今後広がる可能性は高いのですね。

お礼日時:2005/08/07 23:04

文書に使われているとは初めて目にしました。


というか、「まなざす」という字を目にして、「まなざし」から派生させた言葉だろうな、と推測しただけですが。
今のところ、その言葉の価値はわかりませんね。
自然に広まるとは思いませんが、「目力」などのように、日常、目にする言葉になるかもしれません。
太陽が日差す、とか言っちゃうのかなぁ。^^;)

個人的には「まなざす」という表現を優しくまなざす気にはなれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。私も良い言葉づかいだと思えません。

お礼日時:2005/08/07 23:03

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