遠距離恋愛をテーマにした本

■「ほしのこえ」ノベライズ版発売中

メディアファクトリーで新設された「MF文庫Ｊ」のシリーズ第一弾として、「ほしのこえ」ノベライズ版が7/25に発売されました。580円（税別）。映像版同様にノボルとミカコの物語で、さらに映像版では語られていない部分まで踏み込んだ内容となっています。著者は大場惑さん

”遠距離で待ち時間”は相当なモノです。

参考URL：http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/stars/

短編集ですが、祥伝社出版の『蒼迷宮』/結城信孝 編

の中に収録されている、『箱の中の猫』/菅　浩江がとても感動します。

若い恋人同士が、確かに同じ時間を生きているのだけれど、二人の間には単純な遠距離恋愛どころではない障害があって・・・。

この話を読んでおけば、今、最もホットなニュースに何かを感じる事ができると思います。私はずっと前に読んでいたので、最近いつもニュースを見ては、その話を思い出し、想像を膨らませて、楽しんだり、憂いたり、考えさせられたりしています。

短編集で、他の話はほとんど殺人とかが絡むミステリなので、買うのが惜しければ、古本屋などで見つけたら立ち読みしてみてください。とりあえず題名だけでも覚えておいて下さい。本当にお勧めです。

もしも気に入れば、同作家の『アイ・アム』という本もお勧めします。恋愛ではありませんが、とても感動する本です。

ちなみに私は男で、『箱の中の猫』の主人公は、若いカップルなのですが、女性の視点で描かれています。でも、純粋な恋愛小説とはちょっと趣が異なるので、問題なく読めるのではないかと思います。