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私は「マディソン郡の橋」のフランチェスカを立派だと思います。恋よりも母親、妻としての責任を選んだのです。そう言うと、知人男性は「他の男に恋する妻と一生暮らしていく夫があわれだ」と言います。だってだって、一生夫に恋している妻なんているのでしょうか。結婚したらその後はもう一度もだれも好きにならない、夫だけを慕う妻って、いますか。小説でもいいです、いたら教えて下さい。

A 回答 (4件)

>私は「マディソン郡の橋」のフランチェスカを立派だと思います。



映画の中でクリント・イーストウッドの車を車窓から目で追う彼女の姿が印象的
でしたね。切ない慕情が伝わってきました。
私が死んだら、骨をマディソン郡の橋から撒いてほしい。
命の燃焼のようなうたかたの恋を、黄泉の永遠に結び付けようという願い。
なんだか、近松の心中もののような、東洋的な恋愛感。


>恋よりも母親、妻としての責任を選んだのです。

そう、曽根崎の森に死ににいく、歌舞伎とはかなり異なる展開です。

>そう言うと、知人男性は「他の男に恋する妻と一生暮らしていく夫があわれだ」と言います。
私も、主人公に感情移入するかたわらで、寝取られ亭主は、いい面の皮だと可哀相になりました。
当時、渡辺淳一の「失楽園」に端を発し、「マディソン郡の橋」「時雨の記」など、純愛的不倫
が話題を集めましたね。1945年の英国映画 逢引き も注目されました。
不倫なんだけど叙情的な美しい作品。


>だってだって、一生夫に恋している妻なんているのでしょうか。

はい。一生夫に恋をしていたら可愛い妻ですね。たいていは、情愛という静かでおちついた
感情に変わっていきます。
暖炉の熾きのように、燃え上がらずとも消えない、確かな熱に変わっていくのだと思います。
この暖炉の火で炙った肉料理がまた格別に美味いのです。
品川のアロマ・クラシコという店で味わえます。

>結婚したらその後はもう一度もだれも好きにならない、夫だけを慕う妻って、いますか。

おそらく、恋心というのは、永遠に消せない炎のようなもの。熾きを竹筒で吹けば
たちまち炎があがります。
昔、火鉢の炭を吹いたのを覚えています。

これと反対の質問で、「恋愛=結婚ではないの?」というのがありました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1506689

男と女の結婚観の違いといえばそれまでですけど、男は単純だから、一度惚れて
結婚したら、それでいいと思っています。
というよりも、恋愛は結婚相手を獲得する手段だとさえ言い切ってしまいます。
恋愛の期間に、心変わりしたり、恋愛に間違いというものがあることを認めない
純粋さを感じます。

おそらく、女性のほうが恋愛というものに対する理解が、より現実的なのかも
しれません。男は頭のなかで勝手に夢想してひとりで夢に酔っています。
いい悪いでなく、そういう仕組みにできているのだと思います。

>小説でもいいです、いたら教えて下さい。

昔、女は3人子を孕ませても信用してはいけない。そう言った西洋の文豪が
いました。こいつよっぽどひでぇ女に当たったんだなぁ、と思っていました。
自分の妻が、3人の子を産んでなお、昔の男とねんごろになっていた事実を
知ったとき、自分も同類だと思いましたね。

恋愛というのは、美味しい食事と同じです。
毎日三ツ星レストランの食事では、食傷気味になります。恋多き女は
大抵幸せ薄い感じがするし、好色な男は一種の病気です。

恋愛を、たまに食べる御馳走にしてしまうから、一生の思い出になったり
します。それもロマンチックでいいです。
想い出は、記憶の中で美化されます。

恵比寿ガーデンプレイスのシャトーレストラン ジョエル・ロブションで
一度だけ食事をしたことがあります。
これを幾度も食べていたら、それはそれで幸福でしょうが、飽きます。

土光さんは、めざしのおかずで、一生すごしたという話です。
でも、石川島播磨の現役時代は、吉兆やたん熊で接待を多数こなして
御馳走の類は食べ飽きていたのかもしれません。

若い頃に、本当に納得のいく恋愛をしておくことで、落ち着いた結婚が
可能になると私は信じています。

夫だけを慕う妻をというのは、おそらく意識して努力しないと無理でしょうね。
私自身、妻だけを愛する夫を、続けていこうと決意しています。

このテーマは、古来多くの物語があります。以前ここでも書きましたが
配偶者をづっと慕い続けるには、「他の異性を見ない」というのが
一番です。
これが、貞節という概念です。古来の人間の知恵の一つです。
でも現代なら、もっと自由です。さんざん遊び尽くして恋愛に命を燃やして
あるいは、この人こそと思った結婚に失敗して、裏切られて傷ついて
「男と女の世界」で一通り学んだ後には、それほど苦労せずに、自分の
愛する相手を一人に絞り込んで生きていけそうな気がします。

それだけその人に、男を見る目もできているし、自分自身の女としての
器の大きさもわきまえているでしょうから。

永遠の恋人のような妻

サルバドール・ダリの奥さん ガラ

これは、偏執狂の天才画家、ダリがひたすら聖母のように愛したゆえかも
しれないが ガラが他の男に心を動かしたどうかと問われるとそりゃ知らん
としか答えようがないけど
ちなみに、ガラは他人の奥さんだったのをダリが見そめて奪った。

事実婚だけど、吉行淳之介の内縁の妻 宮城まりこ

結局子供を極端にきらいな淳之介は独身を通し、宮城まりこは
ねむのき学園に生涯をささげた。宮城まりこは、生涯献身的な愛を
淳之介にそそぎ続けた。

ジョン・レノンの妻 オノ・ヨーコ  これは1979年にNYのダコタアパートメントで
銃殺されるから、ちょっと短いけど、ヨーコにとってジョンは永遠の恋人

桂春団ニの奥さん お浜

おれの伯父と叔母夫婦。とても仲がよくて、叔母さん死んで翌年伯父さんも
無くなった。伯父さん釣り好きで、叔母さんお嬢さん気質でお洒落。

うちのカミサンの両親。本当に仲がいい。義母が入院した際に10日も
ベッドの傍らで寝起きした77歳の義父に感動した私。夫婦愛の鏡。

オレのかみさん

48歳のときめぐりあって、互いに一生仲良く愛し合って暮らすことを誓った。
51歳になったいまも、毎朝窓から手をふって見送ってくれます。
オレに惚れてると思います。彼女といると俺ってけっこういい男かなぁ
なんて自信持てます。

というか、人の心のなかって覗けないから、自分が相手を大切に思っていく
しかないです。
何処かで、勝手に恋をしていても、それは「知らないことは無いのと同じ」
逆にいえば、信じていられたらそれで幸せという言い方もできます。

どうせなら、愛していられたらそれが一番幸せですよね。
オレかみさんのことはとても好きです。なぜなら、彼女がオレをとても大切に
扱ってくれるから。いままで女性にこんなに丁寧な扱いうけたことないです。
毎日が感動。
だから、自分も相手をいっぱい感動させたいって思う。
仲良しの老夫婦ってのは、諍いや浮気など乗り越えて仲良くなるというので
なく、最初から相性のいい、仲良し夫婦が、こいつでなくちゃダメ
あなたが一番と思いこんで、いい思い出を積み重ねて仲良しになる。
恋女房という言葉はあるけど、恋旦那はないですから、影で奥さん浮気して
いるのかなぁ。

信頼し、可愛いところ、素敵なところから目をそらさないでいたら、パートナー
は、不思議なものでそういう部分がどんどん輝きを増すのだと思います。
お試しあれ。
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この回答へのお礼

夫ひとすじの妻、たくさん教えていただきありがとうございました。私はある意味で人生を棒に振ったと思っているのですが、それでも心の中って見えなくて自由でだれにも侵されることがなくて、そんな自分を表現できるすべがひとつあれば、それで本当に恵まれているし頑張れると思っています。回答者様も、末永くお幸せに。

お礼日時:2005/07/18 15:02

既婚女性です。


20代です。
私はずっとずっと旦那の事スキでいると思いますよ。
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この回答へのお礼

素敵なだんな様なのでしょうね。羨ましく思います。お幸せに。

お礼日時:2005/07/18 14:46

既婚、女、です。


小説のほうしか読んでないですが。
以下自分の意見です。

結婚したからといって心まで干渉できません。
好きになるのは なるまいとしてもなってしまうので
しょうがないと思うのですが、
体の関係にまでなってしまうのはどうか、と。思いました。(ダンスでやめとけばいいのにと思った)

質問のポイントが、
「夫以外を好きにならない女性がいるか」 でしたら、
いるかもしれないというのが答えです。

タイトルの、「罪なの」というのが質問の要点なら、
小説では、確か最後のほうで、だんなさんはフランチェスカに違う夢があったであろうことを 知っていたような記述があります。
知ってても認めていたということでしょうか

フランチェスカは 子供とか夫とかの問題以外に、
自分が恋人を束縛して 彼が当時のままでなくなってしまうことも嫌がっていたような。

いろんな条件や気持ちを計算して
恋人に付いていかなかったのだとおもいます。
また、子供が独立し だんなさんも亡くなったあとに
連絡を取ればいいのに。。。ともおもいました。

この回答への補足

2さんのご指摘で気がつきましたが、タイトルのつけ方がまずかったようです。本文の内容でご意見お願いします。

補足日時:2005/07/12 11:50
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この回答へのお礼

 妻の心をうすうす知りながらそのそぶりを見せなかった夫も大人だったのかもしれませんね。
 <フランチェスカは 子供とか夫とかの問題以外に、自分が恋人を束縛して 彼が当時のままでなくなってしまうことも嫌がっていたような。
 そしてもう一つ、彼女自身も駆け落ちしたら、彼が愛してくれた女とは別の女になってしまう、というようなことを言っていましたね。そんな所はとても好きです。
 <子供が独立し だんなさんも亡くなったあとに連絡を取ればいいのに。。。ともおもいました
 たしか一人になってから電話したら連絡とれずあきらめたのでした。ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/12 11:50

だいぶ前の映画ですね (^o^)



>一生夫に恋している妻なんているのでしょうか。結婚したらその後はもう一度もだれも好きにならない、夫だけを慕う妻って、いますか。

 まぁ、人間は多様ですから、中にはそのような人もいるかもしれない。が、ちょっと不自然ですね。人間の思い、考えはさまざまな要因によって変わるものですから。
 私は男ですが、妻が私以外の男性を好きになるとしても、それはそれで受け入れられると思えます。人の心はだれにも左右できないもので、その人自身にさえコントロールできない、そんなものですから (^_^)/~。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。そういえば、結婚して何年かで恋愛感情は失せるもの、と科学的な証明がなされたことがあったような気がします。大人の世界では「秘めておく」能力がとても大切ですね。

お礼日時:2005/07/12 11:27

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