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世界中の牛が一度にゲップしたら、地球上の気温が1度上がるという噂を聞きましたが、本当に有り得るのでしょうか?
環境学や生物学に詳しい方、ご回答・ご意見お願いします。

A 回答 (5件)

生物の研究者です。


この話題で思い出すのが「進め!電波少年」。
今のようなドキュメンタリーバライティーじゃなくて松村や松本が
「~したい!!!」という番組でした(覚えてます?)
そのテーマの一つに「体をはって牛のゲップから環境を守りたい!!」
ってのうがありました。まあ、松村が牛のゲップを吸うっていうもの
だったんですが、結局、吐き気をもよおしてあえなく終了。

あんまり生物学とは関係ないんで、生物の話しをしましょう。
牛は反芻といって胃袋に一旦牧草をためて、そこで微生物に消化して
もらいます。それをもう一度口に戻して食べるんですね。そのため
牛の胃袋は一つではありません。微生物は醗酵するので、当然、ガスが
発生します。人間は大腸に微生物を飼っているのでガスはおならとして
放出されますが、牛の場合はそれがゲップとして排出されるわけです。

この噂の根本にある科学誌は一頭の牛が一度に排出するガスの量と
世界中の牛の頭数を単純計算すると気温が上昇するとあります。
まあ、この手の話題なんて別に牛に限ることなく、なんでもあります。
今年、イギリスで国内の子供が一度に飛跳ねたら地震が発生するか?
というイベントがありました。結果は見事に地震計が感知できるほどの
揺れを起すことに成功したようです。

もっとも、ゲップは牛の食事に影響され、その食事も体内時計に影響されています。
一言に世界中といっても、昼間もあれば深夜もあります。確率論以前の問題ですね。

単純計算でいけばプリンだろうがなんだろうがたくさん食べると
致死量になります。でも、胃袋の容積の関係でそんなには食べれないんですけどね。
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 各温室効果ガスが、温暖化に与える影響率は二酸化炭素が64%、メタンが19%、


フロンが10%となっています。しかし、温室効果の能力はメタンが二酸化炭素
の63倍、亜酸化窒素が270倍、フロン11が4500倍フロン12が7100倍と、なって
います。

たしかに、ゲップのたとえは極端ですが、世界の牛の飼養頭数は13億600 万頭(1995年)が排出するメタンは無視できる数字とは言えないと思います。

参考URL:http://www-cger.nies.go.jp/grid-j/gridtxt/grid9. …
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牛のゲップ、というのは、胃の中の微生物が草を分解して発生するのですが、自然界に、メタンガスを発生させるものはいっぱいあります。


牛のことを気にするより、まず、人間の捨てている生ゴミを考えるべきでしょう。

メタンガスも、たくさん集まれば、エネルギー資源ですが、いまのところ、牛のゲップを資源化する話は聞きません。(生ゴミはききます)

松村君が牛のゲップを吸っても、肺の中でメタンを分解するわけでないので、呼気といっしょにまた排出されるだけですね。(オナラが燃える、というのは、メタンだろうと思いますが、オナラは問題にされなかったのですかね?)
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あははは・・・「一斉にゲップした」だけではあがりませんよ。



「世界中の牛が一度にゲップしたら、地球上の気温が1度上がる」という理屈は時間の概念を無視しています。

「ゲップ一発分のメタンガス含有量」×「ウシの数」だけ「大気中のメタンガスの含有量が増加」すれば一度分の温室ガス効果になるかもしれませんが、牛なんて食事の都度ゲップをしてますよね。
だからと言って牛が1日3回ゲップをすれば1日3度ずつ気温が上がる訳でないのは、メタンガスが自然に分解されているからです。
「一斉に」ゲップするかは関係ありません。

おそらく、「電波」の松村クンはこの「論理のワナ」に嵌ったのでしょう。

かといって、自然の復元力にも限界があります。
かつて緑豊かな土地だった四大文明の遺跡がすべて砂漠になっているのは自然の復元力を超えた家畜の増加による自然破壊によるものといわれています。

上の言葉は生態系のキャパシティを無視した家畜の増加や堆肥の生産に警鐘を鳴らす為のものと受け取るべきでしょう。
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本当ですよ。



実際に気温がどれくらい上がるか、という定量的なことは諸説あるでしょうが、
牛のゲップに含まれる「メタン」は、有名な温室効果ガスですよね。
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