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充電池を長持ちさせる方策として、出来るだけ使い切った状態にして充電する方がよいという人と、出来るだけバッテリーが残っている状態にするため、こまめに充電した方がよいという人がいるのですが、どちらが正しいのでしょうか。理屈を知りたいので、その構造とともにご説明していただけるとありがたいです。

A 回答 (7件)

こんにちは


ニッカド、ニッケル水素、リチウムイオン(リチウムポリマーを含む)を想定して回答します。

全ての電池において、「こまめに充電する」ことは、電池のためになりません。
充電することで電池にダメージが蓄積していきます。
また、充電レベルが高ければ高いほど、電池内の副反応(構成部材の分解反応等)が起こりやすくなりますので、充電状態で放置する事(消費電力の小さい機器で使用する事を含む)も電池の劣化を早める事になります。

では、全て完全放電状態で保存すればよいかというと、そうではありません。
既出のように、過放電に気をつける必要があります。
ただし、残量計などの基板が電池に内蔵されていない限り、電池単独で、短期間で過放電になっていくわけではありません。
よって、残量計や保護回路搭載の電池(リチウムイオンは殆ど)は、30~50%(厳密には消費電力と保存したい期間次第)残して保存、それ以外は使い切ってから保存するのが良いです。
また、これも言及がありましたが、温度が高ければ高いほど、副反応が促進されますので、結露に注意しながら冷蔵庫等で保存するのが良いです。
保存温度が下がる事で、自己放電速度が下がり、過放電になりにくくなるというメリットもあります。


あと、メモリー効果について誤解されている方が多いので補足しておきますと、メモリー効果(による影響)は、以下のようにして起こります。
1.本来の放電終止電圧(1時間以上動く機械で1V/セル)より高いところで放電を止め、充電をすると、次の放電の際に、前回放電を止めた時点以降の放電電圧が少し下がる。
2.1をくりかえすと、放電電圧の低下量がだんだん大きくなってくる。
3.2によって、機器が動く最低電圧を割り込んでしまうと、電池に電荷が残っていても放電できなくなる。このことにより、電池の容量が少なくなってしまったように見える。

放電電流にもよりますが、メモリー効果による、1回あたりの放電電圧低下量は、世間で言われているほど大きくありませんので、機器駆動のための電圧がよっぽど高くない限り、1回や2回途中で放電を止めたからといって、すぐに使える容量が減るわけではありませんので、毎回使い切る必要はありません。
もっともメモリー効果は、1V/セルぐらいまで放電しないと解消しないので、機器駆動最低電圧が高い機械しか無い場合は困ってしまうんですけれども。
実際の放電曲線は、参考URLのP17(8枚目)を参照してください(解説文はあまり詳細に触れていませんが)。

参考URL:http://industrial.panasonic.com/www-data/pdf/ACG …
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リチウムイオン電池のメモリー効果については、既に回答があるようにこの電池が過充電・過放電に極めて弱いことから、充電容量を管理している電池本体に内蔵されているマイクロチップの誤差が擬似的にメモリー効果に似た症状をもたらすのだそうです。



すなわち、充電放電を繰り返すと、そのたびに残量の誤差が蓄積し、次第に満充電できなくなったり、まだ容量に余裕があるのに放電できなくなったりするとのこと。

伝聞なので自信無しです。
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電池の種類によって扱いが違うのは既に回答のある通りです。



Li-ion電池について追加。
Li-ion電池は過充電、過放電に非常に弱く、特に良くあるのが過放電です。
Ni-H電池などは極端な過放電をしなければ、1回や2回くらいでは劣化はするものの多少持ちこたえます。
しかし、Li-ionは1回の過放電で9割方即死します。
過充電についても、基本的にLi-ion電池はNi-H電池の定電流充電と違い、定電圧充電ですのであまり過充電は起こる事は無いのですが、実は100%まで充電せずに80%程度までで抑えて使ったほうが長持ちするそうです。
ですので、最近のLi-ion電池を使った機器には80%充電モードが搭載されるものも見かけるようになってきました。
そのようないたわり充電機能のついていない古いLi-ion電池の機器は『使い切らず、充電は腹八分目』が、一番長持ちするみたいです。
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昔の携帯の電池は、ニッカド電池(大昔アナログの頃)、ニッケル水素電池(デジタルの初期)でしたから、メモリー効果が顕著で、そのために使い切ってから充電した方が良かったです。



しかし、現在はまず間違いなくリチウムイオン電池ですから、メモリー効果はないと言われており(少なくともメーカーの公式見解では)使い切ることに拘らなくても短期的には問題がないです。

ただ、電池の寿命は充電回数で左右されますので、充電回数は少ない方が良いのです。

しかし、電池というのは化学反応で電気を取り出す機器ですから、どうしても個体差がありますから、同じような使い方をしても、長持ちする場合もあれば、早く寿命が来る場合もあります。

実用的に困らない程度の間隔で充電したらよいと思いますよ。無理無理、使い切らなくても良いですし、ちょっと使ったらすぐ充電とする必要もないです。
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Ni-H,Ni-Cd電池の場合、有名なメモリー効果のため、使い切った状態にして充電してください。

使い切らない状態で充電すると、充電開始時点で放電した容量が、その後の使用可容量になってしまいます。
一方Liイオン電池には、このメモリー効果がない(いいや実はあるという説も多い)ためにこまめに充電しても、容量減にならない(その方がよいという説はないようです)。ただ二次電池の寿命は準電回数によりますのでこまめに充電すべきではないという説もあります。なお、諸説はありますが、メモリー効果のwhyは解明されていないはずです。またLiイオン電池最大の寿命低下要因は温度ですので、温度上昇しないような使い方が肝要です(機器使用していない状態で充電する)。
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http://www.sanyo.co.jp/energy/faq/index.html

http://amor1029.exblog.jp/1156358

こういう所を参考に

また、メモリー効果で検索するといいでしょう。
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間違いなく使い切ってから充電した方が長持ちすると思いますよ。

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