ジーコ監督

選手時代は細身で小柄、カールした長髪でアイドル的人気もあったので

イメージ的にはアイマ－ル（アルゼンチン）に近いかもしれません。
プレーでいえば、ピッチ全体を把握し長短自在のスルーパスで味方を操る
ゲームビジョン（空間感覚）が異常に優れていました。
（この部分ではルイ・コスタでしょうか）

例えば、ジーコが中盤の底でボールを持つ→相手ＤＦがパスを警戒→何気なく誰もいない
スペースへパス→「ミスパス？」と思いきや、サイドバックのオーバーラップにピタリ！

そういう数秒後を予測した「裏の裏のスルーパス」が
絶妙で、全世界のファンを驚きうならせました。
正確無比なフリーキックも絶品でした。
（ロナウジーニョのトリッキーな個性とはすこし印象が違います）
ペレやマラド－ナに比べれば抜群の身体能力に劣るものの、プラティニ（フランス）と
並んで「史上最高の１０番（司令塔）」として不動の名声を得ています。
現役選手でいえば、数年後にジダンが引退したら同様の尊敬をもたれるのではないでしょうか。

ちなみに、サッカー界ではペレ、マラド－ナが「２大神様」です。ジーコはそれに継ぐ
「仏様（？）」クラスで、クライフ（オランダ）やベッケンバウアー（ドイツ）、
プラティニ、ディ・スティファーノ（スペイン）らと並び称されています。

また、日本以外では『ジーコ』ではなく『ズィッコ』が正しい発音なので、
覚えておくと使えるかもしれません（笑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ペレはFWとして60年代頃活躍し、代表通算94ゴールをマークし、またブラジルのクラブでは11度の得点王に輝き、またワールドカップには4度出場し3度優勝するなど数々の伝説的な記録を残してきました。

またジーコはトップ下として80年代に活躍し、代表でも通算66ゴールをマーク、ブラジル国内では1046試合で729点という凄まじい記録を残しています。シュートもさながら、正確なパスに洗練されたテクニック、そして精度の高いフリーキック、どれをとっても超一流でまさしく「ファンタジスタ」と呼ぶに相応しいプレーヤーでした。
またセリエＡのウディネーゼでもプレー。83年、当時のフランス代表10番ミシェル・プラティニにつぐ得点ランク2位の19得点をたたき出しました。

かのロベルト・バッジオやロナウドからも尊敬され、その偉大さが分かると思います。

ジーコに相応するプレーヤーは現代にはまだいないと思いますが、強いて言うならブラジル代表ロナウジーニョが近いと思います。

参考URL：http://homepage1.nifty.com/wsdata/j.data/j-sugoi …

今の世代に例えるのは難しいでしょう。

現代サッカーとジーコを含む『クライフ』『ベッケンバウアー』『マラドーナ』などの世代とサッカーの違いが多すぎると思います。
現代はスピードとフィジカルが重要でありテクニカルな部分が少なくなっていると思います。
例えば、マラドーナの５人抜きやジーコのパスなどは現代の戦術からは外れているような気がします。
話が逸れましたが、今の世代の選手でいうと『対象なし』というところでしょうが偉大なことには変わりなく
”rmz1002"さんのご回答にあるような神に近い存在にある選手という人は今後は出ないような気がします。
余談ですがジーコは”W杯”のみタイトルを獲ることが
出来ませんでした。

今で言えば「ブラジル代表ロナウジーニョ」くらい？

それでもちょっと力不足かなかんじしますが・・・。

「ペレ」「ベッケンバウアー」「プラティニ」「クライフ」「マラドーナ」あたりは母国では文字通り神様扱いです。（実際の活躍ぶりもすごいし。）
ジーコは「それに次ぐくらい」の存在です。