警察になりたい

　多くの都道府県警察本部（含む警視庁。

以下同じ）での警察官採用は、採用の時点（警察学校入校時）で30才未満となっています（願書には「昭和○年4月2日以降に生まれた人」とか、「昭和×年4月2日から昭和△年4月1日までに生まれた人」という様な記載です）。現在大学3年生であるならば、まだまだ大丈夫でしょう。関東近県では静岡県警と栃木県警は例外的に33才未満です。

　採用試験を同年度に複数回行う都道府県では、その回によって年齢要件が異なる場合があります。例えば警視庁の1類（大卒・大卒見込み）男性は毎年5月・9月・1月の3回採用試験がありますが、1回目の試験ではOKでも、2回目以降はダメになってしまう場合があります。himono1000さんが受験を考えている警察本部のWEBサイトを確認することをお奨めします。

　給料は採用時の年齢によって下がることはありません（むしろ上がるのでは）。前職があれば、その時の給料も考慮されるでしょう。

　一つ気になるのが、himono1000さんが漫画家では成功するとは限らないから、警察官を候補に入れている、という点です。2002年度の全国の警察官採用試験倍率は12.0倍、去年の警視庁1類は（3回の累計で）8.4倍でした。今年度は昨年度と比べて公務員採用試験全体の受験者が減っている様ですので、himono1000さんが受験されるときには、もっと受かりやすくなっていることでしょう。ですが、妥協の結果として合格できる試験でもないと思います。
　また採用後は半年間の警察学校での集団生活があり、卒業後も、事前に上司の許可を取らなくては結婚はおろか、休日に自分の勤務する都道府県を出ることもできません。仕事中は常に「警察官だから」「お巡りさんなのに」という市民の目にさらされます。その点を思慮しての進路選択であることを願っております。

警察庁職員採用案内

都道府県警察官採用案内

参考URL：http://www.npa.go.jp/saiyou/index.htm