プロが教えるわが家の防犯対策術!

専門家の方や薬に詳しい方、よろしくお願いいたします。m(__)m
食欲を抑える効果があるという薬をサイトで見つけました。日本でも個人輸入代行で購入できるらしく効果があったという話もネットで目にします。

それがメリディア・ゼニカル・リダクティル・オベスタットなのですが、メリディアではアメリカで死亡者が出ているようですが、それは多量摂取したからとか・・?
成分や副作用など詳しく教えて下さい。
私は専門用語などは分からないので・・(^_^;)
宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

メリディア・リダクティル・オベスタットは、どれも同じ成分「塩酸シブトラミン」の製剤で、メリディアが先発品、後の2つはジェネリック医薬品です。



シブトラミンは、脳内の神経伝達物質であるノルエピネフリン・セロトニン・ドパミン等の神経細胞への再取り込みを阻害する作用(そのため脳内の濃度が上がる)があります。ある種のうつ病の薬と同様の働きといえるでしょう。副作用としては、口の渇き・血圧上昇などの自律神経系を介したものが知られていますが、アメリカでは心臓病や糖尿病などのリスクを抱えた人への安全性が特に研究されているようです(そのような基礎疾患のない人には問題がないという意味ではありません)。以前、国内でも治験中という話を聞きましたが、その後どうなっているかは寡聞にして知りません。

シブトラミン及びその活性代謝産物である脱N-ジメチルシブトラミンは、ここ数年来世間を騒がせている怪しい輸入ダイエット食品からしばしば検出されています(参照URLを挙げておきました)。この26日にも、ネットオークションで入手した「ダイエット食品」からシブトラミンとマジンドール(国内で治療薬として承認されている食欲抑制剤。覚醒剤に似た化学構造と作用を持ち、習慣性がある)が検出されたというニュースがあり、東京都内では死亡例もあるそうです。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/new …
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/diet/jirei/050527-1 …

ゼニカルは、脂肪を分解する酵素の働きを阻害する薬です。わざと消化不良の状態を作っているようなものですから、下痢は必然でしょう。アメリカではティーンエイジャーにも適用があるようですが、製造発売元のロシュ社は「サプリメントではない」という警告を発しています。ロシュ傘下の中外製薬は、国内での開発(治験)を断念したということです。

これらの薬は、病的な肥満を解消するために医師の監督下で使用するという前提で、発売を許可された「医薬品」ですから、独断で服用するのはリスクが大きすぎます。たしかに製造元は消費者保護法制の整った国のちゃんとした会社ですが、それだけに独断での使用については厳しく自己責任が問われます。なので、個人輸入はやめておかれた方がよいと思います。

参考URL:http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/11/h1127-2.html
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この回答へのお礼

こんにちは。専門家の方ということで、分かりやすく丁寧に説明していただきまして有難うございます。
日本での販売許可が無いものは止めて置く事にします。
RMTさんの様な方に聞かないままでしたら私の性格上、安易に飲んでいたと思います。教えてgoo!を利用していて良かったです(^_^)

私には税関?輸入?などの仕組みが分からないのですが、日本で販売できない薬ならば個人輸入でも買えないようになっていたらいいのになと思いました。
痩せたいと思う小学生や中学生の子供でも理解できないままネットで買うことができてしまうのは危険ですね。

とても助かりました(^_^)ケミカルは止めます。

お礼日時:2005/05/28 13:44

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