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以前、類似の質問をさせていただいてますが、
http://security.okweb.jp/kotaeru.php3?q=1361655

仮に何も障害のない環境に、精子が一匹放たれたとします。
この精子は卵子に到達するのでしょうか?

精子は卵子を標的器官として目指しているのでしょうか?
「一滴の水」でも機能するのでしょうか?

それとも数億の精子から成る「大河」だから、標的に辿り着けるのでしょうか?

A 回答 (3件)

確かに、数で勝負、という面はあります。



しかし、一概に「ランダムに泳ぎ回る精子が偶然卵子にたどり着くだけ」とは言えません。

哺乳類など体内受精を行う生物の場合は詳しく存じませんが、魚類など体外受精を行う生物では、卵が精子の誘引物質を出しています。

硬骨魚類の場合、卵は硬い膜に覆われていてそのままでは精子が入れないのですが、ただ1箇所だけ、精子が1個通れるだけの穴が開いています。これを卵門と言います。
この卵門には、精子を誘引する物質が存在する事が知られています。水中に放たれた未受精卵が確実に受精するための機構でしょうか。

こうした事から、理論的には「1個の精子さえあれば受精できる」ことになりますが、「精子1個の個々の遊泳能力が非常に小さいため数で勝負せざるを得ない」というのが結論になるかと思います。
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この回答へのお礼

>>精子1個の個々の遊泳能力が非常に小さいため

これは、大納得です。

私は、人間も何かの標的に向かっているとしたら、
そのモデルを精子に見られるんではないかと想ったんです。


人間一人、一人の能力・時間は限界があるけれども、過去から未来へと流れる大勢の人たちの喜びや悲しみ、知識、遺伝・・等々の「遺産」を引き継いで、発展していく文化・文明に置き換えて考えることも出来ますね。

まあ、これは私のロマンティシズムなんですが、「ある場所に到達する為のリレー」という解釈もできるのかな? と想いました。(そうであって欲しいからです)

生命には意思というか、標的があるような気がしてならないので、続けさまに精子についての質問をさせていただきました。

大変、参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/26 18:26

ついで補足しておきますと、数の量は全く関係していないとはいいません。


が、以前こういう記事を読んだことがあります。
自慰行為についてなのですが、自慰をしてから24時間以内に生殖行為をした場合と、そうでない場合を比べた場合、前者は確かに後者に比べ精子数は減りますが、「女性の体内に残る精子の割合は増える」ということがイギリスかどっかの学者さんが発見したそうで。
自慰は精子を強化する、ということらしいです。
なので量より質って部分もなきにしもあらず、ということでしょうか?
ちなみに48時間以内だともっと効果が現れ、4~5日射精しなかった場合と同じくらいの効果があるそうです。
ですから一概に数が多いか少ないか、だけで決まるというわけでもないようですね。

有名な本ではロビンベイカー著の「精子戦争」っていう本がありますので参考までに。
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この回答へのお礼

詳しく回答していただいてありがとうございます。
ご紹介の本も是非読んでみます。

どうも私は自分なりのロマンティックな希望的観測が基にあって質問していますので、こういう科学的、客観的な事実を教わると、整理と混乱が同時に起きてしまいます(苦笑)

本当に参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/05/26 18:21

精子にはそれぞれ役割分担がされています。


その中で受精できる役割を持った精子は全体の1割程度に満たない精子、通称「エッグゲッター」と呼ばれる精子です。
他には「ブロッカー」と呼ばれる、後から来た他人の精子を通せんぼする精子、その厳戒態勢を抜けてきた他人の精子、または、自分の精子が入る前に中に入っていた他人の精子を殺す「キラー」がいます。
キラーは精子の頭の部分を他の精子にぶつけ、他人と認識すると頭部に含まれている毒素で相手を排除します。
エッグゲッターの頭部にも毒素は含まれていますが、これは卵子の壁を溶かすために使用されます。
エッグゲッターも最初から受精する力をもっているわけではなく、卵子に到達する間にその力を身につけるようです。
つまり、これらの要素があって初めて受精するのです。
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