先日このような↓質問がありました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1382392
そこで結局は岬は半島の小さいものという結論になっていました。(国語辞典や国土地理院の見解?)
でも本当にそうでしょうか?
南米のホーン岬やアフリカの喜望峰は半島より大きいという指摘もありましたし、なんかちがうような気もします。
日本国内でもたとえば北海道の襟裳岬や、宗谷岬なんて多分三浦半島よりも大きいと思います。
はっきりした定義はないのはわかりますが、岬と半島には大きさ以外の違いはないのでしょうか?
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
No4です。
No6さんが「明治以前に「房総半島」や「能登半島」なんて表現していたのかな?」とお書きになっていますが、これが大きなヒントだと思います。
そもそも、「半島」という言葉はpeninsula の翻訳で、もともとの日本語ではありません。
peninsula の語源はラテン語で pene(半)+insula(島)だから、直訳そのものですね。
だいたい、人間が「半島」なんてのを認識できるようになったのは、測量技術が発展し正確な地図を持ってからのはず。でも岬は違いますよね。地図が無くてもここが岬だとは十分認識できます。
結論
自分の目で「ああlここは海に飛び出してる場所だ!」と認識できるのが岬。地図が無ければ半島か島か自分のいる場所からは認識できないのが半島!
そして半島の突端には必ず岬があり、岬の根元は半島があるとは限らない
これでいかが?
merlionXXさん、何度もありがとうございます。
そうか、やっとわかりました。
これこそ納得できる区別です。
ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
はっきりした定義はないですね。
沼と池は定義があるけど、池と湖はないし。
山地と山脈は一応あるけど、山と丘ははんぜんとしない(稜線の傾斜が何度を越えると山、それ以下は丘というような)。
私なりの解釈は
経験上(舟の航行上)名付けられたものが「岬」、
測量をして、「海に突き出ている地形」ということが判ったところが「半島」。
よく調べていないので、申し訳ないですけど、明治以前に「房総半島」や「能登半島」なんて表現していたのかな? と思うからです。
大きさ云々より、人間との関係(舟・海運)の強さではないかと思います。
No.5
- 回答日時:
"Peninsula"(半島)と、"Cape"(岬)との定義の違いを、英語のソースで探してみるとすっきりするのではないでしょうか?
例えば、
http://www.answers.com/main/ntquery?method=4&dsi …
こちらの該当部分(第一パラグラフ最終文)をみてみますと、
"When headlands dramatically affect the ocean currents they are often called capes."
「突き出た陸地が、潮の流れに大きな影響を与えるときに、それらはしばしば岬と呼ばれる」
とされています。
この”潮の流れ”をどのレベルで解釈するかによりますが、その意味では喜望峰やホーン岬は確実に影響を与えているでしょうし、小規模な影響であれば、湾にちょっと突き出た岬でも影響を与えているといえるでしょう。
その他、英英辞書などからも、いろいろと見えてくるものがあると思います。ぜひ眼を通されてみてください!
http://www.hyperdictionary.com/dream/cape
http://www.hyperdictionary.com/search.aspx?defin …
(norma normaさんご自身で、興味の向くままに、なるべく原義に近いものに当たっていけば、答えが見えてくると思います)
参考URL:http://www.answers.com/main/ntquery?method=4&dsi …
No.4
- 回答日時:
先日の半島と岬の区別の質問でホーン岬や喜望峰の例を挙げた者です。
> 日本国内でもたとえば北海道の襟裳岬や、宗谷岬なんて多分三浦半島よりも大きいと思います。
いいえ、ホーン岬や喜望峰が三浦半島より大きいとは書きましたが、北海道の襟裳岬や、宗谷岬はそんなに大きくはありません。
まず、ホーン岬や喜望峰があんなに大きくとも「半島」と呼ばれないのは、そこだけが海に突出しているのではなく、大陸全体がなだらかに狭くなっていった突端の部分だから、ここからここまでが半島だというような捉え方が出来ないからです。
規模は違いますが、襟裳岬や、宗谷岬も、北海道というおおきな陸地が北に向けて徐々に細くなり、その一番の北が襟裳岬、南に狭くなった突端が襟裳岬で、いわゆる半島部分がありません。
そこが知床半島の先端の知床岬や根室半島先端の納沙布岬、佐田岬半島の佐田岬と決定的に違うところです。
しかし、襟裳岬や宗谷岬はそんなに広い部分を差しません。現に、宗谷岬のすぐ隣には別にノシャップ岬もあります。ですから三浦半島よりぜんぜん狭い領域なんです。
静岡県の御前崎も、半島部分を持たない岬ですね。
たしかにはっきりした定義はないので、わかりにくいのですが、そのように岬と半島にはあるていど違いはあると思います。
No.2
- 回答日時:
でも、本来細かく表現するならば
岬とか御崎とかっていうのは、とがったところという意味です。
さき=先(さき)なんです。
御先(みさき)が、御崎・岬というふうになったわけです。
崎(さき)だけでいいじゃないか、御なんて丁寧につけなくてもと、思いますよね。
実は、これには理由があって、日本の古代の言葉で、
「さ」というのは、神様を表わす尊い音で、
朝鮮半島からつたわった、サ行の音は、尊い音とされていました。
古代から、とがったところに、神様が降りるとされていて、高い山など、御神体として古来からあがめられたのも
そういった理由からです。
解かり易くいえば、島根半島があり、その一部に、日御碕があるように、実はもっといえば、そのとんがった先っぽだけが、本来は崎なのです。
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