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ホッブスの秩序に対する考え方を教えてください!!あとリバイアサンとは何のことを指すのでしょうか?大至急お願いします!!

A 回答 (3件)

ホッブスの思想は、自然状態(国家が成立する以前の束縛及び規制のない状態)


に生きる人間は知性以外は動物と変わらず、しかもなまじ知恵がある事により
欲望を無限大に膨張させ、それにより恒久的に闘争を行なうというもので、
この事を彼は、「万人の万人に対する戦い」、「人間は人間に対して狼である」
と表現しています。 この状態では個々人の差がさほどないため、隙を突けば
最弱が最強に取って代わる事が可能であるため、勝者が決まらず恒久的に闘争
が続く。
 その点ではみな平等でありますが、人々は永久に「孤独、貧困、不快、殺伐
そして短命」という人生を送る事になるとホッブスは言っている。
 そしてホッブスは、この恒久的な闘争を収拾するためには人間相互の契約に
より国家が成立する事が必要であるが、人間の欲望は無限大に膨張するため、
社会を成り立たせている契約を破る者が必然的に現れ、その事によって社会が
維持出来なくなり再び人間は自然状態に逆戻りしてしまう、それを防ぐためには
国家が絶大な「力」を持つしかないという結論を出しています。
 リヴァイアサンとは彼が以上のような事を述べた著書であり、元々は聖書に
登場する、神々すら恐れ逃げるという最強の怪物の事です。 そして、彼は
必要悪である国家権力をリヴァイアサンにたとえ、自然状態をビヒーモス
(同じく聖書に登場する大怪獣)にたとえ、ビヒーモスの出現による国家の
崩壊をふせぐためにはリヴァイアサンを強くする必要があるとしているのです。
 ただし、ホッブスの思想は絶対主義を支えようとするものであり、結局世界を
変えるに至らなかったというのも重要です。
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 ホッブスは人間は「名声・富・及び権力を求めてあくことなく、恒久的に互いに競争する者であり、その本性は競争と猜疑心と名誉心である。

」として、平和状態を取り戻すためには、自己保存の手段の判定権を、特定の人格に絶対的に授権する契約の締結、すなわち絶対主権の国家状態の成立が基本になります〈服従契約としての社会契約説〉。「リバイアサン」とは、ホッブスの著作名ですが、元の名前は「ヨブ記」に記された堅いうろこと恐ろしい歯をもった水棲の巨大な怪獣の名に由来しますが、彼はそれによって内乱を克服し平和を維持するために絶対主権をもって君臨する国家の象徴にしました。

参考URL:http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/294 …
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この回答へのお礼

参考URL有り難うございました!!性善説と性悪説、ホッブスは性悪説の立場を取っているけど、実際の人間はどうなんでしょうね。私はその両方が混ざり合ったものだと思いますが・・・人間とは難しいものです。有り難うございました。

お礼日時:2001/08/24 07:23

ホッブズのいうリヴァイアサンとは、ようするに「国家」のことです。


ホッブズの考え方については「自然契約説」などの項目で政治学関係の事典をひいてみるのが良いかも。
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