デザイン専門学校か美大か。

続きで失礼いたします。

そこで、良い会社を「良質のノウハウを持っている会社」と定義しましょう。そういった会社は2通りあります。

●博報堂や電通など、大手広告代理店

●優秀なディレクターがいる個人デザイン事務所
※デザイン年鑑や、デザイン関連の書籍を見て研究して下さい。
有名で優秀な人、業界では有名だけど一般には知られていない優秀な人などいろんなタイプがいます。
でも、デザイン業界という封鎖的な社会上、有名な人のところに良い仕事がまわることが多いのも事実です。


「博報堂や電通など、大手広告代理店」
では、美大でないと受かる事は難しいでしょう。
倍率も何百倍です。しかも、入社してからが出世競争です。
有名ディレクターのもとに如何につくかの競争ですよ。競争に勝てばかなり有名になれる可能性あります。


「優秀なディレクターがいる個人デザイン事務所」
では、多くの場合、美大だろうが専門だろうが関係ありません。
気にするのは年齢です。24歳が限度です。（その理由は省略）私は21歳で面接し、就職しました。ｇｕｍ－ｊａｍの場合、大丈夫ですね。
ただ、専門学校は質の悪い商業第一主義の学校も多い。
桑沢デザイン研究所や、日本デザイナー学院、東京デザイナ－学院などがオススメです。
今現在現場で仕事をしていて、週に何度かだけ教えに来ている有名なデザイナーが講師でないとダメですよ。
いずれにせよ、新卒採用が絶対条件です。どこかの会社で2年経験を積みました。という人は要りません。その経験が「良質のノウハウを持っている会社」での経験であった場合まだましですが、変な癖がついたデザイナーは、良い会社には二度と入れません。
これは現実ですよ。よく、どこでもイイから業界に入ってしまえばいい、そのあと転々と会社を移るんだからどうせ。などという先輩や先生もいますが、業界を知らない人の意見です。
イラストレーターになるならまだしも、グラフィックデザイナーならなおさらです。



仕事なら、何だってあるんです。タダでデザインしますっていえば、何かしら回ってきますよ。でもそれじゃあ職業としてなりたたない。同じ仕事を5,000円でするか、500,000円でするか。それはあなたの実力+有名性(個人の名前もしくは会社の名前としての)次第です。

がんばってくださいね。
このアドバイスが役に立てばうれしいです。

こんにちは。

私は現在東京でグラフィックデザイナーをしている25歳男です。

もともと、18才でイラストレーターを目指しはじめ、東京のデザイン専門学校に通い、その後、今のデザイン事務所に就職しました。

今の仕事の内容と将来性、収入には満足しています。これからも頑張っていこうと思っています。

御質問を読んで、学生時代の自分を思い出し、懐かしくなりました。

ですので、これから、実際の現場で毎日仕事をしている立場から、業界の現実を話します。参考になればと思います。

ｇｕｍ－ｊａｍさんの
「私は自分でも十分甘い考えをしている事はわかっているつもりです。ですが、そんな考えからでも這い上がって頑張ってみたいんです。」
という言葉の
「程度」に、
全ての問題と答えがあると感じます。

まず、どんなグラフィックデザイナーになりたいのか、イラストレーターになりたいのか、それを想像してください。これが今のあなたには最も役に立つと思います。

何故なら、この業界には資格がありません。グラフィックデザイナー何級だとかいった能力を示す基準もありません。あなたがグラフィックデザイナーという肩書きを入れた名刺を作れば、今日からでもあなたはグラフィックデザイナーです。別に専門学校にも美大にも行く必要はありません。

実際に、専門学校や美大には行かず、街のパソコンスクールに通ってMACを学び、グラフィックデザイナーとして自宅で仕事をはじめる人や、デザイン事務所に就職する人もいます。

しかし、ここからが重要です。

さっきのをもう一度くり返しますが、問題は「どんなグラフィックデザイナーになりたいのか？」なのです。

この業界は、実力が全てです。しかし、その実力をつけるために必要なのは、環境です。つまり最初に就職する会社です。良いデザイン事務所には、良いデザイナー（アートディレクター）がいますし、質の良い仕事が回ってきます。そこに就職できたｇｕｍ－ｊａｍさんは、仕事のできる上司の仕事のやり方、デザインの考え方を真似て、成長できます。

例えば、雑誌一冊まるまるアートディレクションしている会社に入れば、撮影にも立ち会えるチャンスがあるし、ページを追ったデザイン構成のノウハウも、モデルの手配の仕方なども、学べます。その会社が雑誌のデザインだけでなく企画から考えている会社であれば、コピーライティングや、企画の立て方、どんな特集が良いのかなど時代感覚も身につきます。

「売れる本のカバーデザイン」というノウハウでやっている会社に入れば、あなたも売れる本のカバーデザインができるようになります。

つまり、どこの会社にも、その会社のノウハウがあるのです。そのノウハウがある環境に入れば、毎日通うあなたは真面目にやればそのノウハウを必ず身につけられます。

しかし、すでにデザインがほぼ決められていて、あとはこのラフ通りに作ってくれ、というような仕事しかまわってこない会社には、ノウハウが少ないです。
あなたが、その会社に入って「もっと、企画の段階からデザインを考えたいわ」と思っても、それはできません。言われたラフに従ってつくるだけです。それではノウハウは身につきません。

良い会社に入る事。これを目標としたうえで「さあ、そのためにはどの学校がいいのだろうか？」と考えなければ、いけないのです。

美大には、高校中退者などゴロゴロいるし、予備校に行ったことないという学生もいます。

気後れする必要はありません。

たんに技術を身につけたいということであれば、分野によっては、一部の専門学校の教育は多くの美大をしのぐほどの質と速さを持っています。

が、大学には自由と時間があります。知的好奇心と創作意欲を最大限に感じ、常に主体的に行動することができます。楽しいですよ。

僕も高校中退した後、大学に入りました。やればできます。妥協せず、焦らずに、自分が本当に望む道を行くべきです。

私は予備校と、デザイン系美大にしかいったことがないので、アドバイスとしてお聞き下さい。

何より画力です。
ゲームデザイン・イラストレーター系に就職する人は「デザイン系」より「芸術系」のほうが多いくらいです。コンピュータを扱えるより、デッサン力のほうが重要視されます。

私の通ったデザイン系美術大学は、プレゼンテーション能力はあがりましたが、基礎画力は独学でした。
大学に通いながら、前にいた予備校にデッサンを習いに行く人もいましたよ。

予備校は、基礎デッサン力が身につきます。
大学生より上手な人がゴロゴロいますので、講習や見学にいってもいいと思います。
なお大学入学時には、コンピュータが使えなくても全然平気です。むしろ、画力を心配すべきです。

専門学校についてはわかりません。

アドバイスになったかどうか・・・

お若いのにしっかり考えておられると思いますよ。

まずはどんな仕事が将来したいのでしょうか？
専門学校の場合は特化してしまう場合が多いので、一概にデザイン系といってもいろんな分野があるので、学校選びを間違えると公開するでしょう。

デザインといっても、WEBデザイン、ゲームのキャラクターデザイン、雑誌の紙面デザイン、イラストレーター、広告デザイン、看板デザイン、今の例は2Dですがもちろん立体物のデザイン・制作などいろいろありますね。

オールマイティーに行きたいのなら大学でしょう。
じっくり時間を掛けて基礎から勉強して視野を広げてから仕事を見つけられると思います。
生活費・学費などに余裕があるのなら大学がいいと思います。

どうしても就きたい仕事があるのなら、それに特化した分野の専門学校が近道です。
逆に漫然と考えていては就職浪人になってしまいます。
専門学校は時間が短いぶん、ゆっくり考える暇は少ないでしょう。（2年の間に学科が押し込められて、バイトもして、となると将来をしっかり考えていないとどんどん時間がたちます。）

過去の就職実績に就きたいような企業が無くても悲観することはありません。
就職とは自分の手で勝ち取るものですから。
胸を張って卒業できる技術を持っていればどんどん就職活動ができるでしょう。

あと専門学校は一から教えてくれるところなのでPCソフトについては未経験でいいと思います。
変に我流の使い方をしてしまうとダメと思います。
基礎を踏まえた上で自分流のCGのタッチや描き方、というのをプロの方は身に付けていっています。

デザインの分野ではありませんが、私は一度大学入試に失敗したのち予備校で一年勉強して考えた上で、専門学校へ行きやりたい仕事に就けました。
（親には心配掛けましたけど）

最後に、蛇足かもしれませんが、大学卒と専門学校卒では初任給、そして出世に差が出ます。
これは専門学校が下に見られているというのではなく、単純に4年と2年の差です。
大卒だと2年で次の考課段階（職群移行など）に移りますが、専門学校卒だと4年、高卒だと6年かかります。
その分、給料の上昇率にも関わってきます。
もちろん、今の世の中、このような年功序列型は少なくなってきていますので、あくまでも蛇足ですので参考に。

甘くなんかないですよ、大検通ったのはえらいです、一人でよく頑張れましたね。

これからもしっかりね。

参考になるかもしれないので、うちの娘二人のことを書きます。うちは二人ともデザイン関係の専門学校に行きました。出席は大学より厳しく、脱落する学生が半分以上いたようです。でも学校自体は楽しそうでしたよ。
卒業のときも仕事の世話はしてもらえず、それぞれ自分で探しました。

デザイン関係の仕事は実績がものを言う即戦力が期待される業界で、新卒で採用になるのはとても難しいようで、それは大半美大出身者にしか無理のようです。人脈が大事ですからね。
フォトショップなどは、学校に入ってから一から習うはずです、できなくても大丈夫です。

娘が、単発で数日アルバイトに行っただけのところが、娘の就職先として学校案内に掲載されていた（たまたま見た）とあきれていました。学校案内や、体験入学での話は、割り引いて聞いておいた方がいいです。

美大は４年、専門学校は２年ぐらいでしょ？
就職しても待遇に差があるらしいです。できることなら美大の方が絶対有利だと思いますよ。
友人の子が、補欠であきらめていたのに繰り上げで入った例もありました。美大関係は、辞退する人も多いようですよ。
がんばってみてください。風邪引かないようにね。