ナチス？ユダヤ？戦争？？教えてください！

1939年に、「日本、ドイツ、イタリア」と、「アメリカ、イギリス、フランス、中国」とで戦争が始まりました。

これが第二次世界大戦です。

なぜ世界大戦かと言うと、これら以外の国も、「ドイツ組」「アメリカ組」双方に分かれて、数十カ国が戦争に参加したからです。

何でもいいので世界の地図を見てください。
ヨーロッパにドイツと言う国があります。
ドイツは戦争当初、周りの国をことごとく支配し、戦争中期～末期には主にソビエト(現在のロシア)とイギリスを相手に戦っていました。

その当時、ドイツの指導者だったのがヒットラーで、ヒットラーを出した政党がナチスです。
(小泉が指導者で、それを出した政党が自民党、という関係と同じ)

ヒットラーは社会主義者やドイツ国内のユダヤ人をことごとく迫害してゆきました。

ユダヤ人というのはそう言う人種で、日本人、アメリカ人、などと一緒です。
ただし、その当時ユダヤ人には自分の国が無かったので、世界各地に広まっていました。
ヒトラーが迫害したのは、そう言う世界に広まっているユダヤ人の中で、主にドイツ、ポーランド国内に住んでいたユダヤ人でした。

ゲットーといわれる施設にユダヤ人を強制的に集め、最後はガス室に送り込んで何百万というユダヤ人を殺しました。ユダヤ人虐殺とはこのことを指します。

＞なんであの施設のようなところから誰もいなくなったんですか？

映画の内容がうろ覚えですけど、、、
ユダヤ人が全員殺されてしまったからじゃないんでしょうか。
戦車に乗ったアメリカ人は、アメリカやイギリスの連合軍が、ドイツに勝利して、ユダヤの施設を開放するために入ってきた人たちでしょう。

あるいは誰もいなくなったのは、ユダヤ人を殺した後、収容所にいたドイツ兵たちが、アメリカ軍が入ってくるとの情報を聞いて逃げ出したのかもしれません。

＞なんでお父さんは連れて行かれたの？殺されなきゃならなかった？

繰り返しますが、お父さんはユダヤ人で、有無を言わせず、ただユダヤ人であると言うだけで連行され、殺されました。

ちなみに、現在ユダヤ人は「イスラエル」という国に住んでいます。
(ユダヤ人のために戦後、国が作られました。しかし、これは「パレスチナ問題」として新たな、深刻な問題を生み出しましたが、、)

いろいろ調べて、知ろう！と思う事がとても素晴らしいと思います。
分からなければ又質問してください。
言葉足らずのところがあるかと思います。

#４です。

お礼文読みました。理解しようとするその姿勢が素晴らしいと思います。

あまりに疑問が多すぎて、「ああ～もう！」ってなって投げ出さないために、あれもこれもせず、マンガでも、小学生の歴史の本(世界の歴史)でも、何でもいいので、１冊ゆっくり読んでみる事をお勧めします。

べつに試験のための勉強じゃないんだし、期限も決まってないので(一生)、理解できるまでゆっくりゆっくりやればいいんです。

＞有無を言わせず殺されるとありますが、なぜ従わなきゃいけないんですか？ナチス対ユダヤで戦争しないの？

こう考えてみてください。
FOLLIFOLLIさんが仮にユダヤ人だとして日本に住んでるとします。
さて、日本政府がある日、「日本国内のユダヤ人は全員捕まえて牢屋に入れる」という法律を作りました。

戸籍、住民票を見れば誰がユダヤ人であるかすぐ分かりますので、当然ユダヤ人であるFOLLIFOLLIさんの家にも警察が押し寄せ、銃口を向け、無理やり牢屋に連れて行きます。

こんな感じでドイツなどに住んでいるユダヤ人が連れ去られたのです。
ユダヤ人としても、ドイツと戦争をしたくても、その当時は自分の国が無かったので、戦争のしようも無く、なすすべがありませんでした。

例え近所で数百人のユダヤ人が団結したところで、警察や軍隊が来たらどうしようもないですよね。

＞社会主義とはなんですか？ついでに民主主義とか。

これは難しい質問ですね～

かいつまんで言えば、社会主義とは、金持ちと貧乏人の格差を無くして、みんなが同じくらいのお給料をもらえる社会を目指すことです。

これの反対が「資本主義」で、資本主義の国は金持ちと貧乏人が存在します。日本はもちろん資本主義の社会です。

貧乏な人はがんばって働きますが、あまりに働きすぎたり、サービス残業させられたり、果ては過労死してしまったり。。
一方で金持ちは楽をして更に金をもうけてしまう。

そんな世の中を変えようと社会主義という考えが生まれました。
でも、皆の給料を同じにするなんて、あまりに理想すぎてうまくいかないので、社会主義の国はあまり多くないです。

「民主主義」というのは、国の決め事は国民が皆で決めましょう、ということです。
日本は民主主義の国であるので、FOLLIFOLLIさんもそれに参加できます。選挙権があるでしょう。それはすなわち、国の政治に参加している(参加できる)ということです。

もちろん具体的な法律や政策は政治家が決めますが、その政治家を決めるのは我々国民です。

民主主義の反対は「独裁」という形式で、国王や大統領やある一つの政党が全て国のことを決めてしまい、国民の声が反映されません。

戦争当時のドイツは「ナチス党」の一党独裁体制でした。
そのナチス党のリーダーがヒトラーですね。

まとめると、

「社会主義」⇔「資本主義」

「民主主義」⇔「独裁」

という関係になります。

説明がくどくなりましたが、いつでも質問してくださってＯＫです。
がんばってください！

社会主義

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A% …

民主主義
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB% …

社会主義とは、国の経済方針を全て国が決定する政治形態。
生産量、その他すべて国が管理し、国民に貧富の差は無い。
そのため、国民にやる気が無くなり、国力が低下する恐れもある。
ソ連（現在のロシア）、中国、北朝鮮など
＜同意語＞共産主義
＜反意語＞資本主義

民主主義は、政治を国民が行うという政治形態。
国王、皇帝、天皇のような君主は存在せず、
政治を行うものは選挙によって選ばれる。
アメリカ、フランス、日本（今の天皇は政治力は無く、ただの象徴）など
＜反意語＞君主主義

冷戦
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%B7%E6%88%A6# …

社会主義を知るには冷戦を知ることです。
冷戦とは、第二次大戦後、社会主義と資本主義での対立のことです。

資本主義のリーダーはアメリカ、
社会主義のリーダーはソ連です。

日本はアメリカ側。

この冷戦の象徴と言えるのがベルリンの壁です。
第二次大戦後、アメリカ側とソ連側に大きく東西に二分されたドイツは、
冷戦時にベルリンという都市に大きな壁を造り、都市を二つに分けました。
これによって家族でさえ分断される悲劇が起きました。

西は自由の国と言われ、東から壁を乗り越えて亡命しようとする者もいましたが、
ほとんどは射殺されました。

日本にとって大きかったのは朝鮮戦争です。
北朝鮮（社会主義）と韓国（資本主義）で、
北緯３８度線を挟んで戦争をしていたのですが、
アメリカが韓国の援助をするのに日本に軍事基地を置き、
軍需品の生産を日本に依頼したので、
軍事品を扱う会社は急成長し、
戦後の経済難から脱出できました。
現在は休戦状態です。

結局、冷戦は大きな戦争には発展せず、
ソ連が革命によって崩壊したため、終結しました。

映画がきっかけで歴史に興味を持たれたわけですね。

すばらしいことです。

まずユダヤですが、国の名前ではなく民族の名前です。
（実際は紀元前にそういう名前の国もありましたが、
現代史ではややこしいのであえて無視しましょう。）

この民族としてのユダヤ人の定義は非常に難しいのですが、
簡単に言うと「旧約聖書の書かれた戒律を守るユダヤ教徒と
その子孫たち」となります。今から２０００年ほど昔、
現在のイスラエル・パレスチナ地方に住んでいましたが、
その後外敵により国が滅ぼされ、世界中に離散してしまった
不幸な歴史を持つ民族です。

彼らは中東、アフリカ、ヨーロッパの各地に散在して移り住んで
いましたが、彼らの戒律を頑なに守り一種独特な生活習慣を
固持しつづけた人たちが多く、各国内で一箇所に固まって
独特なコミュニティーを作っていました。

そんな彼らでしたのでなかなか地域社会に溶け込むことは無く、
内輪で固まる傾向がありました。その為職業の選択も限られる
ケースがあったようです。彼らは特に金融業などを得意とする
ことが多くあったようで、その排他的な雰囲気と金貸しに
対するマイナスのイメージから、あの有名なシェークスピアの
「ヴェニスの商人」に見られるように差別的な人物像が次第に
出来上がっていってしまいました。

そして２０世紀に入ってドイツにヒトラーという独裁者が現れ、
彼が率いた政党がナチスとなります。ヒトラーはドイツの労働者が
裕福になれないのは、トルコ人などの外国人労働者が彼らの
職を奪ったり、ユダヤ人たちが金融業で不当な利益を搾取して
いる為だとし、極端な民族主義（自分の所属する民族だけが尊い
と考える）の路線を敷きました。民族のアイデンティティとして
キリスト教を利用し、ユダヤ人の祖先がキリストを殺したという
史実を利用し彼らをを敵視しました。外国人労働者や金融業者に
普段から不満を感じていた民衆にナチスは熱狂的な支持を受け、
さらにユダヤ民族殲滅運動を展開し、この世からユダヤ人を
一人残らず殺してしまおうという恐ろしい運動を展開しました。

ヒトラーが率いるナチスドイツは日本やイタリアと同盟を組み、
その領地をドンドン拡大していきました。それを抑える為に
ロシアやアメリカといった国々が同盟を組んで敵対し、世界中の
国々を巻き込む戦争になったのが第二次世界大戦です。

ライフ・イズ・ビューティフルはこの時代が舞台です。
当時のユダヤ人はナチスの手により強制収容所に入れられ、
政府の都合により強制労働をさせられたり処刑させられたり
しました。

結局戦争はドイツ側の負けになり、連合国側と呼ばれる国々
（現在の国連安保理の常任理事国はその国々が中心です）が
勝利しました。映画のラストシーンでアメリカの戦車が収容所に
進入してきたのは、ドイツが負けアメリカ軍が侵攻してきた
為です。

以上が、あの映画の背景です。

さらに蛇足ですが、このユダヤ人迫害が起こった理由を過去の
民族離散にまで遡り、「ユダヤ人に元の国を与えれば問題は
解決するだろう」との考えを元に、かつて彼らの国があった
パレスチナ地方に大戦後建国されたのがイスラエルという
国です。ところが、民族離散からあまりにも時間が経っていた為
そこには既に別の民族が住み着いていたものを国際政治の都合で
無理やり建国を認めてしまった為に今度は先住民とユダヤ人の
間で争いごとが起きてしまいました。ユダヤ人にとっては
自分たちが先住民なのですが、追い出された人たちはたまりません。
この追い出された人たちのほとんどはアラブ人で、イスラム
教徒でした。

ここにユダヤ対イスラムの対立が起こり、イスラエルを支持する
アメリカなどを巻き込んで先の湾岸戦争、９・１１テロ事件、
イラク戦争などを引き起こした遠因となっているのです。

映画で興味を持たれたついでに更に勉強なさると面白いですよ。

ライフ・イズ・ビューティフルですね。

何年か前に見た映画にしては、印象深く覚えています。いい映画でした。

何も分からない、とのことでしたので、厳密なことは抜きにして、簡単に説明しますね。自分もそれほど知識をもっているわけではないので・・・

ユダヤ人というのは、平たく言うと、「ユダヤ教」という宗教を信じている人たちです。ユダヤ人は、国を持たずに、ヨーロッパの各地に散在していました。
ヨーロッパの宗教は、基本的にキリスト教です。そして、ユダヤ人は、主に宗教的な理由から、他のキリスト教徒の中で嫌われていました。
ところが、迫害されていたからといって、貧しいものばかりではありませんでした。マトモな職につけなかったために、金融業＝金貸しなどをするしかないものが多く、その結果、嫌われているにもかかわらず、大成功をするものも出てきました。

ナチスというのは、選挙で選ばれた政党の名前で、ヒトラーというのは、その党首です。
ドイツは、第一次世界大戦に負け、敗戦国となりました。その結果、膨大な賠償金を他国に支払わなければならず、インフレが起こり、国民に重い負担がのしかかりました。
ナチス党は、そんな中で出てきた政党です。「いっそのこと賠償金なんか無視すればいい」「ドイツ国民のためを考えて、ドイツ国民が一丸となって行動しよう」という、とても過激な政策をたてました。その党首で、筆頭にたっていたのがヒットラーという人物です。ドイツ国民の支持を得て、与党になってしまいました。
与党になってから、ナチス党は、いっきに他の党派をつぶしにかかり、憲法を改正して、ナチス党だけを唯一正当な政党にしてしまいました。つまりは、独裁体制を敷いたのです。

ナチス党は、ドイツのひどい不況の中で、疎外されているにもかかわらず、金を持っているユダヤ人を目の敵にしました。「ドイツが悪いのは、すべてユダヤ人のせいだ。」
ユダヤ人といっても、宗教が違うだけで、ほとんどの人はドイツ人社会に溶け込んで、もはや見た目ではわからなくなっていました。そのため、ナチスはユダヤ人を攻撃するに当たって、より徹底した政策を実行するため、「優生思想」というエセ科学を持ち出しました。
これは、
「ドイツ人＝アーリア人種がすべての人類の中でもっとも優秀な民族であることが科学的に証明された。ユダヤ人はアーリア人に比べると劣る民族である。アーリア人の優秀な血に、ユダヤ人の血が混じることは、亡国の危機をもたらす。よって、ユダヤ人の血がアーリア人に混じることのないよう、ドイツ国内のユダヤ人を処分しなければならない。」

というものです。この政策によって、最初は国外退去などの緩慢な政策ですんでいたものが、だんだんエスカレートしていき、最後は、ユダヤ人を強制連行し、収容所に入れて、計画的に毒ガスなどで大量虐殺するという歴史的な悲劇を残しました。

ナチスのとった政策の特徴は、人を能力ではなく、完全に「生まれ」で区別して、どんな有能な人間であれ、ユダヤの血が混じっているということで迫害を推し進めたことです。
実際、ユダヤ人には、優秀な人がたくさんいて、当時多くのユダヤ人が逃げ出しました。有名な物理学者のアインシュタインもその一人です。アインシュタインは、ドイツ出身ですが、ユダヤ人だったので迫害を恐れてアメリカに移住しました。移住後、当時のアメリカ大統領に「ドイツを倒すために原爆の製造を国がかりでやってほしい」と進言し、アメリカの原爆開発がはじまりました。
結果的に、ドイツは原爆を使わないうちに降伏してしまい、残った原爆が日本に落とされたわけです。

で、ライフ・イズ・ビューティフルですが、これはイタリアの話です。なんで、イタリアの話が関係あるかというと、当時、イタリアはドイツと同盟を結んでいたので、やっぱりユダヤ人収容所ができて、迫害が起こりました。一家が連れて行かれたのは、一家がユダヤ人だったからです。連れて行かれた先は、ユダヤ人収容所でした。
ただ、ドイツ本国ではなかったので、収容・労働は行われたものの、虐殺はそれほどドイツ国内に比べてひどくはありませんでした。実際、ライフ・イズ・ビューティフルは、ユダヤ人の悲劇を描いた映画の中では、あれでも、かなり軽いものです。

最後にアメリカの戦車が来たのは、アメリカがイタリアに進軍して、収容所のユダヤ人を解放したからです。

ユダヤ人は、第二次世界大戦後、二度とこういうことがないよう、自分達の国を作りたい、と言い出しました。ユダヤ教のもともとの聖地、エルサレムに国を作りたい、と。
で、そこにはパレスチナ人が先に住んでいたにもかかわらず、これが国際的に認められてしまいました。それが、イスラエルという国です。それ以後、先に住んでいたパレスチナ人との間で、長い戦争になりました。これが、いわゆるパレスチナ問題・中東戦争で、今のテロ問題、9.11などにもつながっています。

映画は見てないからそこは省きます。

＞ユダヤって国の名前ですか？

この場合は人種の名前です。
キリスト教の母体になったユダヤ教という宗教の信者達の人種です。

＞ドイツ対ユダヤの戦争なんですか？

ドイツ、日本、イタリアの連合VS世界
と言う構図です。第二次世界大戦ですね。
ドイツ側は負けました。

＞ナチスってなんですか？
＞ヒットラーって誰ですか？

ナチスは当時のドイツを統治していた政党の名前。
ヒトラーはそこの１番偉い人です。
このナチスがヒトラーの指令の下ユダヤ人迫害をしていました。

＞第二次世界大戦ってなんですか？

これが１番難しい質問なので、URLをご覧ください。
多くの戦争があって、それらすべてが第二次世界大戦と言う言葉で括られているので、戦局も複雑でとても解説し切れません。

ドイツと日本に焦点をあてた
手塚治虫「アドルフに告ぐ」
と言う漫画を読めば理解しやすいかもしれません。

参考URL：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%BA%8C% …

まずアナタが質問した項目を説明すると，

冗談抜きで世界史の教科書まるごと１冊必要になるので，
参考になりそうなドキュメントを紹介します。

http://www.uraken.net/rekishi/reki-westasia12.html
http://www.uraken.net/rekishi/reki-sekai007.html
http://www.uraken.net/rekishi/reki-sekai004.html
（http://www.uraken.net/rekishi/reki.htmlより出展）

参考URL：http://www.uraken.net/rekishi/reki.html