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遺憾、驚き、必要、当然、命令、要求、主張を表す主節に続くthat節に用いる shouldの用法はフランス語やスペイン語、イタリア語で観察される『接続法』に相当するものですか?
アメリカ英語でこの用法が簡素化されて省略されがちなのも、これらの国との物理的な距離と因果関係がありますか?

A 回答 (5件)

英語で仮定法と言っているものは他のヨーロッパの言語で接続法と言っているものに含まれると考えていいと思います。



ちなみに、アメリカ英語のようにshouldを用いない方が英語としては古い形で、イギリス英語では後の時代になってからshouldを加えるようになった、というのが歴史的な事実です。アメリカ英語とイギリス英語の文法や単語が違う場合、アメリカ英語の方が古い形を残していることが結構あります。アメリカ英語で簡素化されてshouldが省略されるようになった、というわけではありません。
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この回答へのお礼

おうウォーク殿、ありがとでござる。
いい知識をどうもじゃ。
条件法と接続法の違いはなんじゃろ?
ありがとう!

お礼日時:2004/12/17 11:22

質問者さん&ほかの回答者さんたちがご指摘の通り、そのようなshouldは仮定法=接続法(subjunctive)です。


自分はフランス語は分らないのですが、スペイン語・ラテン語・古典ギリシャ語には接続法が存在します。

回答の趣旨とあわないかもしれませんが、1000年前の古代英語(古英語)ですとしっかり接続法が存在していて、
(1)願望・希求・命令
(2)間接話法
(3)条件
(4)目的節
(5)時の副詞節で、不確定の時を表す場合
に使われると、『古英語・中英語入門』(研究社)には書いてあります。
この時代ですと、接続法は原形ではなく、ちゃんと活用があります。(古英語は人称変化をするので、活用は割愛させてください。verbixというサイトのOld Englishの項を見ていただくほうが早いですし。ためしにdoの古形系"don"と入れてみてください)

参考URL:http://www.verbix.com/languages/oldenglish.shtml
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相当するような気がします。



"May I suggest (that) you should fight against them right now?"

(ベトナム戦争中、米軍軍事顧問の将校が南ヴェトナム軍の下士官に言った言葉。)
確かにロマンス語の接続法に似ています。

スペイン語で一例を挙げると、
"Deseo que este' usted bien aunque hace mucho frio estos dias." 
( = "I hope you are OK though It's very cold these days.")

Deseo queは省くことが出来ます。

ご参考になれば幸です。
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補足です。



そういえば、フランス語の接続法が英語では仮定法過去になる場合もありますね。

Je souhaite que je sois un oiseau.
I wish that I were a bird.

それでは 不定詞を使った構文を

Je veux qu'il vienne.
I want him to come.

こんな文も

Voulez-vous que j'ouvre la fenetre?
Shall I open the window?


英語のshouldは フランス語では devoirの条件法や接続法が使われることもあります。

I thought I should not have such a chance again.
J'ai pense que je ne devrais pas avoir encore une telle occasion.


この問題についてもっと究めたいのなら、英米人向けのフランス語(スペイン語、イタリア語)の教材、または フランス人(スペイン人、イタリア人)向けの英語の教材の利用をお勧めします。似た言語同士を対比することで 日本人には気付きにくい両言語のディテールが 明確に理解できますよ。
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この回答へのお礼

おう桜童子どの、ご丁寧な回答の切れ味は3メータもの装甲をえい、ばさりと斬れるほどですな。素晴らしいかぎりじゃ!

わしは初心者じゃが、条件法と接続法がごっちゃになってしもうてな。英語の仮定法とフランス語の条件法がパラレルと思っておったが、違ったのかのう。そぬしのぬかすように、仮定法現在、単純現在、仮定法過去といろんな形の接続法があるものだわい。考えが及んでおらなかったわ。切腹!

今後もお世話になるでよ。期待しとるで。

お礼日時:2004/12/17 11:20

フランス語の接続法は 英語では shouldになる場合もありますが、その他に will 、mightなどで表されることもありますね。



幾つか仏文と英文を並べます。

J'exige qu'il y aille.
I require that he should go.

J'espere qu'il fasse beau demain.
I hope that it will be fine tomorrow.

Il a travaille dur qu'il reussisse.
He worked hard that he might succeed.

さらには 英語ではそれらの助動詞を伴わず、原形のまま使われることがあります。それは、be動詞、それ以外の動詞では三人称単数の場合に はっきり現れます。
しかしながら、一番多いのは英語では直説法のまま使われるケースです。その他には 不定詞の構文がよく使われます。
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