プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

商品の供給量がある一定水準を超えると、急速に市場での普及が拡大するようになり、そのレベルをクリティカルマスと言うようですが、

1)どのような理論、根拠に基づいてクリティカルマスのレベルは導かれるのか?
2)このレベルは一般に一定の市場普及率が決まっているのか?その場合は何%なのか?
3)そうでない場合、業界や製品などの特徴によってレベルはどのように変わる物なのか、またそれは何故か?
4)普及率ではなく、単純に普及数であるならば、その値は?また、それは業界、製品によって異なるのか?それは何故か?
5)クリティカルマスに達するまでの時間軸に対する普及度合いとそれ以降の普及度合いには、どの程度の差が生じるものなのか、またそれは何故か?

A 回答 (1件)

以前に消費財の商品企画を担当していたときに、研究したことがございまして、詳細な内容は資料が手元にないので概略的なことでしか回答できませんが、私見ですが以下のようなことが言えそうです。



1)新たな商品が市場に導入された場合、市場への普及段階において、最初にその商品を購入する消費者(イノベーター)層が購入し、その後その商品のイノベーター層の評価・反応で次の購買層(フォロワー)が購買といった傾向が一般的に見られます。
普及が始まったとみなされるのは、イノベータ層からフォロワー層へ客層が移った時点を捉えて判断することになります。
2)該当商品の市場の見込み顧客数の中には必ずイノベーター(新し物好き・冒険的にモノを買う人)が存在しており、その比率は3%前後といった統計があるようです(スタンフォード大学の学位論文にあったような気がします)。従って前述1)のことからして対象市場の顧客の3%がクリティカルマスと言えそうです。
3)このレベルは業界・製品の特性ではなく消費者の購買行動に係わる意識特性によるので、ターゲット市場における全消費者の中に必ず3%前後はイノベーター的購買意識を持った顧客が存在すると言うことです。
4)従って普及数ではなく、当該商品の対象顧客数に対する普及率です。
5)普及に到る商品のライフサイクル・カーブ(導入期-成長期-成熟期-衰退期)は業界や商品及び対照市場の大きさによりライフサイクルカーブが異なりますので、当然クリティカルマスに達するまでの立ち上がりカーブの微分係数は違います。
分かりやすい例で言えば、アパレル業界や化粧品業界等シーズン毎の流行を様々なプロモーションでメーカが作り出してゆくようなところは時間軸に対する微分係数は大きな値を示します、一方自動車業界のようなところにおいて新たなカテゴリーを形成する商品などは比較的微分係数値は小さくなります。

実際の市場データを下に分析すれば、もう少し理論的な裏づけができると思いますが、大雑把な回答で申し訳ございません。
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