アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

先日、ドイツに行く機会に恵まれました。
色々な話があるのですが、その中でディーゼル車の事で教えてください。

以前から、欧州ではディーゼルエンジンが良く利用されていると聞いておりましたが、全くその通りでした。
ミュンヘンのタクシーは8割がたベンツでディーゼルのようでした。気にして乗った時はわかりましたが、走っているのを見てもほとんどわからないほど静かでしたし、排気ガスも臭くありませんでした。バスにも乗りましたが、同様でした。
さて、日本に帰って成田からリムジンバスに乗ったら、その臭いこと臭いこと、全く別の乗り物のように感じた次第です。
そこで思った事です。
1:軽油といっても処理方法が異なるのか
2:ディーゼルエンジンの中身で異なる部分があるのか
3:単なる気のせいか

日本で厳しい規制を受けているディーゼルエンジンですが、あちらでは燃料処理や排気ガス処理をもともとしっかりやっていたので問題とならなかった。一方こちらはやることをやらないまま問題が大きくなってしまったのではないか。というのが小生が感じた事なのですが。どうでしょうか。

近々、報告会があり、その際に少し触れたいので質問しました。ディーゼルエンジンの話はトピックスとしては少々古いですが、お詳しい方にご教授いただきたいと思います。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

「あちらでは燃料処理や排気ガス処理をもともとしっかりやっていたので問題とならなかった。

一方こちらはやることをやらないまま問題が大きくなってしまったのではないか。」判断が少し性急すぎるのではないかと思います。

(1)燃料の問題について
・1:軽油といっても処理方法が異なるのか
#1さんご指摘のようにヨーロッパは低硫黄軽油です。ヨーロッパのようにほぼ一斉に低硫黄に出来ればよいですが,軽油は国際取引されるものですから,アジアで日本だけが低硫黄化することは,再処理等の問題が生じ難しい点があると思います。(やっと重い腰を上げましたが…)

・税制上の問題もあります。ガソリンは国税で道路建設という目的税も含まれます。軽油は地方税です。

(2)技術的な問題について
・2:ディーゼルエンジンの中身で異なる部分があるのか
#1さんご指摘のようにヨーロッパはドイツ・ボッシュ社が開発したコモンレール方式です。しかし,実は日本もトヨタのアイシン精機はコモンレールを製品化していまして,ヨーロッパに輸出されている車にはコモンレールのディーゼルが搭載されています。なぜ日本で売らないのかは,単純に買う人がいないからです。国民性が原因です。

・ディーゼルが本当に環境に優しいのか
実はこれが一番の問題です。ディーゼルは環境に決して優しくはありません。効率は確かに20%程良くなります。ですからCO2排出量は少なくなります。しかし,圧縮比が高く燃焼温度も高いですから,多量のNOxを排出します。あまり知られていないことですが,ヨーロッパ(特に北欧)は酸性雨の被害の典型的なモデル地域です。
日本は東京等の密集した大都会を抱え,人体に有害なSOx,NOxの削減をCO2排出量の削減より優先した施策は,一概に間違いとは言えないと思います。ただし,あまりに産業界の要望を受け,トラックの排出ガス規制が遅れたことは失政と思いますが…

世界が注目する車がトヨタから発売されます。ディーゼルのハイブリットです。ハイブリットはエンジン回転をあまり上げませんから,CO2排出量は少なく,NOxも多くは排出されません。現在発売されている車の中で最も環境に優しい車のようで,あまりに注目されすぎて発売が延期になったという話も聞きますが…

何かの参考になりましたなら…
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました
パソコンのHD取り替える羽目になったりして
締め切りが遅くなりました。

お礼日時:2004/12/15 23:49

軽油の品質も違います。


日本の軽油は硫黄分が多いのです。
以前の規制値は500ppmでした。最近の低硫黄軽油で50ppmです。
詳しくはコチラ
http://www.levo.or.jp/research/rsc05_05.html


最近のディーゼル車はコモンレール方式だと思います。
詳しくはコチラ
http://www.nikkei4946.com/today/0205/11.html


>一方こちらはやることをやらないまま問題が大きくなってしまったのではないか。

その通りだと思います。
ディーゼルは環境に悪いというのが日本の意見ですが、燃費が良い(つまりCO2が少ない)ディーゼルは、ヨーロッパでは環境に優しいエンジンと言われているそうです。
実際、ルノーだったかな?失念しましたが、あるメーカーではガソリンと電気のハイブリットよりも、ディーゼルの方が環境に優しいからハイブリットはやらない、と言っているメーカーもあるそうです。


気のせいでは、ありません。

参考URL:http://www.levo.or.jp/research/rsc05_05.html,http://www.nikkei4946.com/today/0205/11.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。
ドイツに行って一番感じた事は、
純技術的事柄は日本の方が進んでいる面がたくさんある。
しかし、その基となる思想とか考え方はまだまだ追いつけ
ないでいる。
ということでした。
ディーゼルのこともその一つだと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/11/12 14:31

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!