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液晶PCディスプレイ
液晶テレビ

最近は環境さえ整っていればどちらでもPC、テレビの画面を表示出来ますが、純粋にテレビを観るだけを考えた場合、やはりテレビでテレビを観る方が適している(キレイに映る)のでしょうか?

それとも変わらないでしょうか?

はたまたPCディスプレイの方が適しているでしょうか?

詳しい方、ご教授願います。

A 回答 (4件)

元・プロです。


PC用途とテレビ用途との比較では、下記がキーポイントになります。

1.コントラストの視野角(いわゆる、スペック表に書かれている「視野角」の数字のことです)

2.明るさの視野角

3.解像度(横と縦の画素数のことです)

4.色再現性(最大彩度)

5.画面表面の表面処理(つるピカとざらざら)

6.応答速度(裾引き)


PC用途の液晶モニタも、液晶テレビも、色々とスペックはありますので、液晶モニタが液晶テレビよりテレビ画面で劣っているかどうかは、一概には言えません。(逆のことさえあります。)
上記のキーポイント各々について押さえる必要があります。


以下、個別に。

1.コントラストの視野角(いわゆる、スペック表に書かれている「視野角」の数字のことです)

複数人で同時に(斜めから)見る、あるいは、一人の人でも、例えば、寝っころがって見ることがあるなどの場合、TN液晶(+位相補償フィルム)方式ですと、斜めから見ると黒が浮いたり色が変わって見えてしまいます。
スペック表での見分け方は簡単で、上下と左右の視野角スペックが同じ数字で、かつ160度以上の数字になっていれば、TN以外の方式=超広視野角方式です。


2.明るさの視野角
通常、PC用途の液晶では、正面視の明るさ(=スペック表に書かれている「輝度」の数字)を高めるために、バックライトと液晶セルの間にプリズムシートを配置しています。これにより、正面と斜めとで明るさに異方性が発生し、正面視の明るさを優先させることができます。
これは消費電力の抑制のために考えられた技術であり、ノートPCでは、大方の機種で、プリズムシートを使用しているはずです。
しかし、近年、「TCO99」という人間工学的に考えられた国際規格があり、その規格においては、正面視と斜めとで明るさに違いがありすぎると、不合格になります。(スペック表に「TCO99準拠」と書かれている機種もあります。)ですから、現在では、たとえPC用途であっても、デスクトップ用液晶モニタでは、プリズムシートの効果をわざと弱めている機種も多いです。


3.解像度(横と縦の画素数のことです)
液晶の「得意分野」は、最大解像度設定で表示だけです。つまり、デジタル放送、ハイビジョン放送を表示したときに、液晶の画像の特徴である「鮮明さ」の利点が発揮されます。
ですから、実は、4:3アナログ放送を見るのに最も適した液晶は、大昔のVGA(640×480)やSVGA(800×600)なんです。
解像度の高い液晶、すなわち、今売られている、ほぼ100%の液晶~XGA(768×1024)以上の液晶では、地上アナログ放送を見ると、ぼけて見にくい画像になります。
この点については、液晶テレビも同じです。
(電気屋さんの店頭では、液晶テレビの画面に、なるべくデジタルハイビジョン放送を表示しているようにしているはずです。)


4.色再現性(最大彩度)
液晶は自発光ではないので、バックライトからの光の何割を通すかで階調を表現し、その光を、RGBのカラーフィルタを通すことによって、色を再現しています。
つまり、色再現性というのは、カラーフィルタの性質で物理的に決定されてしまいます。
しかし、カラーフィルタの彩度を上げると、透過率が小さくなるので、その分、バックライトの光を上げる、つまり、消費電力を上げることが必要になります。
最近の液晶では、消費電力よりも色再現性を優先させています。それは何故かと言えば、ブラウン管と対等な勝負をしたいからなのです。
ただ、
現在の液晶テレビの素晴らしい彩度を「色がけばけばしい」と批判している人さえいまして、実際、ここのサイトでその件を質問された方がいらっしゃり、私が回答したことがあります。つまり、そのような方々にとっては、彩度を上げることは、消費電力が上がるだけで全く意味がありません。
また、液晶モニタの色再現性は、7年ぐらいまえから、NTSC比の色度域で60%を超えています。
そして、「けばけばしい」液晶テレビでは、70%~80%の色度域があると思われますが、それらの違いは、プロが暗室で見て、やっと分かってくるレベルなので、室内照明のある環境で見れば、特にアンチグレア処理(後述)のある場合、プロが見ても絶対に分かりません。


5.画面表面の表面処理(つるピカとざらざら)
PC用途であれば、天井照明などの映り込みによる目の疲れの防止のためには、絶対に、従来の「ざらざら」(アンチグレア)が良いです。
しかし、テレビ用途であれば、目の疲れ対策はど返しして、つるピカ(光沢)のほうが質感・臨場感が出ます。
たとえて言うならば、写真プリント用紙で絹目調のものがありますよね? あれがアンチグレアと似たイメージです。
なお、アンチグレアは、室内照明のある、通常の環境ですと、白っぽく(=彩度が落ちて)見えます。しかし、テレビ用途でなければ全く弊害はないですし、暗いところで見れば、コントラストは、つるピカと全く同じです。


6.応答速度(裾引き)
これは、液晶の動画性能について良く引き合いに出されるスペックですね。
現在、PC用途も液晶テレビも、最高速は、白⇔黒 の往復時間で6ms~8msです。
現時点で、2msとか4msという売り文句をしているメーカーもありますが、それらは片道時間なので、だまされないように。(笑)
つまり、現在の最高スペックでは、PCモニタも液晶テレビも、実力は同じです。
(なお、別件の質問に何度か回答しましたが、現在店頭にならんでいる6msの液晶テレビであっても、私から見れば、NGです。私が店頭で見たのはスポーツ中継ではなかったのですが、温泉施設、風景を中継した映像でさえも、木々・葉っぱ、おじいさん・おばあさんの体などの輪郭が、カメラが左から右へゆっくりPANするときに、輪郭が3mm程度からそれ以上にぼけて「幽霊」になります。)



なお、
現在の液晶テレビは、ブラウン管と画質で対等に競争すべく、画質向上(上記1,2,4)のために、消費電力が大きくなっています。
我が家の34型ブラウン管は177Wです。
今売られている37型液晶は、200Wぐらいです。
液晶は、製造工場で排出されるCO2が、ブラウン管の工場より圧倒的に多いので、もはや液晶は地球に優しくは・・・。
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どちらもピンからキリまでありますから一概には言えませんが


テレビを視聴するなら やはりテレビでしょう、
テレビに使えるPCディスプレー・PCを繋げるテレビもありますが
どちらも補助的機能と考えた方が良いと思います。
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ディスプレイが高輝度タイプだとしてもテレビの方がいいです。

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テレビを見るだけなら、普通のTVの方がいいです。

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