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郵政民営化するかしないかで毎日騒がれていますが、
私は郵政民営化のメリットがよく分かりません。
デメリットについてはよくニュース番組などで取り上げられていたのを見たので分かるのですが・・。
小泉首相は民営化賛成のようですが、メリットが分からないため何故賛成なのかが分かりません。
よろしければ郵政民営化でのメリットを教えてください。

A 回答 (8件)

これには色々な側面・意見があるので、何とも説明しがたいですが、私なりの解釈を述べます(長いです)。


少し偏っている面もあるので、鵜呑みにはされないで下さい(だから反論は多々あると思います)。

ぶっちゃけ、郵便行政の面では何の国民的メリットはないと思われます。
本当にサービスが良くなるかは分からないし、田舎に住んでいる人にとっては、生活利用基盤が失われる恐れがあります。
また特定郵便局長の方々の生活収入も損なわれます(仮に私が特定郵便局長なら、民営化絶対反対します)。
米国(民営化を要請している)の言いなりになるのも、少しおかしな気もします。
本当にデメリットや不合理な点は、多々あるのです。
しかしそれ以上に、日本の国全体を見た時に、郵政を民営化するメリットがある、ということなのです。

ではそのメリット・目的は、一体何なのでしょう?
それは、郵便貯金が財政投融資などを通じて、無駄遣いばかりする特殊法人に流れるのをくい止めるためなのです。
ご存知のように、特殊法人は民間では考えられないような、多くの無駄遣いをしています。
自分たちの交際費、出版費、採算の取れないリゾート施設建設、不必要な備品の購入などなど、数えれば枚挙にいとまがありません。
そんな不必要かつ予算消化の儀式を行うために、特殊法人は、「郵便貯金の運用先」という建前で巨額の財投資金を受け入れ、それをいいように使います(ちなみに特殊法人は税金分の交付も同様に無駄遣いをします)。

通常、「無駄遣いしたら、焦げ付いて、拠出した郵便局側が文句をいうんじゃないの?」と思いますが、それが言わないのです。
なぜなら郵便局の赤字分(実際は他の運用で補填している)は、国の保証があるからいくら無駄遣いしても補填元があるので、安心なのです。

それならば「無駄遣いする特殊法人に、資金をあげなければいいんじゃないの?」と思いますが、それも駄目なのです。
政治家や官僚が、なぜか特殊法人に資金を渡し続けるのです。
なぜ渡し続けるのでしょう?
確かに、赤字でもそれを度外視して特殊法人がなすべき公的役割はあります(必要な道路整備など)。
だからそれを根拠に、彼らは資金が必要だと主張するでしょう。
しかしそれが、実は無駄な道路の建設のためだったりするわけです。
しかも政治家と官僚は、予算配分時に力を発揮する事によって、存在意義が評価される生き物です。
彼らは資金が無駄に使われると分かっていても、自分たちが次の選挙で当選するため、もしくは将来の天下り先を確保するために、予算をもぎとってくるのです。
そこには、「この国をよくしよう」とか「国民の生活を楽にしよう」などという信念はありません。
ただただ個人の利益の追求なのです。
これが特殊法人に資金が渡り続ける所以です。

しかし絶望するには早いのです。
郵政を民営化することによって、これらの弊害を薄めることができます(恐らく根絶は急には無理です)。
郵便局が民営化されてしまえば、政治家や官僚は、一民間企業の資金運用先に口出しができません。
そうすると、予算が獲得できないので、当然、特殊法人にも資金が流れません。
一般には、お金が水、郵便貯金が給水蛇口、財政投融資が排水溝に例えられます。
つまり郵貯という給水蛇口を閉めて(=郵政民営化)しまえば、排水溝に無駄に流れているお金も流れなくなるんじゃないかという発想です。

では、排水、つまりお金の無駄遣いが減ると、どうなるのでしょうか?
まず特殊法人の無駄遣いが減る可能性が高いですから、相乗効果で政府の特殊法人への税金投入も減らせるでしょう。
そうすると、税金は効率的に使われ、国家の赤字は減り、税金も安くなるかもしれません。
(先日、政府税調から増税プランが打ち出されましたが、こうしたサラリーマンへのしわ寄せは、政治の改革不足もあるのです。)

その結果、国家財政は潤い、日本の国民も幸せになる、という、まあ一応夢のようなシナリオなわけです。
では、なぜいわゆる抵抗勢力、政治家は民営化に反対するのでしょうか?
勿論、冒頭で述べたような弊害を、まともに心配して反対している議員さんもいらっしゃいますが、予算配分の利権を確保するために、民営化に反対している議員の方も多数いらっしゃるのです(これに多くのメ○ィアも首相交代を狙って、便乗している節がありますね)。
なぜなら財投の予算配分であげる餌がなくなると、犬も自分に投票してくれなくなるからです(まあ政治家にとっては失業するのですから当然といえば当然ですが・・)。
同じように、多くの政治家は、予算配分を要求しますが、財源(=財政再建のプラン)を何も持たずに、これを主張するのは、本末転倒でしょう。

ではこれらの事を政府はなぜ主張しなのでしょう?
これの方が理解が得られそうな話です。
でもそれは無理なのです。なぜなら「それならそういう心無い政治家を排除して、予算配分正常化を果たすべきだ」と反論されるからです。さすがの小泉さんも、同業者の政治家の癒着・不正を暴いて排除するのはできないのです。だから方便で「郵政民営化で、より効率的な郵便システムを実現する」と言っているのだと思います。

しかし一方で、No.1の方がおっしゃられているような事も事実ですので、実際の所はすべて憶測になってしまいます。問題はメリットとデメリットの、どちらが大きいかという事なのです。今のところどちらがいいのか、個人的には全く分かりません。

ただ「所詮、利権と賄○ずけの政○家・官○には、良い日本など作れない」と言い放った漫画を見たことがありますが、ひょっとしたらそのことだけが事実なのかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
わざわざ長文ありがとうございました。
経済等詳しくない私にもとても分かりやすかったです。
デメリットもあるけどそれ以上にメリットでの効果はすごいんですね。
地方の人や特定郵便局長には悪いですが、議員さんの税金無駄遣いも防げるし
私は郵政民営化賛成になってきました。

お礼日時:2005/06/28 19:07

一番は税金の無駄使いを阻止しよう、というのがねらいでしょうね。


反対派は地方特定郵便局等で収入を得ている人たちであったり、公務員の肩書きが無くなりますから、自由競争が導入されるのですからリストラも発生してくる可能性はあるでしょう。
そうなると、選挙票がそこから出てくる郵政族といわれる議員さん達は大変でしょうね。
また、簡易保険収入などの運用で利益を得ている人達も絶対反対でしょう。特殊法人がらみの人たちは大変でしょうね。

地方の郵政業務については、宅急便もありますしね。
逆に税金がかかっているにもかかわらず、郵便局と同じ金額でなおかつ翌日にはちゃんと相手のポストに投函されるメール便はすごい企業努力だと思います。

今時、地方郵政が・・・と言って反対しているのを妙に感じるのは私だけでしょうか。
確かに、町中でも郵便局の統合などが行われて少し不便になるのは考えられますけど、これからもっとメールであったり、宅配業者が参入できれば、他の部分でいくらでも代用されると思います。
それより、税金や簡易保険のお金を見ず知らずの誰かの懐に入れるお手伝いをするぐらいなら、少々の不便を我慢しますけどね。

「郵政反対」って言っている議員を見たら、この人の本心はどこにあるんだろうと考えながら見ちゃいます。
それと、聞いていてただ単に小泉さんや与党意見に反対を言っておけばいいんだというような議員さんも目につくので、こんな人を選んだと思うと悲しくなりますね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに今時郵政反対している議員さんを見るとお金が回ってこなくなる心配をしているんじゃないかな?
という目で見てしまいそうですね。
メリットでみたらデメリットでの効果はさほど心配はいらないですし。。

お礼日時:2005/06/28 19:19

おはようございます



小泉総理は二十年前から郵政民営化を
思っていましたとおしゃっでいるんです
ニュースや新聞記事などではちょっと難しいです
何故小泉総理は民営化したいのか
次のリンクで聞いて見ましょ

http://www.townstream.go.jp/kaisai/kaisai.html?h …

タウンミーティング週間 イン 東京 (2003/08/10)
~小泉構造改革と世界の中の日本~
質問:9~10 → 回答:小泉純一郎 総理大臣
・構造改革の必要性

タウンミーティングの動画配信を実施しています


そして郵政民営化のメリットは?

今の郵政は公社です
小泉総理は最初は民営化したがっていたんですが
皆の反対のためまず公社化したと説明しています

安住淳さんのあすなろ村の郵便局の紙芝居で
聞いて見ましょ

郵便のお父さん 前島密さんが出ます


http://www.shugiintv.go.jp

開会日 : 平成17年6月15日 (水)
会議名 : 郵政民営化に関する特別委員会
説明・質疑者 :安住淳(民主党・無所属クラブ)

これも動画配信を実施しています

野党の目で見た郵政のメリットが理解できます
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
前々から民営化したがっていたんですか、
それは知りませんでした。。

お礼日時:2005/06/28 19:17

日本の税金の無駄遣いのかなりの部分が、特殊法人で使われています。


特殊法人に流れるお金の多くが、郵政からの資金なのです。

日本一はもちろん世界でもトップクラスの金融機関である郵便貯金は公務員のポケットマネーといってもいい状況です。
特殊法人の改革は、そこへの金の入り口を閉じない限り改革できません。
だから、郵政改革を最重要課題としているのです。

郵便配達や簡保の民営化は、それほど重要ではありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
郵政からの資金なんですね、嫌ですね。。
確かに民営化したほうがいいように思えます。

お礼日時:2005/06/28 19:13

税金の収入を増やすためですよ



現在郵便局は国営のため、土地に掛かる固定資産税等が払わなくても良いのです

 クロネコヤマトは税金を払わない郵便局は不公平と言ってますしね
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確かに他の運送業にとって考えてみると郵便局はとても不公平ですね。
民営化すると郵便局の運営にあてられていた税金も浮くし競争によっていいサービスも生まれるだろうし、
いいと思うようになってきました。

お礼日時:2005/06/28 19:10

私もきちっと答えれませんが


民営化によって、他社(クロネコヤマトや佐川急便)などの運送業との価格競争が起こり、我々一般市民が今まで以上に、より安価で郵便物などが送れるようになります。
また、民営化したことにより、公務員→一般企業人になるため、1人1人のコスト削減したお金が世の中にまわるようになり景気回復を狙って民営化をしようとしているのです・・。(タブン。間違ってたらゴメンなさい)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
あぁ、他の運送業について忘れてました。
確かに景気回復つながりそうですね。
安価で郵便物などが送れるようになるのもうれしいです。

お礼日時:2005/06/28 19:01

郵便局が政治利権(組織票など)の塊であると同時に、国債発行を可能にしている元凶だからです。



日本は、国と地方合わせて、1000兆円もの借金をしてます。税収が数十兆円しかないのに。これだけ借りれるのは郵貯マネー(国民の貯金)が担保になってるようなもんです。
国債発行を続ければ日本は倒産の危機あり。
国債以外にも、不透明な独立行政法人の借金にあてられたりもしてます。

分からない人が多いですが、小泉さんは、郵政と道路公団がらみで、江戸時代の徳川吉宗に相当する財政改革をしています。
利権を蝕む「タックスイーター」と呼ばれる人々をプツプツと切り離しています。

また民営化して、上場すれば、兆円規模の上場利益が出ます。

日本は、地方の郵便局が無くなるのがどうとか、税金をつぎ込んだ非効率な郵政経営をしているどころじゃないんです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
日本の借金が莫大というのは聞いたことがあります。
へえ、小泉さんも考えたり、いい事したりしているんですね。
TV等では批判しか見えませんでした。
うーん、確かに民営化したほうがいいかもしれません。

お礼日時:2005/06/28 18:57

簡単に言うと、「小さな政府」を目指しているということと、郵政公社に民間の「競争原理」を持ち込むことで、効率化をしようとしているということです。



つまり、失礼な言い方ですが、ど田舎に住むよりも都会に住んだほうが、競争相手や他人の目(ここで比喩しているのは価格)があるので、かっこよくなる(効率化される)ということですね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
効率化ですか。。

確かに都会は便利ですね。
でも私は田舎育ちのせいか個人的に田舎のほうがほのぼのしていて好きです。
的外れなお礼ですみません。

お礼日時:2005/06/28 18:53

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