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皆さんこんにちは。ここ10年位、国内優良株式&投信を中心に投資を行っていますが、最近ヘッジファンドが気になっています。それなりの知識は知っていますが、いざ購入するとなると、

Q1.どこで買うの?(まさか証券会社ではなし)
Q2.どうやって買うの?(申し込み用紙はどこに行けばもらえるの)
Q3.いくらから買えるの?(100万円位では少なくて申し込めないかな?)

など具体的なアクション方法がわかりません。ご存知の方教えてください。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

はじめまして。


この場で具体的なファンド名を挙げることは控えますが、makoto_nifty様がファンド購入に充てられる資金量の制約を考えると、ヘッジファンドそのものの購入を考えるより、ファンド・オブ・ヘッジファンズの購入を考えることをお勧めいたします。順を追ってご説明いたしましょう。

1.ヘッジファンドの運用方針
一般的なイメージとしてはジョージ・ソロス(クオンタムファンド)やジュリアン・ロバートソン(タイガーファンド)といったマクロ戦略ファンドの印象が強いためでしょうか、「ハイリスク・ハイリターン」のイメージがありますね。でも、レバレッジを相当にかけながらディレクショナル・トレード・ポジションを建てるファンドはヘッジファンド業界のなかでは多数派ではありません。むしろ、マーケット・ニュートラルファンド、メージャーアービトラージファンド、債券アービトラージファンド、コンバーティブルアービトラージファンド、イベントドリブン・ファンド、ディストレスド証券投資ファンド等がメジャーな運用方針です。

2.単独ファンドへの投資を行なうリスク
どのような戦略のファンドであれ、一般的にヘッジファンドの最低投資金額は25万米ドル程度以上と考えたほうがよいです。もちろん、それ以下で購入できるものもありますが、各ファンドの運用方針やパフォーマンスをきちんと比較して納得できるファンドを見つけるのは難しいでしょう(とにかくヘッジファンドなら何でもよいというのであれば別ですが…)。さて、ここで、makoto_nifty様がヘッジファンドに委託できる資金量を考えた時、おそらくよくても一つのファンドとなろうかと思います(お金持ちの方でしたらすみません)。一般的なアービトラージファンドの場合、投資家の期待損益は年利で10%から20%、無リスク資産の利回りを5%と仮定してのシャープ・レシオで1.5以上というくらいでしょうか?で、各ファンドの運用成績を月次ベースくらいでみますと、5%超程度のマックス・ドローダウンがある可能性は高いと思います。もちろん、個別株式等に比べれば価格変動リスクは低いともいえますが個別ファンドの資産価格ボラティリティはそれなりに高いので、最低投資金額を考慮した時にそのロスに耐えられる体力があるのかを充分に検討する必要があります。

3.ファンド・オブ・ヘッジファンズとは
これは資産運用会社が複数のヘッジファンドを組み込んだ投資信託を作成し、投資家に販売するものです。一般的に、5万米ドルもあれば複数のファンド・オブ・ヘッジファンズを検討できます。中でも、長期的に見て良好な成績を残している複数の運用方針のヘッジファンドを組み合わせたファンド・オブ・フェッジファンズは、特定期間にある運用方針のファンドの成績が不振であっても、他の運用方針のファンドの良好な成績と相殺される可能性が高いため、資産価格のボラティリティが低い割に安定したパフォーマンスが期待できます。

4.ファンド・オブ・ヘッジファンズのデメリット
ファンド・オブ・ヘッジファンズのよいところを記載しましたが、もちろん良いことばかりではありません。特に二重手数料の部分は注意しなければならないでしょう。これは、ヘッジファンドが運用手数料を取るのに加えて、ファンド・オブ・ヘッジファンズを組成している運用会社も手数料を取るため、個別にヘッジファンドに投資するのに比べてかなり手数料のチャージが大きくなってしまう問題です。無駄な手数料を払うのはイヤで、もう自分のなかにお目当てのヘッジファンドがある、というような場合にはファンド・オブ・ヘッジファンズはお勧めしません。

5.それでも人気なのはなぜ?
過去3年くらいでしょうか、ファンド・オブ・ヘッジファンズには絶好調ともいえる資金流入が続きました。伝統的な株式運用ファンド(ロング・オンリーの株式投資信託等)が市場全体の低迷の中で成績を伸ばせない中、安定したパフォーマンスを出していたこともありますが、特に小口投資家にとっては少ない資金でヘッジファンドのポートフォリオを購入できる、ということも大きな要因だったと思います。具体的にどういうことかといいますとAというファンド・オブ・ヘッジファンズ(最低投資金額2万5千米ドル)がbヘッジファンド(最低投資金額100万米ドル)、cヘッジファンド(最低投資金額100万米ドル)、dヘッジファンド(最低投資金額50万米ドル)、eヘッジファンド(最低投資金額25万米ドル)、fヘッジファンド(最低投資金額25万米ドル)、及びgヘッジファンド(最低投資金額10万米ドル)で構成されているとすると、このポートフォリオを持つために最低必要な資金は310万米ドルになりますが、ファンド・オブ・ヘッジファンズAは2.5万米ドルで購入できるため、本来必要な資金の124分の1でポートフォリオを作成できたと考えるものです。二重手数料はそのためのコストと考えるわけですね。

6.ファンド・オブ・ヘッジファンズはどこで購入できるか?
一番最初に申し上げたように、具体的な社名はあげませんが、購入方法は二つあります。ひとつは、ファンド・オブ・ヘッジファンズの運用会社からの直接購入、もう一つはプライベートバンクやオフショアバンクに口座を開設し、その銀行がオファーするファンド・オブ・ヘッジファンズを購入するというものです。どちらにしても、最近は世界中でマネーロンダリング防止のための本人確認が重要視されているため、以前ほど簡単には取引を開始することはできなくなりましたが、きちんとした本人確認資料さえ出せば問題ありません。

がんばってください。
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この回答へのお礼

詳細なコメントに深謝いたします。ファンド・オブ・ヘッジファンズについて若干調べてみましたが、ヘッジファンドに比べれば垣根は低いですが手数料は高めですね。参考にさせていただきます。

お礼日時:2004/08/04 00:37

ヘッジファンドはかなり閉鎖的な世界なので、情報があまり公になることはないと思います。


また、著名な投資家が率いる巨大ファンドから、海のものとも山のものともつかないヘッジファンドが
きのこのように生えてきていますので、その内容も様々です。

よって、変なファンドをつかまされない為にも、適切な情報をつかむ為にも、プライベートバンキング
部門を有している銀行を使うのが良いと思われます。
東京三菱やみずほのような都銀、シティバンクやメリルリンチのような証券会社には、富裕層向けの部門があります。

ただ、ヘッジファンド投資に100万円は不可能だと思います。一頃の1億円単位からやっと1000万円程度まで
下がってきた程度です。
100万円であれば、ヘッジファンド型の運用をしている投資信託などを購入するくらいはできると思いますが。
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この回答へのお礼

1000万円ですか。ちょっと厳しいですね。閉鎖的とはいえ、信頼できるものであれば、行政の様々な規制とは無関係に運用が任せられますので魅力的です。ありがとうございました。

お礼日時:2004/07/31 12:47

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